EDM×フラメンコギター。話題のパコ・ヴェルサイユ、待望のデビューアルバム

Paco Versailles - Dancemenco

驚異のEDM×フラメンコギター、Paco Versailles ついにアルバムデビュー

活動開始以来、多くのシングルをリリースしながら全くアルバムを出す気配がなく、ファンをやきもきさせてきたパコ・ヴェルサイユ(Paco Versailles)がついにアルバムをリリースした。

デビューアルバム『Dancemenco』はその殆どがシングルリリースされた作品という、いきなりのベストアルバム的な全20曲の構成。フラメンコとEDMの融合という愚直かつ魅力的な音楽をもっともストレートに表すタイトルが、色んな意味で「凄いな」と思わせるアルバムである。ジャケットアートもなんだかブックオフで100円で叩き売られているよく分からないコンピ盤のようなテイストだが、舐めずに聴いみてほしい。フラメンコギターと米国西海岸的な燦々としたダンス・ミュージックが織りなす彼らの音楽の魅力にきっと虜になるはずだ。

(7)「Alive」

パコ・ヴェルサイユ(Paco Versailles)はアルメニア出身のフラメンコ・ギタリスト/作曲家のバハグニ(Vahagni)と、グラミー賞の最優秀ミュージック・ヴィデオにもノミネートされたキャピタル・シティーズ(Capital Cities)のSSW/プロデューサーであるライアン・マーチャント(Ryan Merchant)によるユニット。

このデュオは2016年にキャピタル・シティーズのツアーに、バハグニがギタリストとして参加したことがきっかけで誕生した。フラメンコ特有のハーモニーをライアン・マーチャントのダンス音楽と融合させることで、よりモダンなコンテクストを得られるのではないかと意気投合した二人が試行錯誤することで生み出された新しい音楽が、この『Dancemenco』には詰め込まれている。

何も考えずに、ただこの音に身を任せよう。
今年の夏、ドライブのBGMにいかがでしょうか。

美しいギターと歌が心地良いチル感の(15)「Brave New World」
(1)「Unwind」のライヴ演奏動画。

P.S. バハグニさん、
でも私はやっぱり、コンテンポラリー・フラメンコの作品でギターをかき鳴らすあなたの姿を観たいです!!

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