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Brasil

  • 2023-02-03
  • 2023-02-02

ミナス現代ジャズの中心で活躍する姉妹、瑞々しくも豊穣な初のデュオ作『Seiva』

ブラジル・ミナスジェライスの若手音楽家たちの作品に頻繁にクレジットされる二人──ピアニスト/作曲家のルイーザ・ミトリ(Luísa Mitre)と、打楽器/ヴィブラフォン奏者のナタリア・ミトリ(Natália Mitre)姉妹が、デュオ“Duo Mitre”としての初のアルバム『Seiva』をリリースした。ジャズ、クラシック、そしてブラジルの伝統音楽の要素が瑞々しい感性でまとめ上げられており、二人の幼い頃からの精神的な強い絆も感じさせてくれる素晴らしい作品に仕上がっている。

  • 2023-01-27
  • 2023-01-26

オマール・ソーサとチガナ・サンタナ。共通のルーツへの畏敬の念によって結ばれた深淵なデュオ作

キューバのピアニストのオマール・ソーサ(Omar Sosa)と、ブラジルのシンガーソングライター/ギタリストのチガナ・サンタナ(Tiganá Santana)のデュオ・アルバム『Iroko』は、世界的にも稀に見る才能を持つ二人の音楽家による深淵な語らいが垣間見える傑出した作品だ。

  • 2023-01-26
  • 2023-01-25

葡歌手と伯ギタリストによるユニットOrfélia、ルゾフォニアの伝統を革新的に融和するデビュー作

ポルトガル出身のシンガー/鍵盤奏者アンテラ(Antera)とブラジル出身のギター奏者フェリペ・マットス(Filipe Mattos)がベルリンで出会い誕生したユニット、オルフェリア(Orfélia)初のフルレンス・アルバム『Tudo o Que Move』。両国の伝統的なリズムとサイケデリアが混ざり合い、絶妙な浮遊感のある夢心地のサウンドが展開される。

  • 2023-01-19
  • 2023-09-27

神童と呼ばれた3人による爽快なブラジリアン・グルーヴ! New Brazilian Trio デビュー作

鍵盤奏者のエリック・エスコバル(Erik Escobar)、ベーシストのミシェル・ピポキーニャ(Michael Pipoquinha)、そしてドラマーのミゲル・アシス(Miguel Assis)のトリオによる2022年作『New Brazilian Trio』。3人それぞれが10代前半から頭角を表したという“元・神童”バンドで聴かせてくれる音楽は、ブラジルのリズムと少し懐かしい感じのする米国のフュージョンが融合したサウンドだ。

  • 2023-01-14
  • 2023-01-15

要注目作!ガイア・ヴィルメル、ブラジル最強ラージ・アンサンブルによるE.ジスモンチ曲集

ブラジル出身の気鋭編曲家/指揮者ガイア・ヴィルメル(Gaia Wilmer)によるエグベルト・ジスモンチ曲集『Folia: the Music of Egberto Gismonti』がリリースされた。数曲でエグベルト・ジスモンチ(Egberto Gismonti)本人も参加した本作では、ガイア・ヴィルメルによる目の覚めるような素晴らしいアレンジでジスモンチの珠玉の作品群を楽しむことができる。

  • 2023-01-13
  • 2023-01-12

ニコラ・コンテ直系の爽快ブラジリアン・ジャズ!ホザリア・ヂ・ソウザ新譜『Inspirada』

軽快な2000年代にニコラ・コンテに見出されたブラジル出身のシンガー、ホザリア・ヂ・ソウザ(Rosalia De Souza) の2022年作『Inspirada』は、90年代後半にイタリアで勃興し世界を席巻したブラジル系クラブジャズの流れを汲んだ、どこまでも爽快なグルーヴを楽しめる作品に仕上がっている。

  • 2023-01-09
  • 2023-01-09

絢爛なオーケストラが躍動する。ブラジル気鋭ピアニスト/作曲家エドゥ・サンジラルヂのデビュー作

ブラジル・サンパウロのピアニスト/作曲家エドゥ・サンジラルヂ(Edu Sangirardi)による初リーダー作『Um』。フィ・マロスティカ、クレベール・アルメイダとのトリオを軸に、フリューゲルホルンのヂエゴ・ガルビン、木管奏者テコ・カルドーゾ、アコーディオン奏者トニーニョ・フェハグッチ、ローズピアノのチアゴ・コスタといったメンバーを擁するラージアンサンブルや弦楽オーケストラも参加し、参加ミュージシャンは合計30名以上という豪華さだ。

  • 2023-01-03

圧倒的なアンサンブルの凄み。サンパウロを代表するドラマー、エドゥ・ヒベイロ新作『News』

トリオ・コヘンチ(Trio Corrente)のドラマーとして知られるエドゥ・ヒベイロ(Edu Ribeiro)が、ベーシストのブルーノ・ミゴット(Bruno Migotto)とギタリストのヴィニシウス・ゴメス(Vinícius Gomes)と組んだトリオで録音した『News』(2022年)は、終始ブラジルのリズムとジャズの技法による超絶的なアンサンブルに圧倒される最高にエキサイティングな作品だ。

  • 2022-12-31
  • 2022-12-30

アルゼンチン発!古楽器×南米音楽のアンサンブル La Chimera、至高の新譜『Iguazú』

ブエノスアイレス出身のテオルボ奏者エドゥアルド・エグエス(Eduardo Egüez)率いるアンサンブル、ラ・キメラ(La Chimera)が素晴らしい。古楽器を多く用いた編成からクラシックにカテゴライズされてはいるが、その音楽性はジャンルを超え、多くの音楽を愛する人々の心に刺さるだろう。

  • 2022-12-30
  • 2022-12-30

新進気鋭の作曲家ガイア・ヴィルメル、ブラジリアン・セクステットで奏でる知的なジャズ

ブラジルとアメリカで活動する作曲家/指揮者/木管奏者ガイア・ヴィルメル(Gaia Wilmer)の2作目となる新作『Nosso Carnaval』は、自身もアルトサックスで参加するセクステット編成に、数曲でブラジル屈指の歌手タチアナ・パーハ(Tatiana Parra)を迎えたオリジナル曲中心の作品だ。

  • 2022-12-23
  • 2023-08-21

ブラジリアンSSWの芸術の真髄を見る。鬼才ダニ・ブラッキ、底知れぬ才能を感じさせる新作

ブラジルの現行MPB(Música Popular Brasileira, ブラジルのポピュラー音楽)シーンを代表するシンガーソングライター、ダニ・ブラッキ(Dani Black)がまた素晴らしい作品を届けてくれた。新作『Frequência Rara』はナイロン弦ギターによる弾き語りを核にして構成されており、抑制的だが非常に効果的なほかのインストゥルメンタルのアレンジも素晴らしいセンスで、現代最高の吟遊詩人の風格が漂う。

  • 2022-12-04
  • 2022-12-04

アンドレ・メマーリが贈る、現代ブラジル最高の“声とギター”デュオ。ルシアーナ&エディのデビュー作

6年間にわたり声とギターのデュオとして活動してきたルシアーナ・ヴィアーナ(Luciana Viana)とエディ・アンドラージ(Eddy Andrade)のデュオが、ブラジル随一の音楽家であるアンドレ・メマーリ(André Mehmari)の総指揮のもと、テコ・カルドーゾ(Teco Cardoso)やカロル・パネッシ(Carol Panesi)といった演者の協力も得て最高のデビューを飾った。