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ギター

  • 2021-08-01
  • 2021-08-01

新しいルゾフォニアを探求する美しい四重奏でジスモンチの名曲を。

フルート、バスクラリネット、ギター、ピアノという編成で奏でられる美しく創造的なエグベルト・ジスモンチ曲集『Rhizomes』。演奏しているのはAntoinette Trioと、かつてフランスを代表するビッグバンドでディレクターを務めたピアニスト/作編曲家のDenis Badaultの4人。ジスモンチの名曲にフランスらしい創造的なエスプリを濃厚に詰め込んだアレンジと演奏が素晴らしい。

  • 2021-07-27
  • 2024-01-13

ギター弾き語りの新たな才能ラウ・ノア、待望のソロデビュー作

近年急速に注目を浴びるスペイン出身のギタリスト/シンガーソングライターのラウ・ノア(Lau Noah)が待望のソロデビューアルバム『3』をリリースした。格調高いクラシックギターの奏法で弾き語る彼女の音楽は技術的に唯一無二なだけでなく、芸術的であたたかな優しさが宿る。

  • 2021-07-10
  • 2021-07-10

ジョヴァンニ・イアシとルイーザ・ラセルダ、声とギターの詩情豊かな極上デュオ

シンガーソングライターで卓越したギタリストでもあるジョヴァンニ・イアシ(Giovanni Iasi) と、同様にギターと歌をこなすルイーザ・ラセルダ(Luisa Lacerda)の素晴らしいデュオ作品『Nó』。この2人と、曲によってはゲストを加えた最大3人で綴られる音楽は数多のブラジル音楽の名盤の例に漏れずシンプルだがとてつもなく奥深い。

  • 2021-07-08
  • 2022-10-01

台湾原住民族出身のSSWイリー・カオルー、伝統文化と洗練が美しく響きあう新譜

穏やかで心の落ち着く音楽を求めているなら、台湾の女性シンガーソングライター、イリー・カオルーの『尋找你』は間違いないおすすめだ。彼女が弾くガットギターを中心に歌われる曲は素朴な台湾の伝統音楽の影響に、ボサノヴァやジャズのエッセンスをゆるくまぶしたような温かみがたっぷりと感じられるのが特長。おおらかなアミ語や中国語での歌唱も美しく、どこか懐かしさも感じさせる。

  • 2021-07-05
  • 2021-07-08

ブラジルの人気兄妹ヴォーカル・グループ Melim、極上のジャヴァン曲集

ブラジルの2015年から活動を続ける人気兄妹コーラスグループ、メリン(Melim)によるジャヴァン名曲集『Deixa Vir Do Coração』が誕生した。ここにはもはやクラシックの貫禄のあるMPBの名曲がずらりと並んでいる。兄妹の歌唱は洗練されており、魔法のようなジャヴァンの音楽と組み合わさることで2020年代のブラジル音楽の姿を鮮やかに描き出す。

  • 2021-07-01
  • 2021-07-01

YouTubeでも大人気!新世代の美しきクラシックギタリスト、待望のデビュー作

YouTubeでも人気のイギリスの若き女性クラシック・ギタリスト、アレグザンドラ・ホイッティンガム(Alexandra Whittingham)の待望のデビューアルバムの登場だ。『My European Journey』と名付けられた本作で、彼女はフランシスコ・タレガやヨハン・​カスパル・メルツ、アーネスト・シャンドといった19世紀の欧州のギター音楽作曲家たちに優雅な指先で触れてゆく。

  • 2021-06-21
  • 2025-07-21

7弦の巨匠ヤマンドゥ・コスタ率いる国境を越えた稀代のトリオ・アンサンブル

ブラジルの7弦ギターの名手ヤマンドゥ・コスタ(Yamandu Costa)、アルゼンチンのバンドネオン奏者マルティン・スエド(Martin Sued)、そしてポルトガルのギター(伝統的な12弦のポルトガル・ギター)奏者ルイス・ゲレイロ(Luis Guerreiro)の3人がリスボンで録音したトリオ・アルバム『Caminantes』の紹介。

  • 2021-06-13
  • 2021-10-01

これは地上で最も美しい芸術。孤高の音楽家ギンガ、個性際立つ“声とギター”

ブラジルの作曲家/ギタリストのギンガ(Guinga)が自身の71歳の誕生日にあわせリリースした新譜『Zaboio』は、多くの新曲を彼のギターとヴォーカルで表現した類稀な芸術作品だ。子供時代の思い出をテーマに、まだ誰も聴いたことがない音楽を奏でる孤高のアーティスト。西洋音楽の十二音技法の制約の中での表現の極みがここにある。