- 2022-01-05
- 2022-01-15
ブラジルの自然と音楽を愛する女性歌手マイラ・マンガの美しいデビュー作【インタビュー有り】
ブラジル・ミナスジェライスの歌手マイラ・マンガ(Maíra Manga)が待望のソロデビューを果たした。アルバム『Lá』は全曲がミナスを代表するSSWセルジオ・サントス(Sergio Santos)の新曲。詩的で魔法のような楽曲と演奏、そしてマイラ・マンガの歌声のすべてが調和した深く美しい作品だ。
ブラジル・ミナスジェライスの歌手マイラ・マンガ(Maíra Manga)が待望のソロデビューを果たした。アルバム『Lá』は全曲がミナスを代表するSSWセルジオ・サントス(Sergio Santos)の新曲。詩的で魔法のような楽曲と演奏、そしてマイラ・マンガの歌声のすべてが調和した深く美しい作品だ。
ビアンカ・ジスモンチとのデュオ“Gisbranco”の活動などで知られるピアニスト/歌手のクラウヂア・カステロ・ブランコ(Claudia Castelo Branco)は、パンデミックによるロックダウンの期間を利用して自宅のピアノで初めてのソロ作『Cantada Carioca』を完成させた。
ブラジルのバンドリンの名手アミルトン・ヂ・オランダ(Hamilton de Holanda)の新譜 『Maxixe Samba Groove』は、後述する深い経緯のあるバンドリンで美しく楽しく、そしてほんの少しのサウダーヂが混ざり合った素敵なアルバムに仕上がっている。
ギタリストのアルトゥール・ネストロフスキ(Arthur Nestrovski)と、歌手のリヴィア・ネストロフスキ(Lívia Nestrovski)の父娘デュオの『Sarabanda』は、大袈裟に言ってしまえば時空を超えた音楽の贈り物のような作品だ。
様々なバンドで活躍するブラジルの気鋭ジャズ・トロンボーン奏者/作編曲家ハファエル・ホーシャ(Rafael Rocha)の新譜『Rafael Rocha』は2021年の作品で聴き逃し厳禁の一枚だ。同じく前衛的なトロンボーンで人気のアントニオ・ネヴィス(Antônio Neves)に比肩するほど聴き応えたっぷり。
イスラエル・テルアビブで活動を続けるベテラン・ピアニスト、アリ・エレフ(Ari Erev)。2021年の新譜『Close to Home』はピアノトリオを軸に、“コーエン三兄弟”の長兄ユヴァル・コーエン(Yuval Cohen)やNYを拠点に活躍するフルート奏者ハダー・ノイバーグ(Hadar Noiberg)を迎えた温かな手触りの素敵なジャズだ。
ブラジル・ミナスジェライスのシンガーソングライター、セザル・ラセルダ(César Lacerda)の新譜『Nações, Homens ou Leões』は冒頭(1)「O Sol Que Tudo Sente」のサウンドを聴く限りでは現代ミナス音楽の潮流に乗る一見キャッチーなMPBだが、その裏には彼の社会や環境問題に対する深い思慮があらわれた非常に繊細な作品だ。
ブラジルのシンガーソングライター、アウグスト・テイシェイラ(Augusto Teixeira)の新譜『Um Mundo em Nós』。総勢30名以上が参加しており、特にメインヴォーカリストとしてアウグスト・テイシェイラ以外に17名がクレジットされており、ラスト(13)「Um Mundo em Nós」ではそれらの歌手が交互にパートを受け持ち歌い継ぐ。
2015年のデビュー作『Feira』でユニークなショーロを聴かせてくれたミナスジェライスの4人組、アサニャード・クアルテート(Assanhado Quarteto)の新譜『Jararaca』は、ブラジルの様々なリズムやジャズを飲み込み、より音楽性の幅が広がった作品となった。プロデュースはハファエル・マルチニ(Rafael Martini)が務めている。
ブラジル・ミナスのシンガーソングライター、レオポルヂーナ(Leopoldina)の新作『Semente Crioula』は、彼女がMPBの正統派女性SSWの系譜にあり、リスナーの文化的背景の違いにかかわらず人間の普遍的な感覚に共鳴する音楽をつくることができる稀有な才能の持ち主であることを見事に証明する傑作だ。
ブラジル・パラナ州都クリチバのSSW、ムリロ・シルヴェストリン(Murilo Silvestrim)の2021年新譜『Encontrar』。自身のアコースティックギターとヴォーカルのみのソロEP『A Última Luz Acesa Madrugada Adentro』を経て発表された本作は、多様なゲストを迎え、アーティストのオーガニックで温かな心が感じられる詩情溢れる作品となっている。
ピアニスト/作曲家アンドレ・メマーリ(André Mehmari)、SSW/フルート奏者アレシャンドリ・アンドレス(Alexandre Andrés)、詩人ベルナルド・マラニャォン(Bernardo Maranhão)による名作『Rã』(2018年)のライヴ盤『Rã Ao vivo』が登場した。YouTubeではアルバム全編の映像が公開されている。
ハンガリー生まれのマルチ奏者/プロデューサーのサボルチ・ボグナール(Szabolcs Bognár)のプロジェクト、Àbáse の1stアルバム『Laroyê』は西アフリカ音楽、南米音楽、ネオソウル、ジャズなどが混合した斬新なリズムとハーモニーがかつてなく魅力的な作品だ。
ブラジル・サンパウロのSSW、セルソ・ヴィアフォラ(Celso Viáfora)の2021年新譜『A Vida É』は、とてもとても丁寧にアレンジされ歌われた個性的なMPB/モダン・サンバ作品だ。特に物語性を感じさせるメロディーの美しさは随一。