- 2022-01-01
- 2022-01-01
芳醇なワインのような香り。リュイス・カプデビラの久々のトリオ作『Social』
抒情的な表現が魅力のスペイン・カタルーニャ出身のピアニスト/作曲家リュイス・カプデビラ(Lluis Capdevila)の新譜『Social』は、近年のジャズのピアノトリオ作品の中でも注目されるべき一枚だ。ペトロス・クランパニス(b)、ルカ・サンタニエロ(ds)参加。
抒情的な表現が魅力のスペイン・カタルーニャ出身のピアニスト/作曲家リュイス・カプデビラ(Lluis Capdevila)の新譜『Social』は、近年のジャズのピアノトリオ作品の中でも注目されるべき一枚だ。ペトロス・クランパニス(b)、ルカ・サンタニエロ(ds)参加。
ギリシャ・アテネ出身のベーシスト/作曲家、アポストロス・シデリス(Apostolos Sideris)の2019年作 『Summation』は、ピアノトリオを軸に、楽曲によってネイやヴァイオリン、パーカッションも加わった魅力的なエキゾジャズ作品だ。
ギリシャ生まれ、南アフリカ育ちのヴァイオリニスト/作曲家、マリア・マノウサキ(Maria Manousaki)の『Sole Voyage』は、東地中海周辺の精鋭ジャズミュージシャンが集った知られざる傑作だ。アルバム自体は2015年にリリースされていたが、2020年末になってサブスクリプション・サービスやBandcampにも登場した。
ペトロス・クランパニス(Petros Klampanis)は間違いなく現代屈指のベーシストだ。2017年、彼は“ルーフトップ・ストーリーズ(屋上の物語)”と呼ばれる一連のプロジェクトを開始した。これは公演で訪れた世界の都市の建物の屋上で、その土地に因んだ楽曲をソロで演奏するというもので、彼が愛する音楽と旅行の最大の産物でもある。
ギリシャのピアニスト/作曲家、タニア・ジャンノウリがトランペット奏者アンドレアス・ポリツォゴプロスとウード奏者キリアコス・タパキスという変則ピアノトリオで制作した2020年作『In Fading Light』は、ジャズとクラシックの境界線に静かに香る地中海の空気のような感覚をもった作品だ。
スペインを拠点に活動する多国籍バンド、バルセロナ・ジプシー・バルカン・オーケストラ(BGKO)の新譜『Nova Era』がリリースされた。地中海の北側〜東側の地域に古くから伝わるロマ音楽、バルカン音楽、クレズマー音楽を基調に、どこか郷愁を漂わせつつ、本能的に踊りたくなるような軽快な音楽をたっぷりと聴かせてくれる。
フランス在住のピアニスト/作曲家、ステファン・ツァピス(Stéphane Tsapis)がピアノトリオ+パーカッション+女性ヴォーカル/コーラスの『Le Tsapis Volant』と、微分音ピアノ“オリエンタルピアノ”を用いたソロピアノ『Le Piano Oriental』の2作品を同時リリース。西洋と中東の音楽文化を繋ぐジャズの金字塔。
ギリシャ出身の注目のベーシスト、ペトロス・クランパニス(Petros Klampanis)の新作『Irrationalities』は地中海の香り漂うピアノトリオ作品。タイトルの意味は“不合理”だ。