Música Terra 2020年 人気記事TOP10&もっと読んでほしかった記事12

Musica Terra 2020
目次

2020年にもっとも読まれた記事は?

未曾有の新型コロナ騒動の中で価値観の急激な転換を迫られた2020年。
音楽を取り巻く状況も大きく変化したのは、わざわざここで書くまでもありません。それでも音楽や芸術の火は消えなかったし、この状況下でも…、むしろこの状況下であるからこそ、人々は音楽や芸術に楽しみや癒しを求めた一年だったのではないでしょうか。

従来のライブコンサートという収入源を無くしてしまったミュージシャンを取り巻く状況はいまだに厳しいものがあり、ワクチンの開発・接種が一部地域では始まっているものの、この先どうなるのか、それはまだ希望的観測の域を超えません。手探りのオンラインライブも彼らの生活を支えるには充分なものではないでしょう。さらに、音楽家を支える貴重な周辺メディアも苦境に立たされています。誰もが手探りで生きる道を探しています。そんな中で、家で楽しめる楽器の販売が好調という情報もあるのは希望かもしれません。

当サイトMúsica Terra(ムジカテーハ)は、あまりスポットライトのあたらない世界中の優れた音楽を紹介したいという想いのもと、日々自分のアンテナに引っかかった音楽を紹介してきました。
今回はこの1年を振り返り、単純なPV数によるランキング「人気記事トップ10」と、あまり読まれなかったけど「もっと読んでほしかった記事12」を紹介したいと思います。

ここに紹介する素晴らしいミュージシャンたちへの敬意と応援を込めて。
では、いってみましょう!

Música Terra 2020年 人気記事TOP10

1位:Apple Music 各国の“トップ100”で知る世界の最新音楽事情がとても面白い

2020年にもっとも閲覧された記事は、Apple Musicでの世界各国のランキング事情を紹介するこの記事でした。Googleでの検索結果から来る人がもっとも多く、常時一定のアクセスがありました。

2位:【特集】人間業とは思えない!ジプシージャズと驚異の超絶ギタリストたち

閲覧数第2位はマヌーシュ・スウィングのギタリストたちをまとめて紹介した特集記事。公開直後にたくさんアクセスいただき、その後も常時流入がありました。

3位:楽器初心者や子供に最適な“スマートウクレレ”『ポピュレレ』が楽しい

楽器屋さんでたまたま見つけたウクレレ「ポピュレレ」の紹介記事です。スマホのアプリと連動し、ネックに埋め込まれたLEDで弾き方を教えてくれるという優れもの。情報番組などでも紹介されたため、アクセスが伸びました。コロナ禍で家で気軽に弾けるウクレレが人気だったようで、需要があったということかもしれません。

4位:必聴! イスラエル発、世界中の音楽を詰め込んだ驚異のバンド『Pinhas and Sons』

5月末に公開したアーティスト単体記事が4位にランクイン!ベストアルバム10選でも1位としたイスラエルの超絶バンド、ピンハス&サンズ(Pinhas & Sons)日本初紹介記事です。もうこのアルバムは大好きすぎてずっと聴いていましたが、年末に来てまたアクセスが増えていて嬉しい限り。この素晴らしいバンド、きちんと売れてほしい!

5位:【特集】世界が注目するジャズ楽団、サン・アンドレウ・ジャズバンドの美少女たち

6歳〜18歳までの少年少女たちが学ぶスペインのジャズ・スクールからは将来が期待される多数の才能が輩出されています。アンドレア・モティス(Andrea Motis)、リタ・パイエス(Rita Payés)といったサン・アンドレウ・ジャズ・バンド(Sant Andreu Jazz Band)出身の注目すべき若きミュージシャンたちを紹介した特集です。

