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Music

  • 2021-06-17
  • 2021-06-16

フランス系メキシコ人シタール奏者、レオナルド・プラカシュ 渾身のデビュー!

フランス系メキシコ人のシタール奏者、レオナルド・プラカシュ(Leonardo Prakash)のデビューアルバム『Humanidad』。インドの古典的な楽器であるシタールを全面的に使っていながら、インドの伝統音楽のみならずジャズやビートミュージックからも影響を受けたと思われるサウンドはインドの並行世界のような絶妙な精神的音楽空間に誘う。

  • 2021-06-16
  • 2021-06-15

リオの新世代ピアニスト、ジョナサン・フェールによる“癒し”の新譜

ブラジルのピアニスト/作曲家ジョナサン・フェール(Jonathan Ferr)はブラジリアン・ジャズ新世代を代表する注目すべきアーティストの一人だ。コルトレーンやハンコックに影響されたジャズと、少年時代から慣れ親しんだファンクやヒップホップを融合したデビュー作に続き発表された新譜『Cura』のテーマは“癒し”。これはパンデミックによって分断された世界へ、ひとりの優れた芸術家が発するスピリチュアルなメッセージだ。

  • 2021-06-15
  • 2021-07-05

ティグラン・ハマシアン初期の名作『Red Hail』サブスク解禁!

アルメニア出身で2006年に若手ジャズ・アーティストの登竜門であるセロニアス・モンク・コンペティションで優勝したティグラン・ハマシアン(Tigran Hamasyan)の2009年の3rdアルバム『Red Hail』がついにSpotifyやApple Musicなどのサブスクリプションサービスで配信開始となった。

  • 2021-06-13
  • 2021-10-01

これは地上で最も美しい芸術。孤高の音楽家ギンガ、個性際立つ“声とギター”

ブラジルの作曲家/ギタリストのギンガ(Guinga)が自身の71歳の誕生日にあわせリリースした新譜『Zaboio』は、多くの新曲を彼のギターとヴォーカルで表現した類稀な芸術作品だ。子供時代の思い出をテーマに、まだ誰も聴いたことがない音楽を奏でる孤高のアーティスト。西洋音楽の十二音技法の制約の中での表現の極みがここにある。

  • 2021-06-12
  • 2021-10-01

南アフリカ発、知られざる名ピアニストの傑作新譜

南アフリカのピアニスト、ニール・ゴンサルヴェス(Neil Gonsalves)の新譜『Blessings and Blues』がリリースされた。ラテンやブラジル音楽をも取り込み自らの音楽観を拡張してきた彼だが、今作ではさらなる進化を遂げている。編成はシンプルなピアノトリオだが、多彩なリズムやハーモニー、そしてシンセなども効果的に用いたサウンドは編成以上にカラフルだ。

  • 2021-06-11
  • 2021-06-10

MPB歌姫ホベルタ・サー、デビュー前の“幻のアルバム”を正式リリース!

現在のブラジルを代表する歌姫のひとり、ホベルタ・サー(Roberta Sá)によるサンバ&ボサノヴァ曲集が発表された。アルバム・タイトルはそのまんま『Sambas & Bossas』。この作品は2003年に録音されていながら公式にはリリースされていなかったもので、サンバやボサノヴァの名曲がずらりと並ぶ“幻のアルバム”だ。

  • 2021-06-09
  • 2022-10-04

これがドイツの現代ジャズ!新グループ「Marriage Material」デビュー

ドイツの音楽シーンで活躍する4人のミュージシャンが集い結成したジャズバンド、マリアージュ・マテリアル(Marriage Material)がセルフタイトルのデビュー作『Marriage Material』をリリースした。アルバムには結婚式に因んだ皮肉っぽいタイトルの楽曲が18曲。

  • 2021-06-08
  • 2021-06-07

超絶ハープ奏者エドマール・カスタネーダ、家族をテーマにしたラテンジャズ新譜

上原ひろみやヤマンドゥ・コスタとの共演などで知られるコロンビア出身の超絶技巧のアルパ奏者、エドマール・カスタネーダ(Edmar Castaneda)が新譜『Family』をリリースした。タイトル通り、ヴォーカリストの妻や二人の子供もコーラスで参加したヴィジュアル的には家庭的な作品だが、ジャズやファンクやタンゴなどを自在にブレンドし超絶技巧で仕上げた音楽には現代ジャズらしい独特の緊張感が漂う。

  • 2021-06-07
  • 2023-03-26

ロシア発のバルカン・ブラス!妖艶な高揚感が魅力のBubamara Brass Band

アレクサンダル・カシュタノフ率いるブラスバンド、ブバマラ・ブラスバンド(Bubamara Brass Band)は2005年の結成以来、一貫して本物のバルカン音楽を追求してきた。バンド名の「ブバマラ(Bubamara = てんとう虫)」はもちろんエミール・クストリッツァ監督の映画『黒猫・白猫』のヒロインのニックネームから取られている。

  • 2021-06-06
  • 2021-10-01

世界一治安の悪い国に生まれ育った世界最高峰のジャズトリオ

世界で最も治安が悪いとされ、政治と経済の混乱が続く南米ベネズエラ出身の3人の若く優れたミュージシャンたち──ドラマーのオレステス・ゴメス(Orestes Gómez)、ピアニストのガブリエル・チャカルヒ(Gabriel Chakarji)、そしてベーシストのフレディ・アドリアン(Freddy Adrian)によるトリオ作『Ciclos』がリリースされた。

  • 2021-06-05
  • 2021-06-05

ドイツの新進女性ジャズ作曲家ファビア・マントウィル、息を呑む壮大なラージアンサンブル

ドイツ・ベルリン生まれの作曲家/サックス奏者/シンガーのファビア・マントウィル(Fabia Mantwill)が、自身の管弦楽団を率いて初のアルバム 『Em.Perience』を発表した。ジャズ・オーケストラと西洋のクラシック音楽に根ざしつつ、アフリカの伝統音楽にも強く感化された壮大な作品で、カート・ローゼンウィンケルやニルス・ラングレンも参加している。

  • 2021-06-04
  • 2021-06-04

イスラエルに降臨した謎のファンク集団「Funkylicious & The TimeTravelers」

イスラエルの地に謎めいた集団、ファンキーリシャス・アンド・ザ・タイムトラベラーズ(Funkylicious and the TimeTravelers)が降臨した。彼らは銀河系に愛の言葉とファンクを広めるために宇宙の彼方からやって来た非人間のギルドだという。最後のファンカティアであり、卓越したベーシストであるファンキーリシャス(Funkylicious)は現代社会に生きる人々特有の孤独に抗うため、銀河中のステージを渡り歩いてきた。

  • 2021-06-03
  • 2022-01-08

パキスタン出身の女性SSW、ニューヨークから世界へ飛び立つ傑作新譜

パキスタン出身で現在はニューヨークを拠点に活動する歌手/作曲家アルージ・アフタブ(Arooj Aftab)の新譜『Vulture Prince』は、パキスタンの伝統音楽(ヒンドゥスターニー音楽)とジャズの平和的で穏やかなミックスが心地いい素晴らしい音楽作品だ。グローバルなメンバーの協力を得て世界に飛び立つ新たな才能。