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ヨーロッパ

  • 2021-11-23
  • 2022-02-11

ヴォーカルアンサンブルとピアノトリオによる耽美な北欧ジャズ作品『Dimma』

デンマークの新進ヴォーカル・アンサンブル、アンサンブル・エッジ(Ensemble Edge)の『Dimma』は、ピアノトリオと透明感のあるヴォーカルを中心に、北欧やロシアの民謡とジャズを結び合わせる美しい音楽が展開される。スウェーデンの伝説的ジャズピアニスト、ヤン・ヨハンソン(Jan Johansson, 1931 - 1968)へのトリビュート作品。

  • 2021-11-17
  • 2021-11-17

ンビラの存在際立つ、アフリカ×北欧の強烈なミクスチャーバンド「Monoswezi」

国籍を超えたミクスチャー音楽集団、モノスウェージ(Monoswezi)が新譜『Shanu』をリリースした。ジンバブエ出身のホープ・マシケ(Hope Masike)の声とンビラを中心に、北欧メンバーのアイディアを加えたチャレンジングなバンド。今作『Shanu』では電子音も適度に導入し新たな進化を見せる。

  • 2021-11-15
  • 2022-01-15

大西洋/地中海の幅広い伝統音楽をポップスに昇華させる男女デュオ、Sages comme des sauvages

2010年にベルギーで結成されフランスで活動する男女デュオ、Sages comme des sauvagesが2020年作『Luxe Misère』にボーナストラック2曲を加え、『Luxe Misère (Deluxe)』としてリリースした。フレンチポップとワールドミュージックの幸せな融合と呼べそうなオーガニックな手触りのサウンドが心地良い。

  • 2021-11-12
  • 2021-11-12

【PLAYLIST】心が洗われる北欧ジャズ ベストセレクション

北欧ジャズ(Nordic Jazz)とは、その名の通り北ヨーロッパ出身の音楽家によって演奏されるジャズのことで、メロディーやハーモニーの響きが美しく、心が洗われるような透明感が特徴的です。いわゆるスウィングと呼ばれる跳ねたリズムは北欧ジャズではほとんど見られず、緊張感よりも抒情性を重視した演奏が典型的です。

  • 2021-11-11
  • 2021-11-11

UKジャズを牽引するベース奏者ダニエル・カシミール、超豪華布陣の新譜『Boxed In』

UKジャズ新世代ダニエル・カシミール(Daniel Casimir)の新作『Boxed In』がリリースされた。テス・ハースト(Tess Hirst)との共同名義の前作『These Days』(2019年)も素晴らしかったが、今作もこのベーシストにさらなる注目を集めさせるには充分すぎる内容に仕上がっている。

  • 2021-11-09
  • 2021-12-26

仏サックス奏者サミー・ティボー、キューバ名手揃いのラテンジャズ三部作完結編

フランスのテナーサックス奏者サミー・ティボー(Samy Thiébault)新譜『Awé !』。カリブ海周辺音楽のルーツを探究する『Caribbean Stories』、交響楽団を率いインド音楽の精神世界との融合を試みた壮大な『Symphonic Tales』に続く、ラテンジャズのソロプロジェクト三部作の集大成となる作品。

  • 2021-11-07
  • 2021-11-07

世界を覆い尽くした灰から生まれた現在と未来のための音楽『Tribe from the Ashes』

フランスのフルート奏者のジ・ドリュー(Ji Dru)、カメルーン出身の女優/歌手サンドラ・ンカケ(Sandra Nkaké)らがロックダウン中に呼びかけあって制作開始したプロジェクト、『Tribe from the Ashes』。過去の音楽の延長線上にありながらも、今を超えて未来を見据えたような独特の音楽だ。

  • 2021-10-31
  • 2022-07-10

ビョーク名曲カヴァーも。ルネサンス・ヴァイオリンが豊かに響くアダム・バウディヒ新譜

ポーランド随一のジャズヴァイオリン奏者アダム・バウディヒ(Adam Baldych)が自身のカルテットに加え、イタリアの名トランペッター、パオロ・フレスらを迎え制作した新譜『Poetry』。ビューク(Björk)の名曲をカヴァーするなど野心的な作品であるとともに、彼の新たな魅力を存分に引き出す傑作になっている。

  • 2021-10-29
  • 2025-11-24

ターキッシュ・クラリネットの名手Yom、西洋と中東・伝統と未来を繋ぐ夢遊の音楽

フランスのターキッシュ・クラリネット奏者/作曲家、ヨム(Yom)の2021年新譜『Celebration』はピアノとクラリネットを軸に中東音楽に特徴的な微分音、さらにはエレクトロニカなども大胆に用いた、音作りだけを聴けば実験的でありながらも音楽・演奏面ではキャッチーさやスリルも併せ持った非常に興味深い作品だ。

  • 2021-10-24
  • 2023-09-22

仏ピアニスト/俳優、アンドレ・マヌーキアンと6人の女性歌手が演じるゲンスブール曲集

アルメニア系フランス人ピアニストのアンドレ・マヌーキアン(André Manoukian)の新譜『Les pianos de Gainsbourg』はセルジュ・ゲンスブールの没後30周年を記念したトリビュートアルバム。6人の女性ヴォーカリストを迎え、数々のゲンスブールの名曲を歌とピアノを中心に雰囲気たっぷりに聴かせる。