- 2022-07-18
- 2022-07-18
アルゼンチンの伝統と新しさを追求する気鋭ピアニスト、ノエリア・シンクナス新譜『Salve』
新しいタンゴを追求するアルゼンチンのピアニスト/作曲家、ノエリア・シンクナス(Noelia Sinkunas)のソロ新譜『Salve』は、典型的なタンゴのリズムとメロディーを持ち懐かしさを感じさせつつも、どこか新しい感覚を含んだカタルシス体験として作用する不思議な音楽作品だ。
新しいタンゴを追求するアルゼンチンのピアニスト/作曲家、ノエリア・シンクナス(Noelia Sinkunas)のソロ新譜『Salve』は、典型的なタンゴのリズムとメロディーを持ち懐かしさを感じさせつつも、どこか新しい感覚を含んだカタルシス体験として作用する不思議な音楽作品だ。
アルゼンチンのピアニスト、リト・ビターレ(Lito Vitale)と、ギタリストのルイス・サリナス(Luis Salinas)による極上のデュオ作品『Desde el Alma』。そろそろ人生の後期を迎える二人の天才的ミュージシャンが円熟の技で魅せる、言葉を超越する音楽の贈り物のように聴こえる素晴らしい作品だ。
アルゼンチン出身、近年は米国NYを拠点に活動する作曲家/ギタリストのダリオ・アコスタ・テイク(Dario Acosta Teich)の新作『Folklore』は、タイトルが表すようにアルゼンチン各地の伝統音楽を取り入れた洗練されたジャズ作品だ。House of Watersのモト・フクシマ、ジャキス・モレレンバウム、マイク・スターンらが参加。
アルゼンチンを代表するギタリスト/作曲家キケ・シネシ(Quique Sinesi)と、若手パーカッション奏者ファクンド・フェレイラ(Facundo Ferreira)による初めてのデュオ作品『Otro Lado』がリリースされた。タイトルは“Other Side”、つまり“もうひとつの側面”“反対側”といった意味のスペイン語だ。
現代アルゼンチン音楽の最高峰アーティスト、カルロス・アギーレ(Carlos Aguirre)の新譜『Va Siendo Tiempo』はギター・アンサンブルを主題とした美しすぎるアルバムだ。近年注目を浴びるアルゼンチン音楽の有機的で肥沃なエッセンスが詰まった素晴らしい音が溢れる。
Snarky PuppyやBanda Magdaなどで活躍するアルゼンチン出身打楽器奏者/作曲家、マルセロ・ウォロスキ(Marcelo Woloski)のデビューアルバム 『Mundo Por Conocer』。アルバムには10ヶ国以上から30名近い音楽家が参加し、躍動感の溢れる音楽がとても魅力的な一枚だ。
アルゼンチンのシンガーソングライター、アグスティナ・クエリョ(Agustina Cuello)のデビュー作『Des-Velo』は、彼女自身が弾くガットギターとナチュラルなヴォーカルを軸に、ポップスとして親しめるサウンドをまぶした良質な作品だ。
アルゼンチンのSSW/打楽器奏者/ギタリストのヘルマン・ゴメス(Germán Gómez)の2021年作『Sesión (Beauchef)』が素晴らしい。丁寧に紡がれる8曲は自作の(3)「Almas Jugando Solas」を除くすべてが南米の知られざる名曲のカヴァー。
ラ・エンディハ・クアルテート(La Hendija Cuarteto)のリーダー、セルヒオ・サバラ(Sergio Zabala)のソロデビュー作『Tonadas』(2017年)に続く2枚目のスタジオアルバムとなる『Gris de Fantasía』(2021年)は、全編がアルゼンチン・コンテンポラリー・フォルクローレの心に染み入るような良さが燦々と降り注ぐ楽曲ばかり。
アルゼンチンのピアニスト/作曲家、ディエゴ・スキッシ率いるディエゴ・スキッシ・キンテート(Diego Schissi Quinteto)の2021年新譜 『Te』は、(1)「Árbol」から驚きの連続だ。ジャンルは“ジャズ”か“アヴァンギャルド”か。少なくとも、彼らが分類されがちな“タンゴ”のイメージではない。
アルゼンチンのSSWマウロ・ヘンティレ(Mauro Gentile)のEP『Afuera』は、静かでゆったりとした感覚、そして美しいメロディーやアコースティック楽器のサウンド、優しく飾らないヴォーカル、それでいて聴き流すことのできない音楽としての高い完成度など、現代アルゼンチン音楽の粋を結晶させたような素晴らしく魅力に満ちた作品だ。
南米ウルグアイ出身のシンガー/ベーシスト、ダニエル・マサ(Daniel Maza)とアルゼンチン出身のシンガー/ギタリストのマリア・ボロンテ(María Volonté)のデュオによる極上のライヴアルバム『Serenata (En Vivo)』。演奏はおおよそ二人だけでやっているとは思えないほど濃密で充実しており、二人の完璧に息のあった共演は感動的ですらある。必聴の一枚。
アルゼンチンのSSW、ラリー・バリオヌエボ(Raly Barrionuevo)の2021年新譜『1972』。この4桁の数字は彼の生まれた年だ。このアルバムのコンセプトは彼が少年時代に聴いた思い出の歌の塊であり、幼少時に母親の浮気をきっかけに彼の元を去った父親に捧げられた個人的な作品でもある。
アルゼンチンの伝統ある都市コルドバ出身のシンガーソングライター/ピアニストのクララ・プレスタ(Clara Presta)が新譜 『Pájara』をリリースした。コルドバを代表するSSWのロドリゴ・カラソ(Rodrigo Carazo)が全面的に参加し、清らかで心地よい未来志向のアルゼンチン・ポップ・フォークに仕上がっている。