ジャズ│Musica Terra
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ジャズ

  • 2020-06-08
  • 2021-01-30

南アフリカの現行ジャズを牽引するボツワナ出身のピアニスト

ボツワナ生まれのピアニスト、ボカニ・ダイアー(Bokani Dyer)が率いる南アフリカのピアノトリオ、ボカニ・ダイアー・トリオ(Bokani Dyer Trio)の2018年作『Neo Native』。注目される南アフリカのジャズシーンの中でも頭ひとつ抜けたピアニストによるエキサイティングな現行ジャズ作品だ。

  • 2020-06-07
  • 2020-07-13

独創的なピアノで人気のベンジャミン・モウゼイ、思慮深く奏でる初のソロピアノ集

現代的な嗅覚と、独創的かつ豊かな叙情性を湛えたピアニズムで人気を博すフランスのピアニスト、ベンジャミン・モウゼイ(Benjamin Moussay)の新作『Promontoire』は全編ソロピアノでECMからのリリース。これまでもヨーロッパを代表するサックス/クラリネット奏者であるルイ・スクラヴィス諸作への参加でECMと関わってきたベンジャミン・モウゼイだが、自身のソロ作としては初となる。

  • 2020-06-06
  • 2021-08-14

女性ピアノ/Vo とコントラバス奏者による究極的美しさのデュオ作品『Casa』

アルゼンチン、コルドバ出身のSSW/ピアニストのクララ・プレスタと、同郷のベーシスト、フェデリコ・セイマンディによるデュオ作品『Casa』は、スペイン語で「家」を意味するタイトルが示す通りに、クララ・プレスタの自宅で生まれたばかりの娘フランシスカの授乳の合間を縫って録音されたという作品だ。耳元で奏でられるようなドメスティックな音楽が夢見心地な、深い慈しみが溢れ出た傑作。

  • 2020-05-30
  • 2025-06-09

必聴! イスラエル発、世界中の音楽を詰め込んだ驚異のバンド『Pinhas and Sons』

イスラエルのキーボード奏者、オフェル・ピンハス(Ofer Pinhas)率いるピンハス&サンズ(Pinhas & Sons, ヘブライ語:פנחס ובניו)が凄い。男女ツインヴォーカルが特徴的で、ジャズやプログレ、クラシック、クレズマー、バルカン、ラテン、ブラジルなど幅広いジャンルに影響を受けた独創的かつテクニカルな音楽を展開する驚愕のミクスチャーバンドだ。

  • 2020-05-28
  • 2021-05-13

伊叙情派ジャズ巨匠、エンリコ・ピエラヌンツィ新譜がただただ素晴らしい

エンリコ・ピエラヌンツィはなんと美しい音楽を創るピアニストなんだろう…。彼の音に触れるたびに、心からそう思う。ビバップな演奏もあるが、私が個人的に好きなのは彼が演奏するバラードだ。ビル・エヴァンスをも超える詩情は、このイタリアのベテラン・ピアニストの右に出る者はいないとさえ思っている。

  • 2020-05-26
  • 2025-07-08

アルゼンチンの野心的な交響楽団、Orquesta Sin Fin がナディア・ラルチェル/アカ・セカ・トリオとの共演コンサートを音源化

アルゼンチンの交響楽団、オルケスタ・スィン・フィン(Orquesta Sin Fin) が、人気バンド、アカセカ・トリオ(Aca Seca Trio)と、歌手ナディア・ラルチェル(Nadia Larcher)と共演した公演を『Estaciones Sinfónicas 1』として音源化し、リリースした。

  • 2020-05-24
  • 2021-11-27

アルゼンチン・ロックの過去と現在を詰め込んだ驚くべきごった煮サイケ、Ocho『8 II』

アルゼンチンの鬼才、フアン・ベルビス率いるグループ、Ocho の2ndアルバム『8 II』が素晴らしい。フアン・ベルビス自身が「このアルバムは2019年で最も美しく、分類することができない作品のひとつだ」と語っている通り、サウンドはロック、ジャズ、サイケ、メタル、カンドンブレ、アフロビート、エレクトロニカなどのごった煮。

  • 2020-05-23
  • 2020-05-23

ジョヴァンニ・ミラバッシ全面プロデュース!稀代の歌手サラ・ランクマン新譜

フランスの歌手/作曲家のサラ・ランクマン(Sarah Lancman)の4枚目のアルバム『Parisienne』。アルバムを再生してまず驚かされるのが、(1)「Et ainsi va la vie」や(2)「Tokyo Song」などオリジナル曲の素晴らしさだ。もちろん彼女の美しい声質も素晴らしいのだけど、それ以上に楽曲の素晴らしさに耳を奪われる。