- 2022-05-17
- 2022-05-16
パンデミックの闇の中を彷徨う夢遊JAZZ。NYとイスラエルを繋ぐオル・バレケット新作
アヴィシャイ・コーエンの『Shifting Sands』、ギラッド・ヘクセルマンの『Far Star』とイスラエルジャズの年間ベスト級新譜のリリースが相次いでいるが、同時期にリリースされたエルサレム生まれのベーシスト/作曲家オル・バレケット(Or Bareket)の3枚目のアルバム『Sahar』も相当に素晴らしい作品だ。
アヴィシャイ・コーエンの『Shifting Sands』、ギラッド・ヘクセルマンの『Far Star』とイスラエルジャズの年間ベスト級新譜のリリースが相次いでいるが、同時期にリリースされたエルサレム生まれのベーシスト/作曲家オル・バレケット(Or Bareket)の3枚目のアルバム『Sahar』も相当に素晴らしい作品だ。
イスラエル出身のギタリスト/作曲家ギラッド・ヘクセルマン(Gilad Hekselman)の2022年新譜『Far Star』は、個人的に彼の生涯ベストとなる一枚のように思う。隙を見せない作編曲、アドリブ、編成、そしてサウンドの先進性……どれをとってもアイディアと創造力に溢れ、なおかつスタイリッシュだ。
イスラエルを代表するベーシスト/作曲家、アヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)が新トリオでの新譜『Shifting Sands』をリリースした。ピアノトリオでの作品は『Arvoles』(2019年)以来。ピアノには引き続きアゼルバイジャン出身のエルチン・シリノフ、そして今作では2020年にトリオに加入しツアーなどに参加していた若き女性ドラマー、ロニ・カスピが初めてアルバムに登場する。
イスラエルを代表するサックス奏者エリ・デジブリ(Eli Degibri)の新譜『Henri and Rachel』のジャケットに写るのは車椅子の母レイチェルと、彼女に優しく寄り添い語りかけるような父アンリの姿。これは彼にとって世界一大切な二人への、愛情に満ちた親密な音の贈り物だ。
ダゲスタン共和国出身の人気ケマンチェ奏者/サズ奏者/作曲家マーク・エリヤウ(Mark Eliyahu)の2022年新譜『About Love』は、いわゆるワールドミュージック/グローバルミュージックを聴き慣れない人にも入りやすく、おすすめできる一枚だ。
ペルシャの伝統楽器タールとフルートを操るイタイ・アルモン(Itai Armon)を中心とするイスラエルのジャズ・カルテット、Brioのデビューアルバムが素晴らしい。イスラエル〜ペルシャ周辺の伝統音楽やプログレッシヴ・ロックをジャズの語法に乗せた作品で、ピアノトリオと絡むタールの煌びやかで歴史の深みを感じさせる音色、技巧的かつオリエンタルなフルートが際立つ。
イスラエルのギタリスト、オリ・アザニ(Ori Azani)が自身のバンド“the Hijazz Messengers”を率いて録音したデビュー作『Sha'atnez』が素晴らしい。中東音楽や父親が持っていたソウルやR&B、ロックのレコードを聴きながら育ったという。このデビュー作ではそれらの音楽的な特徴が自然に融合し、独特の世界観に昇華されている。
「大人になってから歌や楽器を始めたいけれど、この年齢じゃ遅すぎる」「自分には才能がないから、演奏がなかなか上達しない」…あなたもそう思った経験がないだろうか? 音楽が好きで名作・名演の数々を聴き込んできたからこそ、自分の才能のなさに落胆するという読者も少なくないだろう。バスケットボールのジュニア選手だったという異色のジャズピアニスト、ヤロン・ヘルマンの著書『創造力は眠っているだけだ』(プレジデント社)は、そんな思いにそっと手を差し伸べてくれる一冊だ。
イスラエルのアフロ・サイケデリック・ジャズバンド、Dialgoの2ndアルバム『Homeless Again』は、新たなメンバーとしてサックスのエイタン・ルドマン(Eitan Rudman)とサウンド・エフェクトにノアム・レヴィンバーグ(Noam Levinberg)を迎え、これまで以上にスケールアップ。
変拍子や中東音楽の旋律などイスラエルジャズにインスパイアされた日本の独創的なピアノトリオ、niskhaf(ニスカフ)が待望のデビューアルバム『thirst』をリリースした。今回は作品をより深く楽しむために、niskhafの3人に直接話を伺ってみた。
ギタリストのエロン・テルグマン(Elon Turgeman)と、ピアニストのアヴィ・アドリアン(Avi Adrian)。まだ“イスラエルジャズ”が国際的に広く注目を浴びる前からイスラエル国内で長く活躍するジャズの第一人者である二人が、ヨライ・オーロン(b)とオフリ・ネヘミヤ(ds)を迎えたカルテット好盤『Twins』。
イスラエル・テルアビブを拠点に活動するベーシスト/ゲンブリ奏者シャイ・ハザン(Shay Hazan)がアコースティックなジャズ・クインテット作『Nuff Headlines』に続きリリースした『Reclusive Rituals』は、感度抜群のエレクトロジャズ×グナワミュージックだ。
イスラエル出身のピアニスト、ヤキル・アルビブ(Yakir Arbib)の4作目となる新譜『Three Colors』は、ジャズスタンダードや西洋クラシック音楽の意欲的な新解釈を軸としてきたこれまでの作品と比較すると、より自身のルーツとジャズとの関わりを掘り下げた所謂“イスラエルジャズ”の作品となっている。
ベーシストのアヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)が2008年にイスラエル国内限定でリリースしたアルバム『Sensitive Hours』(ヘブライ語原題:Sha'ot Regishot)が2021年12月10日、デジタル・リイシューされ全世界でサブスク配信開始された。彼の初ヴォーカル作品ながら、ルーツを深く感じさせる大傑作だ。