- 2022-01-22
- 2022-01-22
大地に響く強靭な声とトランペット。南アJAZZ/アフロソウル新鋭マンディシ・デャンティス新譜
トランペットとコサ語のヴォーカルで唯一無二の才能を開花させた南アフリカのマンディシ・デャンティス(Mandisi Dyantyis)が、個人的に大きな感銘を受けたデビュー作『Somandla』(2018年)に続く待望の2nd『Cwaka』をリリースした。
トランペットとコサ語のヴォーカルで唯一無二の才能を開花させた南アフリカのマンディシ・デャンティス(Mandisi Dyantyis)が、個人的に大きな感銘を受けたデビュー作『Somandla』(2018年)に続く待望の2nd『Cwaka』をリリースした。
前作『Finding Seagulls』(2020年)が絶賛されたデンマークのピアノトリオ、Little Northの新譜 『Familiar Places』がリリースされた。優れた詩情を醸す北欧ジャズのテイストはそのままに、今作では初めてエネルギッシュなギターと温かみのあるトランペットというゲストも得てトリオの新たな地平を開拓した意欲作となっている。
米国のベーシスト/作曲家/プロデューサー/YouTuberのアダム・ニーリー(Adam Neely)と、ドラム奏者ショーン・クラウダー(Shawn Crowder)によるユニット、サンゲイザー(Sungazer)による初のフルレンス・アルバム『Perihelion』が面白い。
グアドループ出身のSSW/作曲家シンシア・アブラハム(Cynthia Abraham)は自身による声、フルート、打楽器のみで自由に、クリエイティヴに音楽を構築してゆく女性アーティストだ。2021年11月リリースの最新作『Unisson』は一応“ジャズ”にカテゴライズされているが、とてもその分類で片付けてしまうことはできない。
ロシア連邦チュヴァシ共和国に根付く伝統音楽を軸に活動するバンド、DIVA Ethno Future Sound のデビュー作『Chuvash Stanzas & Songs』が素晴らしい。バンドはヴォーカル、ピアノ、ハープ、木管の4人編成で、シンプルな楽曲構成にゆったりとオーガニックなサウンドに心が安らぐ。
台湾出身のヴィブラフォン奏者、チェンチェン・ルー(Chien Chien Lu)。2020年に発表された彼女のデビュー作『The Path』は、“中華圏のグラミー賞”こと「金曲奨 」や、台湾インディーズ音楽賞「金音創作獎」にノミネート&受賞を果たした傑作と呼ぶに相応しい作品だ。
NYを拠点に活動するインド人ギタリスト/作曲家、シュブ・サラン(Shubh Saran)の2枚目のフルアルバム『Inglish』(2021年)は、急速にグローバル化する社会の潮流とその中で起こる摩擦や対立、受容や融合といった複雑な糸玉同士のもつれを可視化したような驚異的な作品だ。
変拍子や中東音楽の旋律などイスラエルジャズにインスパイアされた日本の独創的なピアノトリオ、niskhaf(ニスカフ)が待望のデビューアルバム『thirst』をリリースした。今回は作品をより深く楽しむために、niskhafの3人に直接話を伺ってみた。
アンドレ・マルケス(André Marques)は、今ブラジルでもっとも勢いのあるピアニストだろう。2021年5月にフォホーをテーマにしたソロ作品『Forró de Piano』をリリースしたばかりだが、今度はショーロにフォーカスしたピアノトリオのアルバム『Choro Universal』(2017年)がサブスク解禁され、2021年12月にリリースされた。
ロシアのモスクワ郊外の都市ゼレノグラードを拠点に活動するシンガーソングライター、リヤ・ヴォルコヴァ(Riya Volkova)はロシア北西部〜フィンランド南東部のカレリア地方の伝統的な文化とエレクトロ・ミュージックの融合を試みている。
これまで数々の独創的な作品をリリースしてきたアメリカ・シカゴを拠点に活動するマルビン(Marbin)の新作『Fernweh』は、12枚目のアルバムにして初のスタンダード曲集だ。そしてジャンルも従来の彼らのアルバムとはまったく異なるものになっている。
好き0デンマーク出身の若きギタリストTeis Semey、進化を見せつける新譜 2019年に『Where the Fence Is the Highest』でデビューしたばかりのデンマーク出身のギタリスト、ティース・シミー(Teis Semey)が早 […]
ギタリストのエロン・テルグマン(Elon Turgeman)と、ピアニストのアヴィ・アドリアン(Avi Adrian)。まだ“イスラエルジャズ”が国際的に広く注目を浴びる前からイスラエル国内で長く活躍するジャズの第一人者である二人が、ヨライ・オーロン(b)とオフリ・ネヘミヤ(ds)を迎えたカルテット好盤『Twins』。
イスラエル・テルアビブを拠点に活動するベーシスト/ゲンブリ奏者シャイ・ハザン(Shay Hazan)がアコースティックなジャズ・クインテット作『Nuff Headlines』に続きリリースした『Reclusive Rituals』は、感度抜群のエレクトロジャズ×グナワミュージックだ。