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ピアノトリオ

  • 2022-05-09
  • 2022-05-09

天才的な閃きを連発するアゼリ・ジャズの神童シャヒン・ノヴラスリ『Bayati』

アゼルバイジャンのピアニスト、シャヒン・ノヴラスリ(Shahin Novrasli)の2014年作 『Bayati』がサブスク解禁された。編成はベーシストのネイサン・ペック(Nathan Peck)と、ドラマー、アリ・ホーニグ(Ari Hoenig)とのピアノトリオ。正確無比かつ高速で回る指で、アゼルバイジャン独特のジャズ=ジャズ・ムガームの旋法も取り入れたエキサイティングな演奏を聴かせてくれる作品だ。

  • 2022-04-16
  • 2022-04-15

自然の中に還るための音楽。スコットランドの天才ファーガス・マクリーディーのJAZZ

洗練された現代ジャズとスコットランド伝統音楽の融合で独自の個性を発揮するピアニスト、ファーガス・マクリーディー(Fergus McCreadie)のトリオによる3枚目の新譜『Forest Floor』がリリースされた。前2作と同じメンバーで、広がりのある雄大なサウンドスケープを描き出す。

  • 2022-03-11
  • 2022-08-04

アルメニア生まれの次世代ジャズ・スター、エッサイ・カラペティアン 注目のデビュー作

アルメニア生まれ、現在はフランスを拠点に活動するピアニスト、エッサイ・カラペティアン(Yessaï Karapetian)は、次世代のジャズのスターかもしれない。アルメニアといえばティグラン・ハマシアンという世紀のカリスマの登場で2010年代から注目を浴びているが、このエッサイ・カラペティアンという野心的な演奏家によって再び注目を集めることになるだろう。

  • 2022-02-15
  • 2022-02-13

北欧ジャズの美の極致。Trio X of Sweden、スウェーデンの伝統曲集

スウェーデンのピアノトリオ、Trio X of Swedenの 『Trad. Arr』はそのタイトル通り、伝統曲をジャズのピアノトリオで再構築した作品だ。全編北欧らしい美旋律のオンパレードで、腰を据えてじっくり聴くもよし、リラックスした時間のBGMにふんわりと流すもよしの万人におすすめしたいアルバム。

  • 2022-01-29
  • 2022-01-29

冬の澄んだ空気のように深く吸い込みたくなる北欧ジャズ絶品、ヨエル・リュサリデス新譜

スウェーデンのピアニスト、ヨエル・リュサリデス(Joel Lyssarides)のピアノトリオ作品 『Stay Now』。名門ACTからリリースされた彼自身3枚目のアルバムとなる今作は、北欧ジャズの新星を強く印象づける詩的で美しい内容で、彼のキャリアにとっても大きな飛躍の一枚となるだろう。

  • 2022-01-21
  • 2022-01-21

北欧ジャズの新星Little North、前作から更にスケールアップした新譜『Familiar Places』

前作『Finding Seagulls』(2020年)が絶賛されたデンマークのピアノトリオ、Little Northの新譜 『Familiar Places』がリリースされた。優れた詩情を醸す北欧ジャズのテイストはそのままに、今作では初めてエネルギッシュなギターと温かみのあるトランペットというゲストも得てトリオの新たな地平を開拓した意欲作となっている。

  • 2022-01-14
  • 2022-01-14

アンドレ・マルケス、斬新な解釈で魅せるショーロ作品集

アンドレ・マルケス(André Marques)は、今ブラジルでもっとも勢いのあるピアニストだろう。2021年5月にフォホーをテーマにしたソロ作品『Forró de Piano』をリリースしたばかりだが、今度はショーロにフォーカスしたピアノトリオのアルバム『Choro Universal』(2017年)がサブスク解禁され、2021年12月にリリースされた。