6位:ネイト・スミスという現代最高峰のドラマーが生み出す、人類史上最高のリズム

米国の超売れっ子ドラマー、ネイト・スミス(Nate Smith)のソロドラムのアルバムを紹介した記事。どういうわけかこれが「ネイト・スミス」で検索したときに上位表示されているため、今も多くの方に閲覧いただいています。アルバム自体は他の楽器は一切なし、全編ソロドラム。これがめちゃくちゃかっこいいんです。

7位:全ギターファン必聴!無二の音楽性と圧倒的テクの異端フラメンコギタリスト

一押しのフラメンコ・ギタリスト、アルメニア出身のバハグニ(Vahagni)の名盤を紹介した記事です。東欧や中東のサウンドとフラメンコギターが見事に融合したこのアルバムは本当に最高です。彼はいまEDMとフラメンコギターを合わせたユニット「Paco Versailles」でも活動してますが、シングルばかりでなかなかアルバムをリリースしてくれません。

8位:SNSで話題のポーランド女子ベーシスト、Kinga Głyk(キンガ・グゥイク) って何者?

めちゃめちゃえる若き女性ベーシスト、キンガ・グゥイク(Kinga Głyk)。売れるべくして売れた感じ。ジャコ・パストリアス色強いです。音楽的にはあまり新しさは感じず、ばりばりのフュージョンです。

9位:Música Terra が選ぶ 2020年ベストアルバムTOP10

12月の中旬に公開した今年の個人的ベストアルバムの記事ですが、ここにランクイン。

10位:今すぐ楽器を始めたい人におすすめしたい!モテる『パーカッション』7選

ノリと勢いだけで書いた記事(そんなんばっかりですが…)。本当にモテるかどうかは保証しません。

Música Terra 2020年 もっと読んでほしかった…記事12

ここから先は、力を込めて書いたのに、あまり拡散しなかった…という記事を紹介します。分かりやすく1月に1本ずつ、ほんとに見てほしい!という記事を厳選しました。
もし気になったら、リンク先で音源や動画含め詳しく紹介しているので見て頂いて、面白ければぜひSNSでシェアしてください。

それにしても、こうして改めて振り返ってみると、今年は本当にいろんな音楽に出会えました。素晴らしい音楽を届けてくれたアーティストたちに感謝。

1月期:自然体の美声と土着のリズムが堪らない、レバノン系ブラジル人SSWタミレス・タヌース

ブラジルの歌手/作曲家のタミレス・タヌース(Thamires Tannous)の2019年作、とても好きな作品でした。レバノン系ということでルーツを意識した楽曲もあったり、ブラジル音楽の豊かさを垣間見る一枚。

2月期:衝撃!日本文化に強く感化されたブラジルの男女混成エレクトリック・ジャズバンド「OZU」

異国の地で、日本文化に感化されたバンドや音楽を見つけるとなんだか嬉しくなりませんか?ブラジル・サンパウロの「OZU」は小津安二郎から取られたバンド名に、MVも日本の古いサイレント映画の映像を繋いだりと、中々興味深いバンド。もちろん、サウンドも最高です。

3月期:イスラエルジャズ要注目作品!気鋭女性ピアニスト、ヌファル・フェイ新譜

イスラエルの女性ジャズピアニスト、ヌファル・フェイ(Nuphar Fey)の新譜はめちゃめちゃ気に入ってリピートしまくりました!
割と世界的にも一部で絶賛されていたし、日本にも9月くらいに輸入盤が入ってきたりしていたので刺さる人には絶対に刺さる音です。イスラエルジャズ、本当に熱いです。

4月期:南欧/南米の名曲が繋ぐ家族の絆。母娘デュオが奏でる素敵すぎる音楽の贈り物

閲覧数TOP10の方に出てきたサン・アンドレウ・ジャズバンド出身のトロンボーン奏者/歌手のリタ・パイエス(Rita Payes)と、その母でギタリストのエリザベト・ローマ(Elisabeth Roma)の作品。ブラジルやラテン音楽をカヴァーで取り上げており、母娘の目に見えない絆や暖かみを感じられる絶品です。素晴らしい!

