マリ
- 2024-04-14
- 2024-04-28
UKジャズシーンに新星の到来を告げるデビューEP。注目のベース・ヒロイン、アーミ・ガジャガ
パリ生まれロンドン在住。家系はガンビア、セネガル、マリにルーツを持つというベーシスト/シンガーソングライター、アーミ・ガジャガ(Amy Gadiaga)のデビューEP『All Black Everything』が、UKジャズシーンに新星の到来を告げる。
- 2023-05-10
- 2024-07-20
どこまでも澄んだ音色に心が奪われる。ペルシャのケマンチェと西アフリカのコラの幽玄な即興デュオ
イラン出身のケマンチェ奏者カイハン・カルホール(Kayhan Kalhor)と、マリのコラ奏者トゥマニ・ジャバテ(Toumani Diabaté)がデュオを組み、事前の取り決めをほとんど何も行わずに即興で演奏したアルバム『The Sky Is the Same Colour Everywhere』。ペルシャと西アフリカ、ふたつの伝統的な弦楽器が奏でる音楽は国や言葉、文化の壁に阻まれず、どこまでも幽玄で美しい。
- 2023-04-06
- 2023-04-01
アフリカとヨーロッパを融合する厳かで美しいアンサンブル『Les Égarés』
マリ出身のコラ奏者バラケ・シソコとフランス出身のチェロ奏者ヴァンサン・セガール、そして共にフランス出身のソプラノサックス奏者エミール・パリジャンとアコーディオン奏者ヴァンサン・ペイラーニの4人が初めてカルテットを組み、それぞれの楽曲を持ち寄って制作した『Les Égarés』はジャズ、クラシック、アフリカ音楽、フランス音楽などがバランスよく融合した穏やかで美しく、厳粛な作品に仕上がっている。
- 2022-11-27
- 2022-11-27
ここはアフリカそれとも北欧?コラとトランペットが奏でる限りなく透明で美しい幽玄の音楽
西アフリカ・ガンビアのグリオの家系を継ぐコラ奏者ダウダ・ジョバルテ(Dawda Jobarteh)の最新作『Do You Know a Place Called Flekkeroy?』は、ノルウェーのトランペット奏者グンナー・ハレ(Gunnar Halle)を大々的にフィーチュアした北欧とアフリカそれぞれの叙情性が見事にマッチした稀有な作品だ。
- 2022-05-06
- 2022-05-04
アフリカの“現在”を歌い続けるワスルの歌姫ウム・サンガレ、新譜『Timbuktu』リリース
マリのシンガーソングライター、ウム・サンガレ(Oumou Sangaré)が新譜『Timbuktu』をリリースした。コラに似た弦楽器カメレ・ンゴニや多数の打楽器などが躍動する作品で、マリ南部の伝統的なワスル音楽がロック、ブルースなどの影響を受け、彼女の力強さと包容力を兼ね備えた歌声とともに世界に響く。
- 2022-02-06
- 2022-02-06
アフリカ音楽に魅せられたフランス人ギタリストがマリのスターたちと作り上げた傑作『Yeko』
アフリカ音楽をするフランスのギタリスト/作曲家/プロデューサー、ヨアン・ル・フェラン(Yohann Le Ferrand)が制作に10年以上を費やしてきた作品『Yeko』がEPとしてリリースされた。ジャンルに捉われずマリの様々なミュージシャンがクレジットされており、モダンなサウンドの中に伝統が織り込まれた驚くべき作品に仕上がっている。
- 2022-01-18
- 2022-01-18
JAZZの枠を軽々と飛び越えた若き天才Jacob Collierが見せた音楽の世界旅行。2019年作『Djesse vol.2』
若くして、その才を世界に見せつけた天才。それが「神童」の定義だとするのならば、ここにもう一人の「神童」をご紹介したい。英国出身のマルチアーティスト、ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier)。奇しくも大谷・羽生と同じ27才もまた、世界に大きく羽ばたこうとしている。ここではコリアーの作品の中でも最もワールドミュージックの色濃い2019年作『Djesse Vol.2』(ジェシーVol.2)をご紹介したい。
- 2021-04-10
- 2021-10-25
幽玄なコラの響き、盟友たちと奏でる大地の音楽。バラケ・シソコ『Djourou』
マリのコラ奏者バラケ・シソコ(Ballaké Sissoko)の新譜『Djourou』は、ハープやギターの原型とも言われる西アフリカの弦楽器コラの幽玄な響きがどこまでも美しい、マスターピース的な作品だ。パーカッション類を用いず、後述するゲストが奏でる楽器を除けば全てバラケ・シソコのコラのみというスピリチュアルな音楽は、この世の希望や嘆き、生きることの喜びや哀しみの全てを表現していると言っても過言ではないように、とにかく美しく深く聴こえる。