- 2022-01-16
- 2024-09-28
グローバル化の過渡期を象徴する金字塔的作品:文化的流浪の民 シュブ・サラン『Inglish』
NYを拠点に活動するインド人ギタリスト/作曲家、シュブ・サラン(Shubh Saran)の2枚目のフルアルバム『Inglish』(2021年)は、急速にグローバル化する社会の潮流とその中で起こる摩擦や対立、受容や融合といった複雑な糸玉同士のもつれを可視化したような驚異的な作品だ。
NYを拠点に活動するインド人ギタリスト/作曲家、シュブ・サラン(Shubh Saran)の2枚目のフルアルバム『Inglish』(2021年)は、急速にグローバル化する社会の潮流とその中で起こる摩擦や対立、受容や融合といった複雑な糸玉同士のもつれを可視化したような驚異的な作品だ。
ジョー・ザヴィヌルの最後の愛弟子として知られる鍵盤奏者スコット・キンゼイ(Scott Kinsey)と、シンガーソングライターのメル・サル(Mer Sal)の双頭名義によるアルバム『Adjustments』は、これまでインストゥルメンタル作品を中心に発表してきたキンゼイにしては異色の作品だ。
フロリダ州マイアミを拠点とする4人組の気鋭ジャズバンド、エレクトリック・キフ(Electric Kif)の新譜『Dreamlike』は、グルーヴィーでフィーリング満点の音響派ジャズだ。ゲストにはアーロン・パークス(Aaron Parks)も参加。
を彩る、最高にクールな音楽。スムースジャズにアフリカ音楽の文化を流し込むスーパーギタリスト、モザンビーク共和国生まれ・南アフリカで活躍するジミー・ドゥルドゥル(Jimmy Dludlu)の新譜『History In A Frame』がリリースされた。
イスラエル出身、ニューヨークで活動するピアニスト/作曲家のサーシー・シャローム(Sasi Shalom)の2021年新譜『Nedyaj』。これはかなり面白い作品だ。30年におよぶ長い活動歴を誇りながらもほぼ無名の音楽家による、現代のイスラエル製ニューヨーク・ジャズの的を射た優れた作品であることは間違いない。
スナーキー・パピーで活躍するギタリスト、マーク・レッティエリ(Mark Lettieri)による『Deep: The Baritone Sessions, Vol. 2』がリリースされた。これは2019年の『Deep: The Baritone Sessions』の続編に位置付けられた作品で、前作同様にバリトン・ギターをフィーチュアした低音が気持ちいいロック寄りのジャズファンクだ。
UKジャズのキーマンであるジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)と、ジャズファンクを牽引してきたインコグニートのブルーイ(Jean-Paul 'Bluey' Maunick)の共同プロジェクトであるストラータ(STR4TA)がデビューアルバム『Aspects』をリリースした。
米国ロサンゼルスの現代ジャズシーンで活躍するピアニスト/作曲家、キャメロン・グレイヴス(Cameron Graves)の2021年新譜『Seven』は彼らしさが全開する圧倒的轟音メタルジャズ。
イギリス・ミッドランズ出身のギタリスト/作曲家ジョン・コナーン(John Connearn)は5歳からギターを始め、これまでは主にスタジオ・ミュージシャンや様々なバンドのサポートメンバーとして活動を行ってきた。2020年から自身のプロジェクトを開始、デビューシングル『First Things First』は耳の早いリスナーの間で話題になった。
フランス海外県レユニオン出身のピアニスト/作曲家、セドリック・デュシュマン(Cédric Duchemann)のソロデビュー作『Tropicalism』はクレオール・ジャズの近年の良盤だ。レユニオンの伝統楽器のサウンドも取り入れた爽快なジャズで、完成度はとても高い。
ペルシャの伝統音楽とジャズやロックを融合したスタイルで知られるイラン・テヘラン出身のピアニスト/作曲家、ハムゼ・イェガネ(Hamzeh Yeganeh)の新譜『Faalhaa』は、あまり知られていないペルシャ地域のジャズということでとても興味深い作品だ。
作曲家、ベーシスト、ヴォーカル・パフォーマー、SF作家、映画作家、編集者、プログラマーなどマルチな才能を持つイスラエルの鬼才ニル・ヤニブ(Nir Yaniv, ヘブライ語:ניר יניב)の2018年作『The Voice Remains』はプログレばりの変拍子のリズムに怒涛のヴォーカル・アンサンブルが折り重なる驚異的な音楽作品だ。
米国のベーシスト/マルチ奏者/作曲家、エヴァン・マリエン(Evan Marien)とドラマー、ダナ・ホーキンス(Dana Hawkins)による強力ユニット、Evan Marien x Dana Hawkins による双頭名義の新譜『Parallels』がリリースされた。
2019年にジョニー・ラデュカヌ国際ジャズフェスティヴァルで最優秀賞を獲得したスペインのジャズ/フュージョンバンド、ヴァルムス(Valmuz)がデビュー作『Three Days』をリリースした。