- 2021-05-12
- 2021-05-11
不思議な魅力を放つ異色の経歴のピアニスト、40歳にして初のリーダー作
世界的に活躍する前衛芸術家でありピアニスト/作曲家、マヤ・ドゥニエッツ(Maya Dunietz)の40歳にして初のリーダー作となるEPがイスラエルのRaw Tapesよりリリースされた。ベースにバラク・モリ、ドラムスにアミール・ブレスラーという強力なピアノトリオ編成で、ゲストには人気トランペット奏者のアヴィシャイ・コーエンも参加。プロデューサーはレーベルの主宰者リジョイサー。
世界的に活躍する前衛芸術家でありピアニスト/作曲家、マヤ・ドゥニエッツ(Maya Dunietz)の40歳にして初のリーダー作となるEPがイスラエルのRaw Tapesよりリリースされた。ベースにバラク・モリ、ドラムスにアミール・ブレスラーという強力なピアノトリオ編成で、ゲストには人気トランペット奏者のアヴィシャイ・コーエンも参加。プロデューサーはレーベルの主宰者リジョイサー。
イタリアのピアニスト、シャーデー・マンギアラシーナ(Sade Mangiaracina)の新譜『Madiba』は、アパルトヘイト撤廃を導いた南アフリカの偉大な指導者ネルソン・マンデラに捧げられている。ピアノトリオ編成を軸に、ゲストにチュニジアのウード奏者も迎え最大限の敬意をもって強い情熱と痛みに満ちたマンデラの人生を真摯に描き出す。
ピアニスト/作曲家のエフゲニー・レベジェフ(Evgeny Lebedev)率いるモスクワのピアノトリオ、LRK Trio の2018年作『Urban Dreamer』。この作品の曲はLRK Trioの2017年に行われた日本ツアーに際してつくられたものだが、豊かな抒情性、サンプラーやエレクトロニカを効果的に用いた未来的なサウンド、トリオの高い演奏技術や多彩なゲストの参加など、とても面白い作品になっている。
現代のジャズシーンを代表する個性派ピアニスト/作曲家ヴィジェイ・アイヤーが、ベースにリンダ・メイ・ハン・オー、ドラムスにタイショーン・ソーリーという新たなトリオで初録音した新作『Uneasy』をECMからリリースした。テーマはアルバムのタイトルにもなっている「不安」。
端正でリリカルな音楽性が特長のイスラエル出身のピアニスト/作曲家ヤニフ・タウベンハウス(Yaniv Taubenhouse)の“Moments in Trio”シリーズ第三章『Moments in Trio III - Roads』がリリースされた。メンバーもこれまでと変わらず、リック・ロザート(Rick Rosato)のベースと、ジェラッド・リッピ(Jerad Lippi)のドラムスという編成で、阿吽の呼吸で絡み合いながら展開していく様が魅力的。
アルセニー・ルイコフ・トリオはロシアの若きピアニスト/作曲家、アルセニー・ルイコフ(Arseny Rykov)をリーダーとするトリオで、2021年にロシア・サンクトペテルブルクのジャズレーベル「Rainy Days」からデビュー作『Forgotten Melody』をリリース。本人はロバート・グラスパーやブラッド・メルドーから多大な影響を受けたと言うが、サウンドは彼らよりさらにECM的で、内省的でリリカルな透明感が美しい。
2018年に自主制作盤『Turas』で彗星のように現れたピアニスト/作曲家、ファーガス・マクリーディー(Fergus McCreadie)の待望のセカンド・アルバム『Cairn』(2021年)。北欧ジャズの透明感、確かなテクニック、そして何よりも彼の故郷スコットランドの伝統音楽へのリスペクトが感じ取れる、ありそうでなかったスタイルが強く印象に残る。
キャッチーでポップな音楽性、音楽家から尊敬される超絶技巧、そしてユーモアまで兼ね備えた稀有なピアノトリオ、トリオ・トウケアット(Trio Töykeät)。1988年に結成され2008年に解散するまで10枚ほどのアルバムを残しているが、それら諸作の中でも2000年リリースの『Kudos』はジャズ史に残るべき大名盤だと思っている。
このアルバムの登場を待ちわびていた人も多い(はず)。ジャズの登竜門といわれるセロニアス・モンク・コンペティションで2018年に優勝した新鋭ピアニスト、トム・オレン(Tom Oren)が満を持してアルバムデビューした。
スウェーデンのピアニスト/作曲家、ヤコブ・カールソン(Jacob Karlzon)の2019年作『Open Waters』は、彼自身の“内なる映画”を表現した壮大な芸術的なピアノトリオ作品だ。
ジャケットに描かれているのはアララト山とノアの方舟(Noah's Ark)。トルコのピアニスト/作曲家のバキ・デュヤラー(Baki Duyarlar)の2020年新譜『Jazz Ark』は、ジャズとトルコの伝統音楽(マカーム)、そしてスペインやブラジルの音楽まで融合した文字通りの“ジャズの方舟”だ。
優れた新世代ジャズ・アーティストが次々登場するイスラエルから、またまた楽しみな人材が現れた。テルアビブを拠点に活動する女性ピアニスト、スタヴ・アハイ(Stav Achai)。彼女のソロデビュー作となるEP『Plastic Cocoon』はベースにギラッド・アブロ、ドラムスにアヴィヴ・コーエンという手練れを迎え、現代感覚に溢れる独特のジャズが展開される。
フランス北部のピアノトリオ、ヤニック・セディキ・トリオ(Yannic Seddiki Trio)の2ndアルバムとなる新譜『E-Life』はその名の通り電子機器が支配する現代生活を描いたジャズ作品だ。
ギリシャのピアニスト/作曲家、タニア・ジャンノウリがトランペット奏者アンドレアス・ポリツォゴプロスとウード奏者キリアコス・タパキスという変則ピアノトリオで制作した2020年作『In Fading Light』は、ジャズとクラシックの境界線に静かに香る地中海の空気のような感覚をもった作品だ。