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ドラムス

  • 2020-07-25
  • 2020-07-25

ダニ・グルジェル、国籍を超えた新バンド“São Paulo Panic”で魅せた挑戦

ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート(DDG4)での活躍や、若く優れた音楽家を支援するプロジェクトなど、ブラジル・サンパウロのジャズ周辺の現行音楽シーンの中心人物であるダニ・グルジェル(Dani Gurgel)の新しいプロジェクト「São Paulo Panic」。ジャズという共通言語のもと、国籍を超え集まった猛者たちの素晴らしくクリエイティヴな作品。

  • 2020-07-11
  • 2020-07-11

四半世紀の時を経て最強カルテット再結成!ジャズの歴史と行末を探るジョシュア・レッドマン新譜

ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド、そしてブライアン・ブレイドという伝説級メンバーによる新録『RoundAgain』がリリースされた。四半世紀ぶりの最強カルテットに時の流れの残酷さ(頭髪的な意味で)といつまでも色褪せない音楽の喜びをみた。

  • 2020-06-17
  • 2020-09-04

“イスラエルジャズ”の範疇に止まらない超個性派ジャズ!イシャイ・アフターマン『Naomi』

イスラエルのSSW/ドラマー/パーカッショニストのイシャイ・アフターマン(Yshai Afterman)による2019年作『Naomi』は、カルテット編成のジャズバンドに男女ヴォーカルが印象的な素晴らしい作品だ。そのメンバーの多様なバックグランドから繰り出される演奏は、所謂“イスラエルジャズ”の範疇に止まらない。

  • 2020-06-16
  • 2024-08-01

ドラマー率いる北欧ピアノトリオ、孤高なる深淵に到達した新譜『Entering the Woods』

スウェーデンのドラマー/作曲家が率いる人気ジャズトリオ、エミール・ブランドクヴィスト・トリオ(Emil Brandqvist Trio)の2020年最新作『Entering the Woods』。通算5作目となる今作はこれまでもその叙情的な表現力で人気を博してきたトリオが、より孤高なる深淵に到達した傑作だ。

  • 2020-05-14
  • 2020-05-14

グルーヴ・マスター、ネイト・スミスの多才さを見せつける新作EP

現代ジャズシーンを代表するドラマー/作曲家、ネイト・スミス(Nate Smith)の新譜EP『Light and Shadow』は、ジャズ/R&B/ソウル/ロックと幅広いジャンルで引っ張りだこの最強ドラマーの底知れぬ才能を堪能できる素晴らしい作品だ。彼の2017年の名盤『KINFOLK: Postcards from Everywhere』を好きな方は絶対にハマるはず!

  • 2020-04-29
  • 2020-09-04

ピアノ&ドラムの大傑作!欧州ジャズの伝統と革新を兼ね備えた最強デュオ作品

ポーランドのピアニスト、ヴラディスラフ・センデツキ(Vladyslav Sendecki)とドイツのドラマー、ユルゲン・シュピーゲル(Jürgen Spiegel)のデュオによる『Two in the Mirror』は、ピアノとドラムスのみという珍しい編成だが斬新な感覚と静かな感動のある知られざる傑作だ。

  • 2020-04-26
  • 2020-04-26

タンゴの精神、ヨーロッパジャズの感性。ウォルフガング・ハフナー『Kind of Tango』

ドイツのドラマー/作曲家、ウォルフガング・ハフナー(Wolfgang Haffner)の最新作は『Kind of Tango』。その名の通り南米のタンゴに焦点を当てた作品だが、楽曲のほとんどはウォルフガング・ハフナー、もしくは今回のバンドメンバーのオリジナルで所謂タンゴのアルバムとも違う独特の風情を放つ。

  • 2020-04-25
  • 2020-04-25

トム・ミッシュ&ユセフ・デイズ。UKジャズの若き鬼才が組んだ『What Kinda Music』

イギリス・ロンドン出身のマルチ奏者/作曲家のトム・ミッシュ(Tom Misch)と、同じくロンドンのジャズドラマー、ユセフ・デイズ(Yussef Dayes)が共同制作した2020年新譜『What Kinda Music』がリリースされた。今作は特にユセフ・デイズによる躍動する人力グルーヴが、様々な音楽を吸収したトム・ミッシュによる色彩感覚豊かな楽曲に絡んだサウンド。

  • 2020-04-12
  • 2020-04-11

静かな夜に聴きたい、南米+北欧の詩的なギタートリオ

南米アルゼンチンのギタリスト、ホセ・サルーシと同じくアルゼンチンのベーシスト、フアン・フラッキに、デンマークのドラマー、ウルリック・ビスガアルドが加わった極上のギタートリオ作品『Lugar』。このメンバーでは初めての録音とのことだが、アルゼンチンと北欧音楽に共通する叙情性がギタートリオという小編成の中で見事に結実した素晴らしい音楽だ。

  • 2020-04-05
  • 2021-12-19

ベナン出身の驚異のギタリスト率いるGilfema、原点に立ち返った12年ぶり新譜

西アフリカ・ベナン出身のギタリスト、リオーネル・ルエケ(Lionel Loueke)とハンガリー出身のドラマー、フェレンク・ネメス(Ferenc Nemeth)、そしてスウェーデン生まれのイタリア人ベーシストのマッシモ・ビオルカティ(Massimo Biolcati)のトリオ、ジルフェマ(Gilfema)。アフリカ音楽のエッセンスが色濃く反映された個性的なジャズがとても面白い。