またもミナス新旧音楽家が集結!ロブソン・サントス新作EP『Luz Lunar』

Robson Santos - Luz Lunar

ミナスのベテランSSWロブソン・サントス新作EP

前作『Pleiópolis』(2020年)が好評を博したブラジル・ミナスのベテランSSW、ロブソン・サントス(Robson Santos)の新作EP『Luz Lunar』がリリースされた。
今作もトニーニョ・オルタ(Toninho Horta)やディアンジェロ・シルヴァ(Deangelo Silva)といったミナスの新旧の人気ミュージシャンが参加し、洗練されたミナスジャズを楽しめる良作に仕上がっている。

タイトル曲(1)「Luz Lunar」と(2)「Sempre um Bolero」では盟友ギタリストのフアレス・モレイラ(Juarez Moreira)が参加。前者は2009年作『Límbico Trem』からの再演だが、ボサノヴァ寄りのリズムから、よりアダルトコンテンポラリーなリズムにアレンジされ一新された。

(3)「Falsa Alegria」では歌手のバルバラ・バルセロス(Barbara Barcellos)が可憐な声で歌い、ピアニストのルイーザ・ミトリ(Luiza Mitre)も抒情的な演奏を聴かせてくれる。

爽やかなスローバラード(4)「Medo」にはトニーニョ・オルタがギターで参加。曲が進むにつれて視界が大きく広がっていくような感覚はミナスならではだ。

ラストの(5)「Samba Pra Quem Não Foi」ではソロ作でも大きな注目を浴びる新世代ピアニスト、ディアンジェロ・シルヴァが本作でも随一のソロを披露している。

アルバムの詳細なクレジットは確認できなかったが、本作には他にもアドリナーノ・カンパナーニ(Adriano Campagnani)、フェリピ・ヴィラス・ボアス(Felipe Vilas Boas)、ブルーノ・ヴェローゾ(Bruno Vellozo)、カミラ・ホーシャ(Camila Rocha)といった現在のミナス音楽シーンをリードする先鋭が集っているようだ。

ギタリストのフアレス・モレイラをフィーチュアした(1)「Luz Lunar」

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