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Jazz

  • 2022-08-22
  • 2022-08-21

UK発。60年代トロピカリアに触発されたバンド Wax Machine、土埃と太陽の魅惑のサイケロック

ブラジルに生まれ、イタリアとイギリスで育ったラウ(Lau)を中心とするイギリス・ブライトンのサイケロックバンド、ワックス・マシン(Wax Machine) のセルフプロデュースによる新譜『Hermit's Grove』。サイケなロック・グルーヴとスピリチュアル・ジャズのエッセンスが心地良い、土埃や人々の体温、海から吹く風、そして燦々とした太陽の匂いのする作品だ。

  • 2022-08-21
  • 2022-08-21

コロンビアの若手SSWがテキサスのジャズメンと録音したたおやかな大傑作『From Noche to Night』

コロンビアのシンガーソングライター、ラウラ・オテロ(Laura Otero)が4年間の渡米経験を経てリリースした2nd『From Noche to Night』(2015年)は、バックの演奏陣をテキサス州オースティンのジャズ・ミュージシャンで固めたオーガニックで素晴らしく豊かなヴォーカル作品だ。

  • 2022-08-18
  • 2022-08-17

ジャズ・ヴィブラフォンの未来を拓く女性奏者、サーシャ・ベルリナー新譜『Onyx』

サンフランシスコ生まれのヴィブラフォン奏者/作曲家サーシャ・ベルニナー(Sasha Berliner) 『Onyx』は、ジェイムズ・フランシーズ(James Francies, p, key)、マーカス・ギルモア(Marcus Gilmore, ds)、バーニス・トラヴィス2世(Burniss Travis II, b)らNYの俊英たちを迎えた意欲的な作品だ。

  • 2022-08-17
  • 2022-08-15

中東音楽からプログレまでを内包する魅惑のジャズピアノ。イスラエルの鍵盤奏者エレズ・アヴィラム

イスラエルのジャズ/プログレ界隈で特異な存在感を放つピアニスト/作曲家エレズ・アヴィラム(Erez Aviram)が2020年にリリースしたピアノソロの2枚のEP『Piano Solo, Vol. 1』『Piano Solo, Vol. 2』。クラシックやメタル、プログレ、イスラエルやアラブ音楽の影響を受けつつ、全体としてはヨーロッパのジャズのような叙情性を湛えた素晴らしい作品だ。

  • 2022-08-12
  • 2022-08-15

【インタビュー】KENS 次世代イスラエルジャズを牽引する、岐阜出身ギタリスト率いる超絶トリオ

イスラエルの若手最注目ギタートリオ、ケンズ(KENS)のデビューアルバム『Contact 123』がリリースされた。随所に工夫が凝らされた複雑ながらキャッチーなオリジナルの楽曲群について、多彩なゲストとの関わり、そしてイスラエルから次々に新しい音楽の才能が現れてくる理由など、岐阜出身のギタリスト/作曲家リバーモア海にインタビューを伺いながら紹介。

  • 2022-08-10
  • 2022-08-07

仏技巧派ベース奏者エルヴィン・ビロニアン、現代的なカリビアン・ジャズの好盤

フランスを代表する技巧派ベーシスト、エルヴィン・ビロニアン(Elvin Bironien)の2022年新譜『Lueurs』は、マルティニーク出身の鍵盤奏者グレゴリー・プリヴァ、ドラマーのティロ・ベルトロ、そしてキューバからはサックスのリカルド・イスキエルドを迎え、適度なリラックスの中でほのかにカリブ海の風が香る即興の妙技を聞かせてくれる爽快な作品だ。

  • 2022-08-08
  • 2022-08-07

現代アフロジャズ最重要バンドKokoroko、待望のフルレンス・デビューアルバム『Could We Be More』

UKの8人組、ココロコ(Kokoroko)の2022年8月リリースの新作『Could We Be More』は、どうやら彼らのデビューアルバム、ということらしい。これは正直、意外だった。なんせ彼らは数年前から既にロンドンのジャズシーンの最も旬なバンドとして地位を確立しているし、メンバーのソロ活動や他バンドでの活躍もよく耳にし、既に新鋭どころか中堅の感さえあるからだ。

  • 2022-08-05
  • 2022-08-04

ロンドンの注目の新星女性ギタリスト、エミリー・ジェーン・ロバーツがEPでデビュー!

注目の若手作曲家/ギタリスト、エミリー・ジェーン・ロバーツ(Emily Jane Roberts)がEP『The Persistence of Memory』でデビューした。イングランドのチェシャー州で生まれ育ち、現在はロンドンを拠点に活動する彼女の音楽は伝統的なジャズや西アフリカの音楽、そして彼女を取り巻くロンドンの音楽シーンにインスパイアされている。

  • 2022-08-02
  • 2022-08-01

テンテット編成も美しいUKジャズ新星、フルート/サックス奏者ジャスミン・マイラのデビュー作

Gondwana Recordsの主宰者でトランペット奏者のマシュー・ハルソール(Matthew Halsall)が見出したリーズ出身の新たな才能、作曲家/フルート/サックス奏者のジャスミン・マイラ(Jasmine Myra)のデビューアルバム『Horizons』。現代的な感覚のジャズに微かなエレクトロニカの香りが女性的で柔らかな響きを運んでくる秀作となっている。

  • 2022-07-31
  • 2022-07-30

幅広い時代のジャズが混在する英国リーズのトリオ、ファーガス・クイル・トリオのデビュー作

イングランド北部の都市リーズを拠点とするベーシスト/作曲家ファーガス・クイル(Fergus Quill)がトリオを中心としたアンサンブルで聴かせる前衛的なジャズ作品『Zoop Zoop』でデビュー。ホンキートンク・ピアノで投げやり気味に演奏される酔狂なラグタイム・ブルース(1)「¿Who Shot Pinetop?」から独特の存在感を示す演奏が繰り広げられる。

  • 2022-07-30
  • 2022-07-30

ジャズの常識を覆す個性派ベーシスト、ハリシュ・ラガヴァン 待望の2ndアルバムが登場

前作『Calls for Action』から3年、ハリシュ・ラガヴァン(Harish Raghavan)の2作目のリーダーアルバム『In Tense』がリリースされた。従来のジャズ・ベーシストの常識に当てはまらない個性の持ち主として知られることになった彼が、さらにチャレンジングな“新しいジャズ”を提示した素晴らしい作品だ。