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クラシック

  • 2021-12-23
  • 2021-12-19

ジャンルを縦横無尽!人気ヴァイオリン奏者アラ・マリキアンの新譜『Ara』

ジャンルを縦横無尽に飛び越えヴァイオリンの可能性を探求するレバノン出身のアラ・マリキアン(Ara Malikian)が自身の名を冠した新譜『Ara』をリリースした。今作もジャズ、フラメンコ、プログレッシヴ・ロック、ヒップホップなど充分すぎるほどの多様性を盛り込んだ、彼らしい破天荒な作品となっている。

  • 2021-12-22
  • 2021-12-19

美しいガットギターの響き。アナ・ラルビア新譜は南米の空気を感じるカルロス・アギーレ曲集

ナチュラルなギターと歌で魅了したデビュー作『Cosecha』から5年。アルゼンチンのギタリスト/シンガーソングライターのアナ・ラルビア(Ana Larrubia)の新作EP『Pedacito de Río』がリリースされた。今作は歌はなく、5曲すべてが同郷のSSWカルロス・アギーレ(Carlos Aguirre)の楽曲をガットギターで演奏する内容となっている。

  • 2021-11-16
  • 2021-11-16

チェロで繋ぐ世界の音楽。ヨーヨー・マ、各国から多彩なゲストを迎えた新譜

もう半世紀近く名実ともに世界最高のチェリストと称えられながら、今でもジャンルを超えた野心的なプロジェクトで新しい音楽を聴かせてくれるのがヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)という音楽家だ。2021年9月にリリースされた新譜『Notes for the Future』では世界中から多様なゲストを迎え、あらゆる言語の歌で平和を願い、世界を繋ぐ。

  • 2021-10-03
  • 2021-10-03

西洋クラシックとトルコ伝統音楽を結ぶ異色の架け橋

トルコを代表するジャズベーシスト/作曲家のグロル・アギルバス(Gürol Ağırbaş)が2006年にリリースした名作(迷作?)がこちら、『Köprüler / Iki Dünya』。タイトルは「橋 / ふたつの世界」の意味で、どことどこに橋を架けているのかというと、西洋クラシック音楽とトルコの伝統音楽という二つの世界なのだ。

  • 2021-09-13
  • 2021-09-14

理不尽に命を奪われた女性ギタリストの遺志を受け継ぐ、タイス・ナシメントのソロ作

ブラジルの女性ギタリスト、タイス・ナシメント(Thais Nascimento)の2021年作『Expressivas』は女性作曲家が書いたギター曲を表現力豊かに演奏したソロギター作品である。そしてこのアルバムは、元ボーイフレンドによって惨殺されてしまったマトグロッソ・ド・スルの才能溢れる女性ギタリスト、マヤラ・アマラウ(Mayara Amaral)に捧げられている。

  • 2021-08-25
  • 2023-01-31

若く魅力的な女性ギタリスト、ステファニー・ジョーンズによる南米音楽集『Open Sky』

オーストラリア出身、現在はドイツを拠点に活躍する女性クラシック・ギタリストのステファニー・ジョーンズ(Stephanie Jones)の『Open Sky』(2020年)。アルバムタイトルはアルゼンチンの作曲家/ギタリストのキケ・シネシによる名曲(1)「Cielo Abierto(澄みきった空)」の英訳だ。

  • 2021-07-27
  • 2024-01-13

ギター弾き語りの新たな才能ラウ・ノア、待望のソロデビュー作

近年急速に注目を浴びるスペイン出身のギタリスト/シンガーソングライターのラウ・ノア(Lau Noah)が待望のソロデビューアルバム『3』をリリースした。格調高いクラシックギターの奏法で弾き語る彼女の音楽は技術的に唯一無二なだけでなく、芸術的であたたかな優しさが宿る。

  • 2021-07-01
  • 2021-07-01

YouTubeでも大人気!新世代の美しきクラシックギタリスト、待望のデビュー作

YouTubeでも人気のイギリスの若き女性クラシック・ギタリスト、アレグザンドラ・ホイッティンガム(Alexandra Whittingham)の待望のデビューアルバムの登場だ。『My European Journey』と名付けられた本作で、彼女はフランシスコ・タレガやヨハン・​カスパル・メルツ、アーネスト・シャンドといった19世紀の欧州のギター音楽作曲家たちに優雅な指先で触れてゆく。

  • 2021-05-21
  • 2021-05-21

【特集】クラシック音楽のジャズ・アップ おすすめ名盤9選

20世紀初頭にアメリカ合衆国南部のニューオーリンズで発祥したとされるジャズという音楽は、当初は西洋クラシック音楽や黒人差別への抵抗という文化的な側面を持っていた。形式にとらわれず即興演奏を中心とした自由な音楽として急速に発展していったジャズは、時代が進むにつれその自由度の高さゆえに様々なジャンルの音楽を飲み込んでいき、それらの中には当然のように、当初はジャズの対極に位置付けられていた西洋クラシック音楽もあった。

  • 2021-03-18
  • 2021-03-15

3台の弦楽器が奏でる至福の時。フロリアン・ウィライトナー

ドイツのヴァイオリン/フィドル奏者/作曲家フロリアン・ウィライトナー(Florian Willeitner)のデビュー作『First Strings on Mars』が、名門ACTレーベルからリリースされた。同じくヴァイオリン奏者のイグマー・ジェナーと、ダブルベース奏者ゲオルク・ブラインシュミットとのトリオで、ジャズ、クラシック、スウィング、カントリーなどを横断する表現力豊かな珠玉のアンサンブル作品だ。

  • 2021-03-10
  • 2021-03-09

パット・メセニー新譜は米国を代表するギタリストたちとの異色コラボ

パット・メセニー(Pat Metheny)の新譜『Road to the Sun』は、メセニーの自作曲を5人のクラシック・ギタリストが弾くという挑戦的な作品だった。ジェイソン・ヴィオー(Jason Vieaux)、ロサンゼルス・ギター・カルテット(LAGQ)という共にグラミー賞受賞経験のある強者を迎えた衝撃のアルバムをレビュー。