- 2021-08-05
- 2021-08-05
アルゼンチンのSSWミラグロス・マホ、“風流”をテーマにした心安らぐポップ・フォーク
前作『Manos de Cielo』(2017年)が絶賛されたアルゼンチンのシンガーソングライター、ミラグロス・マホ(Milagros Majó)の4年ぶりの新譜『Füryü』。タイトルは文字通り日本語の「風流」に由来しており、アルバム一枚を通して心安らぐ良質なポップ・フォークに仕上がっている。
前作『Manos de Cielo』(2017年)が絶賛されたアルゼンチンのシンガーソングライター、ミラグロス・マホ(Milagros Majó)の4年ぶりの新譜『Füryü』。タイトルは文字通り日本語の「風流」に由来しており、アルバム一枚を通して心安らぐ良質なポップ・フォークに仕上がっている。
アルゼンチンのコンテンポラリー・ジャズを代表するピアニスト/シンガーソングライター、ノラ・サルモリア(Nora Sarmoria)の新譜『Mayéutica』。アルゼンチンの現代ジャズらしく複雑な楽曲構成だが、不思議とポップで美しい素晴らしい作品だ。
アルゼンチンのマルチ奏者/作曲家/プロデューサーのネストル・ディアス(Néstor Díaz)と、歌手/女優/作曲家のルス・ヤシアンシ(Luz Yacianci)による共作アルバム『India, Sinfonía Circular Aborígen』は、オーガニックで瞑想的なサウンドがとても美しい良作だ。
アルゼンチンの打楽器奏者/作曲家、レアンドロ・サヴェロン(Leandro Savelón)の2019年作『De Ver』は、知られざる名盤といっても過言ではない作品だ。
素朴で美しいピアノの演奏と、背景で微かだが効果的に鳴るシンセサイザーや効果音が印象的なダリオ・ハルフィン(Dario Jalfin)の2020年作『Piano Piano』。これまで“歌”を軸に置いてきたシンガーソングライターが完全インストゥルメンタルで構築した新たな一面を見せる好盤だ。
現代アルゼンチン音楽の中心人物であるSSW/マルチ奏者のカルロス・アギーレ(Carlos Aguirre)と、南米音楽に傾倒するイスラエル出身のギタリスト、ヨタム・シルバースタイン(Yotam Silberstein)のデュオがついに実現!
アルゼンチン・コルドバのSSWゴンサ・サンチェス(Gonza Sanchez)率いるアスィ(Así)の2020年新譜『Compartidas』が素晴らしい。懐かしいメロウAORと、現代的なネオソウル、軽やかなのにどこかサウダージもある南米音楽の良いとこどり。そんなうまい話ある?と思われるかもしれないが、実際にここにあるのだから仕方がない。
悠久の時の流れさえ感じさせるこの曲で始まる、アルゼンチンのシンガーソングライター/7弦ギタリストのティンチョ・アコスタ(Tincho Acosta)の2020年新譜『Silencio』。近年人気の良質なアルゼンチン音楽の一派や、“ミナス新世代”と呼ばれるブラジル音楽が好きな方には確実に突き刺さる素晴らしい音楽だと思う。
アルゼンチン第二の都市コルドバ出身のSSW、ロドリゴ・カラソ(Rodrigo Carazo)の新譜『Octógono』。優しいヴォーカルと、アコースティック主体の洗練された演奏・アレンジ、そして南米特有の浮遊感の高いメロディーセンスが特徴的な作品だ。
アルゼンチン・コルドバを拠点に活動する女性チェリスト3人によって結成されたフロール・スール・チェロ・トリオ(Flor Sur Cello Trío)が最高だ。クラウドファンディングを通じて2018年にリリースされたデビュー作『Nido』につづき、2020年にリリースされた2ndアルバム『Andorinha』も文句なしに素晴らしい内容だった。
アルゼンチン、コルドバ出身のSSW/ピアニストのクララ・プレスタと、同郷のベーシスト、フェデリコ・セイマンディによるデュオ作品『Casa』は、スペイン語で「家」を意味するタイトルが示す通りに、クララ・プレスタの自宅で生まれたばかりの娘フランシスカの授乳の合間を縫って録音されたという作品だ。耳元で奏でられるようなドメスティックな音楽が夢見心地な、深い慈しみが溢れ出た傑作。
アルゼンチンのSSWサンティアゴ・バラヴァーレ(Santiago Baravalle)がバンティ(Banti)名義でリリースしたソロデビュー作『Proyecciones』。日本盤のフィジカルリリースも決まり、今話題となっている。
アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のマリアナ・ミチ(Mariana Michi) というシンガーソングライターが最近気になっている。私がこのアーティストを動画で初めて観たとき、彼女はOchoというバンドで全裸で歌っていた。それ以来、この表現家の魅力に取り憑かれてしまったようだ。
アルゼンチンの交響楽団、オルケストラ・スィン・フィン(Orquesta Sin Fin) が、人気バンド、アカセカ・トリオ(Aca Seca Trio)と、歌手ナディア・ラルヒャー(Nadia Larcher)と共演した公演を『Estaciones Sinfónicas 1』として音源化し、リリースした。