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ギター

  • 2021-07-05
  • 2021-07-08

ブラジルの人気兄妹ヴォーカル・グループ Melim、極上のジャヴァン曲集

ブラジルの2015年から活動を続ける人気兄妹コーラスグループ、メリン(Melim)によるジャヴァン名曲集『Deixa Vir Do Coração』が誕生した。ここにはもはやクラシックの貫禄のあるMPBの名曲がずらりと並んでいる。兄妹の歌唱は洗練されており、魔法のようなジャヴァンの音楽と組み合わさることで2020年代のブラジル音楽の姿を鮮やかに描き出す。

  • 2021-07-01
  • 2021-07-01

YouTubeでも大人気!新世代の美しきクラシックギタリスト、待望のデビュー作

YouTubeでも人気のイギリスの若き女性クラシック・ギタリスト、アレグザンドラ・ホイッティンガム(Alexandra Whittingham)の待望のデビューアルバムの登場だ。『My European Journey』と名付けられた本作で、彼女はフランシスコ・タレガやヨハン・​カスパル・メルツ、アーネスト・シャンドといった19世紀の欧州のギター音楽作曲家たちに優雅な指先で触れてゆく。

  • 2021-06-21
  • 2021-06-19

7弦の巨匠ヤマンドゥ・コスタ率いる国境を越えた稀代のトリオ・アンサンブル

ブラジルの7弦ギターの名手ヤマンドゥ・コスタ(Yamandu Costa)、アルゼンチンのバンドネオン奏者マルティン・スエー(Martin Sued)、そしてポルトガルのギター(伝統的な12弦のポルトガル・ギター)奏者ルイス・ゲレイロ(Luis Guerreiro)の3人がリスボンで録音したトリオ・アルバム『Caminantes』の紹介。

  • 2021-06-13
  • 2021-10-01

これは地上で最も美しい芸術。孤高の音楽家ギンガ、個性際立つ“声とギター”

ブラジルの作曲家/ギタリストのギンガ(Guinga)が自身の71歳の誕生日にあわせリリースした新譜『Zaboio』は、多くの新曲を彼のギターとヴォーカルで表現した類稀な芸術作品だ。子供時代の思い出をテーマに、まだ誰も聴いたことがない音楽を奏でる孤高のアーティスト。西洋音楽の十二音技法の制約の中での表現の極みがここにある。

  • 2021-05-20
  • 2021-05-20

セルビア出身ギタリスト、ラレ・ミチッチ 自身のルーツを辿る新譜

セルビア出身のギタリスト、ラレ・ミチッチ(Rale Micic)の新譜『Only Love Will Stay』がリリースされた。今作はギターのほか、ジャレッド・ゴールドのハモンドB3オルガン、そしてジョナサン・ブレイクもしくはジェフ・クラップのドラムスというベースレスのトリオ編成で、低音はオルガンの左手が担う、所謂“オルガン・トリオ”の編成となっている。

  • 2021-05-17
  • 2022-04-12

東欧伝統音楽×現代ジャズ!ブルガリアの超絶ギタリスト、Atesh

ブルガリアのギタリスト/作曲家、Ateshことアテシュハーン・ユセイノフ(Ateshkhan Yuseinov)の2019年作『Strange Suite』はジャズと東欧/中東音楽の融合、そしてギターの驚異的な速弾きが楽しめる珍しくも素晴らしい、ワールド・ミュージックのファンにはぜひ聴いていただきたい逸品だ。

  • 2021-05-17
  • 2021-05-17

スペインのSSWナチョ・カサド、海と太陽の季節の爽やかなボッサ&フォーク

スペインのシンガーソングライター、ナチョ・カサド(Nacho Casado)の2ndアルバム『Amor, Música & Lágrimas』がSNSのタイムラインでちょっとした話題だ。ボサノヴァを基調とした曲調は洗練されているが、演奏とサウンドには良い意味での粗さや勢いもあり、どことなく60年代を思わせる雰囲気が楽しい。

  • 2021-05-09
  • 2021-05-09

ホットチョコレートのように甘くほろ苦い、ノア&ギル・ドール 31年目の傑作デュオアルバム

イスラエルを代表する歌手ノア(Noa)と、彼女の長年の音楽のパートナーあるギタリストのギル・ドール(Gil Dor)とのデュオ作品『Afterallogy』は、ジャズのスタンダードや二人のオリジナル曲をギター一本の伴奏で歌い上げた愛情豊かな素晴らしいアルバムだ。

  • 2021-05-08
  • 2021-05-07

バリトン・ギターで魅せる!Snarky Puppy のギタリスト、マーク・レッティエリ

スナーキー・パピーで活躍するギタリスト、マーク・レッティエリ(Mark Lettieri)による『Deep: The Baritone Sessions, Vol. 2』がリリースされた。これは2019年の『Deep: The Baritone Sessions』の続編に位置付けられた作品で、前作同様にバリトン・ギターをフィーチュアした低音が気持ちいいロック寄りのジャズファンクだ。

  • 2021-05-07
  • 2021-10-01

心揺さぶるセンバの巨匠パウロ・フローレス、アンゴラ独立45周年を祝う新譜

勇壮なアフリカのリズムと旋律、ブラジル音楽をも思わせるサウダーデ(郷愁)、おおらかな優しさを持つ声が一体となった極上のアフリカン・ポップスがここにある。アフリカ南西部に位置するアンゴラ共和国を代表するシンガーソングライター、パウロ・フローレス(Paulo Flores)の新譜『Independência』。

  • 2021-05-04
  • 2021-05-04

祈るように音楽を紡ぐギターとピアノの美しいデュオ

ドイツ・ミュンヘンの若きギタリスト、フィリップ・シーペック(Philipp Schiepek)と、同じくミュンヘンの大ベテラン・ピアニスト、ウォルター・ラング(Walter Lang)の初デュオ作『Cathedral』。33歳の歳の差の二人の素晴らしい音楽家による静かで美しい音楽の語らい。