- 2020-11-29
- 2020-11-29
叙情派ピアノトリオ、アルボラン・トリオ 地中海の情感豊かな新譜『Islands』
イタリアの人気ピアノトリオ、アルボラン・トリオ(Alboran Trio)の2020年新譜のタイトルは『Islands』。もともとスペイン・アンダルシア地方と北アフリカ・モロッコの中間地点に位置する地中海の無人島、アルボラン島に由来する名前を持つトリオの原点回帰のような印象を受けるタイトルだ。
イタリアの人気ピアノトリオ、アルボラン・トリオ(Alboran Trio)の2020年新譜のタイトルは『Islands』。もともとスペイン・アンダルシア地方と北アフリカ・モロッコの中間地点に位置する地中海の無人島、アルボラン島に由来する名前を持つトリオの原点回帰のような印象を受けるタイトルだ。
イスラエルのプログレ/ジャズロック・バンド、ヒーサンズ(Heathens)の2018年作『The Best Of』。Project RnL、Pinhas & Sons といったイスラエルを代表するプログレバンドのメンバーが揃ったスーパーユニットの作品。
ノルウェーのベーシスト/作曲家、テリエ・ゲヴェルト(Terje Gewelt)が、絶賛された2017年作『Wow And Flutter』と同じメンバーによるカルテットで新譜『House on a Hill』をリリースした。今作も(1)「Buzios」を聴いた瞬間、名盤と確信できる素晴らしい内容だ。
ともに十代の頃からその圧倒的な音楽性とテクニックで注目を浴びてきたベーシストのミシェル・ピポキーニャ(Michael Pipoquinha)と、ギタリストのペドロ・マルチンス(Pedro Martins)の初デュオ作『Cumplicidade』。何曲かでは超豪華ゲストも迎え、ブラジルの若手ナンバーワンとして鳴らす二人の妙技が楽しめる快作だ。
イスラエルの新世代ピアノトリオ、シャローシュ(Shalosh)が前作に続き名門ACTレーベルから新作をリリース!『Broken Balance』と名付けられた今作も独特の感性でストーリー性に富んだジャズを繰り広げている。
米国のサックス奏者/作曲家ベン・ウェンデル(Ben Wendel)による5枚目のアルバム『High Heart』がリリースされた。2019年から活動を共にするメンバー6人編成で、特徴的なのはシャイ・マエストロとジェラルド・クレイトンという2枚の鍵盤奏者、そしてスキャット歌手マイケル・メイヨーの存在。
ブラジルのSSWチガナ・サンタナ(Tiganá Santana)、スウェーデンのパーカッション奏者セバスチャン・ノチーニ(Sebastian Notini)、そしてベーシストのルドソン・ガルター(Ldson Galter)がミルトン・ナシメント(Milton Nascimento)の1973年のアルバム『Milagre dos Peixes』の収録曲を新解釈したアルバム『Milagres』をリリースした。
フランスのビッグバンド、Multiquarium Big Band がベースに名手ビレリ・ラグレーン(Biréli Lagrène)をフィーチュアし、ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)の楽曲をカヴァーした注目作『Remembering Jaco』。
2019年にリリースされたイスラエルのジャズベーシスト、ヨセフ・ガトマン・レヴィット(Yosef Gutman Levitt)のデビュー作『Chabad Al Hazman』は豪華メンバーが揃った隠れた傑作だった。そんな彼が、ユダヤの伝統に根ざした大作ダブル・アルバムを2020年9月にリリースした。
スウェーデンのベーシスト、アンダーシュ・ヤーミン(Anders Jormin)と、同じくスウェーデンのヴァイオリニスト/歌手のレーナ・ヴィッレマルク(Lena Willemark)、そして日本の二十五絃箏奏者の中川果林(Karin Nakagawa)の3人による北欧と和文化の融合したECM傑作『Trees of Light』(2015年)の続編ともいえるのがこの2019年作『Poems for Orchestra』。
ブラジルのベーシスト、イゴール・ピメンタ(Igor Pimenta)の初ソロ作『Sumidouro』は、アンドレ・メマーリ、アントニオ・ロウレイロ、タチアナ・パーハ、サロマォン・ソアレス など豪華なメンバーが参加し、まさに“ブラジルの現代ジャズ”が詰まった作品だ。
現代ジャズで最も高い評価を得ている7人の女性アーティストたちが結集したスーパーグループ、アルテミス(ARTEMIS)がブルーノート・レコーズからデビューした。北米、南米、中東、欧州、そして日本…地域を超え最高の女性奏者が結集し傑出した演奏を聴かせてくれる必聴盤だ。
幾度となく来日し、日本との縁も深いブラジルの重鎮ミュージシャンたち──ジャキス・モレレンバウム(Jaques Morelenbaum, cello)、リミーニャ(Liminha, b)、トニーニョ・オルタ(Toninho Horta, g)、マルコス・スザーノ(Marcos Suzano, perc)によるスーパーユニット、Shinkansen(新幹線)始動!
デンマーク出身のベーシスト、アンネ・メテ・イヴェルセン(Anne Mette Iversen)の新譜『Racing a Butterfly』は、「これまでで最も幸せでリラックスしたアルバム」と彼女が語るとおり、緻密な作曲・アレンジでありながらも長年活動をともにしてきた仲間たちとの信頼感に裏打ちされた誠実で心地よいグルーヴに溢れた良作だ。