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ヨーロッパジャズ

  • 2021-11-12
  • 2021-11-12

【PLAYLIST】心が洗われる北欧ジャズ ベストセレクション

北欧ジャズ(Nordic Jazz)とは、その名の通り北ヨーロッパ出身の音楽家によって演奏されるジャズのことで、メロディーやハーモニーの響きが美しく、心が洗われるような透明感が特徴的です。いわゆるスウィングと呼ばれる跳ねたリズムは北欧ジャズではほとんど見られず、緊張感よりも抒情性を重視した演奏が典型的です。

  • 2021-10-31
  • 2022-07-10

ビョーク名曲カヴァーも。ルネサンス・ヴァイオリンが豊かに響くアダム・バウディヒ新譜

ポーランド随一のジャズヴァイオリン奏者アダム・バウディヒ(Adam Baldych)が自身のカルテットに加え、イタリアの名トランペッター、パオロ・フレスらを迎え制作した新譜『Poetry』。ビューク(Björk)の名曲をカヴァーするなど野心的な作品であるとともに、彼の新たな魅力を存分に引き出す傑作になっている。

  • 2021-10-24
  • 2023-09-22

仏ピアニスト/俳優、アンドレ・マヌーキアンと6人の女性歌手が演じるゲンスブール曲集

アルメニア系フランス人ピアニストのアンドレ・マヌーキアン(André Manoukian)の新譜『Les pianos de Gainsbourg』はセルジュ・ゲンスブールの没後30周年を記念したトリビュートアルバム。6人の女性ヴォーカリストを迎え、数々のゲンスブールの名曲を歌とピアノを中心に雰囲気たっぷりに聴かせる。

  • 2021-09-14
  • 2021-11-08

デンマーク発・北欧アンビエント・フォークジャズ、Hvalfugl

デンマークのピアノ、ギター、ベースのトリオHvalfuglの2020年作『Øjeblikke Vi Husker』は、北欧ジャズの真髄が味わえる優れた作品だ。テクニックの誇示よりもアンサンブルでの空気感や世界観を重視したトリオで、北欧の伝統音楽に根ざしたシンプルで美しいメロディーを豊かに響きあうサウンドで届けてくれる。

  • 2021-08-23
  • 2023-07-02

マーティン・ティングヴァル、北欧の“異常に美しい春”を描く傑作ソロピアノ

スウェーデンの人気ピアノトリオ、ティングヴァル・トリオ(Tingvall Trio)のピアニスト、マーティン・ティングヴァル(Martin Tingvall)の自身4枚目のソロ作『When Light Returns』は、ジャズピアノの歴史的傑作たちに並ぶ屈指のソロピアノ・アルバムだ。全曲がマーティン・ティングヴァルの作曲。

  • 2021-08-11
  • 2021-10-01

言葉では語れないリスニング体験。クラリネット×ピアノ/オルガンの芸術的デュオ

スイス出身のクラリネット奏者マルコ・サンティリ(Marco Santilli) と、イタリアのピアノ/オルガン奏者イヴァン・ティボラ(Ivan Tibolla)のデュオアルバム 『CheRoba in due』が素晴らしい。全体的にクラシックの室内楽を現代的なジャズで拡張したような音楽で、ピアノ/オルガンに乗せて自由な即興を聴かせるクラリネットの音色がこの上なく美しく響く。

  • 2021-07-20
  • 2021-10-01

北欧ジャズチューバの鬼才ダニエル・ハースケダール、温かく音響的な新譜『Harbour』

あまりに孤独で芸術的な前作『Call for Winter』を経て、ノルウェーの鬼才チューバ奏者ダニエル・ハースケダール(Daniel Herskedal)がトリオで戻ってきた。新譜『Harbour』はピアノにエイヨルフ・ダーレ、ドラムスにヘルゲ・アンドレアス・ノールバッケンという名手を迎え、チューバとバストランペットを駆使する彼にしか表現できない厳粛な音世界を描き出す。

  • 2021-07-17
  • 2022-01-15

ジャズベースのニューヒロイン、セレーネ・サン=エメ 注目のデビュー作

ギリシャ神話の月の女神セレーネに因んで名付けられたベーシスト/ヴォーカリスト/作曲家セレーネ・サン=エメ(Sélène Saint-Aimé)は、伝統的なジャズとフリージャズ、さらに現代的な音楽の感性も持ち合わせたラテン語で「波の海」(月の海のひとつ)を意味するデビュー作『Mare Undarum』を2020年にリリースした。

  • 2021-07-15
  • 2021-10-12

ロシア発、メランコリックなピアノトリオ Dmitry Ilugdin Trio

ピアニスト/作曲家のドミトリー・イルグディン(Dmitry Ilugdin)をリーダーとするロシアのピアノトリオ、イルグディン・トリオ(Ilugdin Trio)による3枚目のアルバム『My Story』は、オーソドックスなピアノトリオ編成で紡ぎ出す極上のメロディーとハーモニーが素晴らしい作品だ。

  • 2021-07-11
  • 2021-07-11

南米大陸とアフリカ大陸を隔てる“河”。ロマンに満ちたジャズの探索

フランス出身のピアニスト、フロリアン・ペリシエ(Florian Pellissier)が率いるクインテットの新譜のジャケットはシンプルだが、ここには人類のロマンが詰まっている。タイトルの『Rio』はスペイン語やポルトガル語で「河」。河の両側にはアフリカ大陸と南米大陸が描かれている。