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ジャズ

  • 2022-09-05
  • 2022-09-04

ノルウェーを代表するピアノトリオ Espen Eriksen Trio、北欧ジャズの魅力を凝縮した初のライヴ盤

ノルウェーのピアノトリオ、エスペン・エリクセン・トリオ(Espen Eriksen Trio)の新作『In the Mountains』。今作は話題を呼んだ2018年作『Perfectly Unhappy』以来となる英国のサックス奏者アンディ・シェパード(Andy Sheppard)が3曲でゲスト参加したライヴ盤で、互いに心を通じ合わせた瞑想的で美しい北欧ジャズを堪能することができる逸品だ。

  • 2022-09-04
  • 2022-09-04

イスラエルの古典音楽にフォーカスしたジャズ・フュージョン。MOAVのデビュー作

『Moav』は古いヘブライの歌をカヴァーし現代的なアレンジと演奏で聴かせるイスラエルの4人組バンド、MOAVのデビューシングル。3曲のみの収録だが、イスラエルの伝統に寄ったテクニカルなジャズ/フュージョンのサウンドが非常に魅力的だ。バンドのリーダーはリモン音楽学校やテルマ・イエリン芸術学校などで講師を務めるエリ・ベナコット(Eli Benacot)。

  • 2022-09-02
  • 2022-08-30

米国の歌手アン・ウォルシュ、“ボサノヴァの代名詞”アストラッド・ジルベルトに捧げる新譜

長年サンバやボサノヴァといったブラジル音楽に魅了されてきたという米国マサチューセッツ州出身のシンガー、アン・ウォルシュ(Anne Walsh)もまた、アストラッド・ジルベルトの影響を受けたひとりだ。2022年の新作『The Astrud Project』で、彼女はボサノヴァへの大きな愛を米国流に表現している。

  • 2022-08-31
  • 2022-08-28

イスラエルのインディジャズ・シーンで輝く4人組、Drimiaのデビュー作

イスラエルのバンド、ドリミア(Drimia)の2021年作『Drimia』。リーダーで全曲の作曲も手がけ、鍵盤楽器全般を担うラーナン・アミール(Raanan Amir)、フルートの紅一点マルカ・ピアメンタ(Malca Piamenta)、ベースのヨナタン・ハラリ(Yonatan Harari)、そしてドラムスのアヴリ・フレッシャー(Avri Flesher)から成る4人組インストバンドの非常にレベルの高いデビュー作だ。

  • 2022-08-30
  • 2022-08-29

ラテンアメリカの歴史と伝統を未来につなぐ。プエルトリコ出身サックス奏者ミゲル・ゼノン新譜

プエルトリコ出身のアルトサックス奏者/作曲家ミゲル・ゼノン(Miguel Zenón)の新譜『Música De Las Américas』がリリースされた。タイトルやジャケットに示されているとおりアメリカ大陸の歴史が紡いできた様々な物語にインスパイアされており、ラテンアメリカの多様な文化への敬意を表明した作品となっている。

  • 2022-08-23
  • 2022-08-22

現代ミナス音楽の兄貴分ハファエル・マルチニが描く壮大な“現代ジャズ”

所謂“ミナス新世代”の最重要人物として日本でも高い人気を誇る鍵盤奏者/作曲家ハファエル・マルチニ(Rafael Martini)が、新譜『Martelo』をリリースした。セクステットの編成はハファエルの鍵盤のほか、クラリネットのジョアナ・ケイロス、ドラムスのアントニオ・ロウレイロ、エレクトロニクスにペドロ・ドゥランエスら、ミナスのお馴染みの精鋭たちを集めている。

  • 2022-08-22
  • 2022-08-21

UK発。60年代トロピカリアに触発されたバンド Wax Machine、土埃と太陽の魅惑のサイケロック

ブラジルに生まれ、イタリアとイギリスで育ったラウ(Lau)を中心とするイギリス・ブライトンのサイケロックバンド、ワックス・マシン(Wax Machine) のセルフプロデュースによる新譜『Hermit's Grove』。サイケなロック・グルーヴとスピリチュアル・ジャズのエッセンスが心地良い、土埃や人々の体温、海から吹く風、そして燦々とした太陽の匂いのする作品だ。

  • 2022-08-21
  • 2022-08-21

コロンビアの若手SSWがテキサスのジャズメンと録音したたおやかな大傑作『From Noche to Night』

コロンビアのシンガーソングライター、ラウラ・オテロ(Laura Otero)が4年間の渡米経験を経てリリースした2nd『From Noche to Night』(2015年)は、バックの演奏陣をテキサス州オースティンのジャズ・ミュージシャンで固めたオーガニックで素晴らしく豊かなヴォーカル作品だ。

  • 2022-08-18
  • 2022-08-17

ジャズ・ヴィブラフォンの未来を拓く女性奏者、サーシャ・ベルリナー新譜『Onyx』

サンフランシスコ生まれのヴィブラフォン奏者/作曲家サーシャ・ベルニナー(Sasha Berliner) 『Onyx』は、ジェイムズ・フランシーズ(James Francies, p, key)、マーカス・ギルモア(Marcus Gilmore, ds)、バーニス・トラヴィス2世(Burniss Travis II, b)らNYの俊英たちを迎えた意欲的な作品だ。

  • 2022-08-17
  • 2022-08-15

中東音楽からプログレまでを内包する魅惑のジャズピアノ。イスラエルの鍵盤奏者エレズ・アヴィラム

イスラエルのジャズ/プログレ界隈で特異な存在感を放つピアニスト/作曲家エレズ・アヴィラム(Erez Aviram)が2020年にリリースしたピアノソロの2枚のEP『Piano Solo, Vol. 1』『Piano Solo, Vol. 2』。クラシックやメタル、プログレ、イスラエルやアラブ音楽の影響を受けつつ、全体としてはヨーロッパのジャズのような叙情性を湛えた素晴らしい作品だ。

  • 2022-08-12
  • 2022-08-15

【インタビュー】KENS 次世代イスラエルジャズを牽引する、岐阜出身ギタリスト率いる超絶トリオ

イスラエルの若手最注目ギタートリオ、ケンズ(KENS)のデビューアルバム『Contact 123』がリリースされた。随所に工夫が凝らされた複雑ながらキャッチーなオリジナルの楽曲群について、多彩なゲストとの関わり、そしてイスラエルから次々に新しい音楽の才能が現れてくる理由など、岐阜出身のギタリスト/作曲家リバーモア海にインタビューを伺いながら紹介。