- 2021-03-06
- 2021-03-20
【連載】アーティストの旅と探索 vol.3 〜プラクティス・ルーティーンについて〜
イスラエルのギタリスト、ダニエル・ウェイス(Daniel Weiss)による“アーティストの旅と探索”をテーマとした連載企画。第3回は「プラクティス・ルーティーンについて」。
イスラエルのギタリスト、ダニエル・ウェイス(Daniel Weiss)による“アーティストの旅と探索”をテーマとした連載企画。第3回は「プラクティス・ルーティーンについて」。
ピンハス&サンズ(Pinhas & Sons)にもゲスト参加しその圧倒的な存在感を放っていたイスラエルのSSW/ギタリスト、ガイ・マジグ(Guy Mazig)が新作をリリースした。アルバムタイトルは「The newer black」の意味で、彼らしいセンス抜群でエネルギッシュなロックに、ファンクやソウル、ヒップホップといったブラックミュージックを組み合わせた良曲が満載の贅沢なアルバムになっている。
フランス海外県レユニオン出身のピアニスト/作曲家、セドリック・デュシュマン(Cédric Duchemann)のソロデビュー作『Tropicalism』はクレオール・ジャズの近年の良盤だ。レユニオンの伝統楽器のサウンドも取り入れた爽快なジャズで、完成度はとても高い。
ポーランドのピアニスト、アレクサンドル・デンビチ(Aleksander Debicz)と同じくポーランドのギタリスト、ウーカシュ・クロパチェフスキ(Łukasz Kuropaczewski)のデュオアルバム『Adela』はクラシックにカテゴライズされてはいるが、明らかにその範疇を超えているオリジナリティに溢れた作品だ。
ドイツのベテラン・ピアニスト、ヨアヒム・キューン(Joachim Kühn)の新譜『Touch the Light』は極上のソロピアノ作品だ。派手さはないが、思慮深く鍵盤を撫でるように弾く至福の全13曲。
ペトロス・クランパニス(Petros Klampanis)は間違いなく現代屈指のベーシストだ。2017年、彼は“ルーフトップ・ストーリーズ(屋上の物語)”と呼ばれる一連のプロジェクトを開始した。これは公演で訪れた世界の都市の建物の屋上で、その土地に因んだ楽曲をソロで演奏するというもので、彼が愛する音楽と旅行の最大の産物でもある。
ブラジルの港町に生まれ、フランスの文化を吸収し、アルゼンチンで音楽を研鑽し個性を確立してきた人気シンガーソングライター/チェリストのドム・ラ・ネナ(Dom La Nena)。新譜『Tempo』では自身のチェロの多重録音をサウンドの軸とし、これまでの作品と変わらない少し陰を帯びた魅力的な囁き声で語りかけるような歌を聴かせる。
トルコ・イスタンブールのシンガーソングライター、デニス・タシャル(Deniz Taşar)の初のフルレンス・ソロアルバム『Pişman Olunmayan Dünler』は、ジャズの生バンドのサウンドを軸にエレクトロニカも随所に交えた本格的なオルタナティヴ・ジャズ/ポップスが光る注目作。
イスラエルのギタリスト、ダイエル・ウェイスを迎えた連載企画。第二弾は「スケールと理論を超えて」。
デビュー以来、ビョーク(Björk)やエスビョルン・スヴェンソン・トリオ(Esbjörn Svensson Trio)も比較に持ち出されるなど独自の世界観を築いてきたUKのユニット、Snowpoetの2021年新譜『Wait for Me』。
イタリアのシンガー、マファルダ・ミノッシ(Mafalda Minnozzi)の新譜『Sensorial: Portraits In Bossa & Jazz』はその名の通り軽妙&上質なジャズボッサ。ジョビンなどのブラジルのスランダード曲を多数取り上げた耳馴染みの良い作品だ。
ペルシャの伝統音楽とジャズやロックを融合したスタイルで知られるイラン・テヘラン出身のピアニスト/作曲家、ハムゼ・イェガネ(Hamzeh Yeganeh)の新譜『Faalhaa』は、あまり知られていないペルシャ地域のジャズということでとても興味深い作品だ。
イスラエル出身のギタリスト/作曲家/プロデューサー、ダニエル・ウェイス(Daniel Weiss)を迎えた連載の第1回。今回のテーマは「自分だけの音楽を見つける」
ブラジル・リオデジャネイロ出身のマルチ奏者/作曲家、アントニオ・ネヴィス(Antônio Neves)の2ndとなる新譜『A Pegada Agora É Essa (The Sway Now)』は、この奇才が現在のリオデジャネイロのジャズシーンのトップランナーであることを思い知らされる必聴盤だ。