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ジャズ

  • 2021-07-16
  • 2021-07-15

NPG Hornz のフィリップ・ラシター、ファンキー&ポップな新譜

プリンスのホーン隊、NPG Hornzの元メンバーで米国LAを拠点に活動するトランペット奏者/作曲家フィリップ・ラシター(Philip Lassiter)の新譜『Live in Love』はファンク、ジャズ、レゲエ、ヒップホップ、R&Bといった要素が散りばめられ、ポップに仕上げられた良作だ。

  • 2021-07-13
  • 2021-10-01

バラバン、ズルナで奏でる絶品オリエンタル・ジャズ!アラフサル・ラヒモフ『Panik』

アゼルバイジャン生まれの木管楽器奏者アラフサル・ラヒモフ(Alafsar Rahimov)の新譜『Panik』は、ピアノにアゼルバイジャンのエティバル・アサドリ、ベースにコソボ生まれのエンヴァー・ムハメディ、そしてトルコのドラマー、イーキン・チェンギスカンという若手の俊英たちを迎えたムガームジャズの範疇にとどまらないオリエンタル・ジャズの絶品だ。

  • 2021-07-12
  • 2021-10-01

スナーキー・パピー首謀者マイケル・リーグ、中東音楽を消化した初ソロアルバム

大世帯バンド、スナーキー・パピー(Snarky Puppy)を率いるベーシスト/マルチ奏者/作曲家のマイケル・リーグ(Michael League)の初ソロ作『So Many Me』は、そのタイトル通り全ての楽器やヴォーカルをマイケル・リーグ自身が担う、驚くほど内向きで、それでいてマーブル模様のように豊かな音が散りばめられたアルバムだ。

  • 2021-07-11
  • 2021-07-11

南米大陸とアフリカ大陸を隔てる“河”。ロマンに満ちたジャズの探索

フランス出身のピアニスト、フロリアン・ペリシエ(Florian Pellissier)が率いるクインテットの新譜のジャケットはシンプルだが、ここには人類のロマンが詰まっている。タイトルの『Rio』はスペイン語やポルトガル語で「河」。河の両側にはアフリカ大陸と南米大陸が描かれている。

  • 2021-07-09
  • 2021-10-01

またもミナス新旧音楽家が集結!ロブソン・サントス新作EP『Luz Lunar』

前作『Pleiópolis』(2020年)が好評を博したブラジル・ミナスのベテランSSW、ロブソン・サントス(Robson Santos)の新作EP『Luz Lunar』がリリースされた。今作もトニーニョ・オルタ(Toninho Horta)やディアンジェロ・シルヴァ(Deangelo Silva)といったミナスの新旧の人気ミュージシャンが参加し、洗練されたミナスジャズを楽しめる良作に仕上がっている。

  • 2021-07-06
  • 2021-07-06

仏ピアニスト、ジョー・カイアットが気鋭イスラエル奏者と作り上げたユダヤ・ジャズ

フランス出身のピアニスト/作曲家ジョー・カイアット(Jo Kaiat)が、アヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)らイスラエルの優れたアーティストたちと共に作り上げた『Come to My World』(2020年)は、ヨーロッパのクラシック音楽、ニューヨークのジャズ、さらにはイスラエルのユダヤ音楽、西アフリカの音楽など世界の音楽を巡り歩いてきた60歳の音楽家の集大成的な作品だ。

  • 2021-07-04
  • 2021-07-04

アンドレ・メマーリとの完全即興連弾も!チアゴ・アルメイダが魅せた心躍るピアノ作品

ジャズ、クラシック音楽、そしてブラジルの伝統音楽にインスパイアされ続けてきたブラジル・セアラー州都フォルタレザで生まれ育ったピアニスト/マルチ奏者/作曲家チアゴ・アルメイダ(Thiago Almeida)が、2018年のトリオ作『Uneração Vital』以来となる2枚目のソロ作『Permanências』をリリースした。

  • 2021-07-03
  • 2024-05-12

豊かな精神世界を表現する南アの新人ピアニスト、キーナン・メイヤーによる癒しのジャズ

西洋クラシック音楽からの強い影響と同時に、アフリカの音楽的遺産を継承するヨハネスブルグのピアニスト/作曲家、キーナン・メイヤー(Keenan Meyer)のデビュー作『The Alchemy of Living』は、南アフリカの歴史的な歩みや自身の旅の経験、人生観などを深く表現した素晴らしい作品。

  • 2021-07-02
  • 2021-07-02

澤野工房、待望のサブスク解禁!さらに看板アーティストのデジタル限定新譜リリース

ここ数十年、日本のジャズ市場を力強く牽引してきた大阪のインディーズ・レーベル、澤野工房が2021年6月末、ついに熱望されていたSpotifyやApple Musicなどのサブスクリプション型音楽配信サービスへの音源提供を解禁。さらに看板アーティストのひとり、トヌー・ナイソーの新譜がデジタル限定でリリースされた。

  • 2021-06-28
  • 2021-06-28

仏出身、ブラジル音楽を愛したヴァイオリン奏者によるジルベルト・ジル曲集

フランス生まれ、ブラジルで活躍するヴァイオリン奏者ニコラス・クラシッキ(Nicolas Krassik)によるブラジル音楽の巨匠ジルベルト・ジル曲集『Estrela』がリリースされた。本作はジルベルト・ジルの70〜90年代のレパートリーを中心に選曲されており、ピアノのサロマォン・ソアレス(Salomão Soares)など若手の名手たちとの演奏が収録されている。

  • 2021-06-26
  • 2021-11-27

要注目!女性ジャズハーモニカ奏者アリエル・バルト、待望のデビュー作

近年優れたジャズ・ミュージシャンを多数輩出するイスラエルから、またひとり素晴らしいアーティストが現れた。彼女の名はアリエル・バルト(Ariel Bart)、1998年生まれのハーモニカ奏者。7歳からハーモニカを始め、イスラエルやニューヨークで学び、2021年5月にアルバム『In Between』で待望のデビューを飾った。

  • 2021-06-25
  • 2021-07-27

ブラジル若手筆頭格アマロ・フレイタス、自身とブラジルのルーツに迫る神秘的な快作

ブラジルの若手ジャズピアニストの筆頭格、アマロ・フレイタス(Amaro Freitas)の待望の3rdアルバム『Sankofa』。今作はデビュー当初からの盟友であるベーシストのジーン・エルトンとドラマーのウーゴ・メデイロスとのトリオで約2年をかけて完成された。これまでの彼の作品同様に複雑で数学的なリズム、個性的で豊かな和音、力強くも繊細な打鍵に目を覚まされるような音楽が詰まっている。

  • 2021-06-24
  • 2021-10-01

サーシー・シャローム、NYジャズの中心でイスラエル的SFフュージョンで魅せる鍵盤奏者

イスラエル出身、ニューヨークで活動するピアニスト/作曲家のサーシー・シャローム(Sasi Shalom)の2021年新譜『Nedyaj』。これはかなり面白い作品だ。30年におよぶ長い活動歴を誇りながらもほぼ無名の音楽家による、現代のイスラエル製ニューヨーク・ジャズの的を射た優れた作品であることは間違いない。