5月期:日々の生活を豊かな音楽で潤す。エキゾ耽美な1時間のソロピアノ

アゼルバイジャンの首都バクーは旧ソ連のなかでも古くからジャズが演奏されてきた街で、伝統音楽とジャズを組み合わせた「ムガーム・ジャズ」という独自の文化が発展してきました。エティバル・アサドリ(Etibar Asadli)は現代のアゼルバイジャンを代表するピアニストで、記事内で紹介している3枚の作品は全てソロピアノですがエキゾチックで耽美な、新鮮な感覚の音楽に浸ることができます。

6月期:静かなる『反逆の鐘』を鳴らすイスラエルの若き女性SSW/ハープ奏者、レナナ・ネーマン

イスラエルの超個性的女性ハープ奏者/SSW、レナナ・ネーマン(Renana Ne’eman)のアルバムです。ハープでの弾き語りというのも珍しく魅力的ですが、彼女の音楽はイスラエルの複雑な歴史や政治的な意見と切り離せません。とにかく、芯のある強い女性です。

7月期:複合的なリズムが超気持ちいい南アフリカ最新JAZZ!スィブスィソ・マシロアネの音楽

南アフリカの近年のジャズは独特で非常にレベルが高く、今年もいろんな作品を聴いてきましたが、これは特に良かった。スィブスィソ・マシロアネ(Sibusiso Mash Mashiloane)というピアニスト/作曲家のアルバムで、その経歴からは努力の跡が滲み出ています。

8月期:セヴダの革命児。セクシャリティを超越する歌手ボジョ・ヴレッチョ、魅惑の音楽世界

ボスニアの伝統音楽「セヴダ」の歌手でありながら、古い価値観に縛られていたそのジャンルに大きな変革をもたらしたボジョ・ヴレッチョ(Božo Vrećo)。
価値観のアップデートが必要なこの時代に、彼の存在は大きな刺激になるはずです。

9月期:レディ・アサ、“盗まれたチェロ”が紡ぐ、胸を揺さぶる物語

戦火から逃れるために、音楽院から貸し出されていた1本のチェロを持って13歳の少年は兄を頼りにアルバニアからイタリアに渡った。その後少年はイタリアを代表する音楽家となり、故郷を想いチェロを奏でる…こんな映画のような実話に弱いんですよね。ストーリーのある音楽に心が揺さぶられます。

10月期:ギター×チェロ×アフリカ音楽。異文化を繋ぐ旅人デレク・グリッパー、魂の新譜

クラシックギターとチェロで演奏するアフリカ音楽というのが新鮮でした。色々調べていくと、デレク・グリッパー(Derek Gripper)はアフリカ音楽以外にもバッハ曲集を出したり、エグベルト・ジスモンチを中心としたブラジル音楽をやっていたりとギター音楽の表現力を追求している音楽家のようです。素朴で美しい、魂の音楽を感じられる傑作です。

11月期:クリチバの音楽シーンに彗星の如く現れた9人組サイケロック・バンド「ímã」が凄い

これは相当かっこいいです!にわかに注目を浴びはじめているブラジルの都市クリチバから現れた9人組バンド『ímã』。メンバーのほとんどがマルチ奏者で、入れ替わり立ち替わりヴォーカルを取るなど才能溢れた芸術集団。楽しい。

12月期:メタル/プログレ/ジャズ/エレクトロ…ジャンルの境界を壊す二人の鬼才による驚異の音楽

やばいです。ドラマー、ヨゲフ・ガバイ(Yogev Gabay)と、ギタリスト/プロデューサー、Shwesmoことヨエル・ゲニン(Yoel Genin)の鬼才デュオ。最先端のプログレッシヴ・エレクトロ・ジャズ。これからの時代を予見させるかっこいい音楽です。ぜひ聴いてみてください!

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