- 2022-04-20
- 2022-04-18
エドゥアルド・グヂン、ゆったりとしたヴァルサ&ショーロ集
音楽活動55周年を迎えたブラジルのギタリスト/作曲家のエドゥアルド・グヂン(Eduardo Gudin)の18枚目となる新譜『Valsas, choros e canções』は、その名の通りヴァルサ(ワルツ)、ショーロ、カンサォン(歌)というブラジル音楽の真髄を極めた絶品。
音楽活動55周年を迎えたブラジルのギタリスト/作曲家のエドゥアルド・グヂン(Eduardo Gudin)の18枚目となる新譜『Valsas, choros e canções』は、その名の通りヴァルサ(ワルツ)、ショーロ、カンサォン(歌)というブラジル音楽の真髄を極めた絶品。
ブラジル・ミナスジェライス州出身のピアニスト/作曲家クレイトン・プロスペリ(Clayton Prosperi)が初のソロ作『Cativo』をリリースした。本作にはトニーニョ・オルタ、マルコ・ロボ、テコ・カルドーゾ、ハファエル・マルチニなどミナスな重要な音楽家たちが多数参加。
アメリカ合衆国・ロサンゼルス在住のブラジリアン・ディアスポラたちによるバンド、モーフォホー(MôForró)の『O Rio Magoou』(2020年)は、ブラジル北東部のダンス音楽の楽しさがぎっしりと詰まった隠れた傑作だ。
ブラジルの男女混成ヴォーカル・グループ、Ordinariusの新譜 『Blanc』は、タイトル通りブラジルの詩人アルヂール・ブランキ(Aldir Blanc)が遺した数々の楽曲を取り上げた作品。ブランキ自身は新型コロナウイルス感染症のため2020年にこの世を去ってしまったが、偉大な作詞家の足跡を辿るように歌われる全12曲は多幸感に満ち、音楽や歌うことの素晴らしさをあらためて実感させてくれる。
ブラジルのシンガーソングライター/ギタリスト、ヘナート・ノヴァエス(Renato Novaes)の新譜『Canções de Fim de Tarde』は、バラードを中心にメロディーやハーモニー重視の良質なMPBを詰め込んだ良作だ。
ブラジル北東部出身、現在はリオデジャネイロで活動する女性SSWジュリアナ・リニャレス(Juliana Linhares)は、デビューアルバム『Nordeste Ficção』で北東部音楽の文化を現代的なサウンドに見事に落とし込んでみせた。
ポルトガルの男性SSW、マヌエル・リニャレス(Manuel Linhares)の2022年新譜『Suspenso』。プロデューサーとしても近年素晴らしい仕事をし続けているブラジルの鬼才アントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro)をプロデュース、アレンジ、ドラムスなどに迎えた良作。
ドラ・モレレンバウム(Dora Morelenbaum)、ジュリア・メストリ(Julia Mestre)、ルーカス・ヌネス(Lucas Nunes)、そしてゼー・イバーハ(Zé Ibarra)という現代リオデジャネイロのMPBシーンを代表する4人によって結成されたスーパーグループ、Bala Desejo。彼らのデビュー作は、期待通り、いやそれ以上の驚くべき作品だった。
一度聴いたら忘れられない、圧倒的な表現力を誇るブラジルの歌手/ピアニストのシダ・モレイラ(Cida Moreira)。1951年生まれで、1977年からミュージカルや演劇で女優としてのキャリアを開始し、80年代からはMPBのカヴァーを中心に音楽活動も行なってきた実力派だ。
ブラジル・ミナスのシンガーソングライター、アルトゥール・アラウージョ(Artur Araújo)のデビューアルバム『Morada dos Ventos』がリリースされた。ミナスの同世代の音楽家たちだけでなく、巨匠トニーニョ・オルタ(Toninho Horta)も1曲でゲスト参加し、MPBを代表するSSWネルソン・アンジェロ(Nelson Ângelo)も賛辞を寄せる2022年のブラジル音楽の要注目作だ。
ブラジル・ミナスジェライス州のSSW、ペドロ・サントス(Pedro Santos)のソロデビューアルバム『Feliz Cidade』は、常にハイクオリティな音楽家を輩出しつづける彼の地の新たなタレントの登場を華々しく祝福する必聴盤だ。
ブラジル・ミナスジェライスの歌手マイラ・マンガ(Maíra Manga)が待望のソロデビューを果たした。アルバム『Lá』は全曲がミナスを代表するSSWセルジオ・サントス(Sergio Santos)の新曲。詩的で魔法のような楽曲と演奏、そしてマイラ・マンガの歌声のすべてが調和した深く美しい作品だ。
ビアンカ・ジスモンチとのデュオ“Gisbranco”の活動などで知られるピアニスト/歌手のクラウヂア・カステロ・ブランコ(Claudia Castelo Branco)は、パンデミックによるロックダウンの期間を利用して自宅のピアノで初めてのソロ作『Cantada Carioca』を完成させた。
ブラジル・ミナスジェライスのシンガーソングライター、セザル・ラセルダ(César Lacerda)の新譜『Nações, Homens ou Leões』は冒頭(1)「O Sol Que Tudo Sente」のサウンドを聴く限りでは現代ミナス音楽の潮流に乗る一見キャッチーなMPBだが、その裏には彼の社会や環境問題に対する深い思慮があらわれた非常に繊細な作品だ。