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Spanish

  • 2020-10-26
  • 2020-10-26

地中海周辺の伝統音楽を繋ぐ大人気多国籍バンドBGKO、新ヴォーカルでの新譜

スペインを拠点に活動する多国籍バンド、バルセロナ・ジプシー・バルカン・オーケストラ(BGKO)の新譜『Nova Era』がリリースされた。地中海の北側〜東側の地域に古くから伝わるロマ音楽、バルカン音楽、クレズマー音楽を基調に、どこか郷愁を漂わせつつ、本能的に踊りたくなるような軽快な音楽をたっぷりと聴かせてくれる。

  • 2020-10-05
  • 2023-04-30

スペイン発、驚異的な歌手シルビア・ペレス・クルスが放つ伝統と革新の新作『Farsa』

2019年のブルーノート東京公演を収録したライヴ盤『MA. Live In Tokyo』を今年5月にリリースしたばかりのスペインの歌姫、シルビア・ペレス・クルスから、早くもスタジオ盤の新作が届いた。実験的な要素も交えつつも、全体的な雰囲気はカタルーニャの伝統音楽に則った落ち着いたサウンド。そしてシルビアの圧倒的な歌唱の存在感がやはり際立つ。

  • 2020-09-13
  • 2024-04-14

卓越した西ギタリスト、ホセ・アントニオ・ロドリゲス。多様な魅力が凝縮された新譜

スペイン・コルドバ出身のギタリスト/作曲家ホセ・アントニオ・ロドリゲスの新譜『McCadden Place』は、各国から多数のゲストを迎え、フラメンコを軸に多様な表現を試みた、近年の充実するコンテンポラリー・フラメンコシーンの中でも相当にクオリティが高い一枚だ。優れたオリジナル曲も、センスの良い選曲のカヴァーもバランス良く収録し、彼の卓越したギター演奏も存分に堪能できる内容になっている。

  • 2020-09-05
  • 2020-09-05

スティーヴィー・ワンダーのカヴァーも秀逸なホセ・カルロス・ゴメス新譜

コンテンポラリー・フラメンコを代表するスペインのギタリスト/作曲家、ホセ・カルロス・ゴメス(José Carlos Gómez)。多様な作風で知られる彼だが、2020年の新譜『Calle Santa Ana』は広く絶賛された2016年作『Origen』でのフラメンコ路線をより現代的に発展させた内容で、スティーヴィー・ワンダーの名曲もカヴァーするなど訴求力も十二分だ。

  • 2020-05-02
  • 2020-05-02

現代ワールドミュージック×JAZZの寵児、イラン・バール=ラヴィの音楽が凄い

メキシコのバンド、Sonexの鬼才ギタリスト/作曲家、イラン・バール=ラヴィ(iLan Bar-Lavi)のソロアルバム『Unprofessional』が最高に熱い。可憐な歌声のイスラエル出身女性ヴォーカリスト、シェリー・ツァラフィを迎え、現代ジャズの最前線を行く面々のサポートも受け、世界各地の音楽文化が絶妙にクロスする他に類を見ない作品だ。

  • 2020-04-05
  • 2023-09-19

南欧/南米の名曲が繋ぐ家族の絆。母娘デュオが奏でる素敵すぎる音楽の贈り物

『Imagina』はスペイン・カタルーニャの卓越した女性クラシックギタリスト、エリザベト・ローマ(Elisabeth Roma)と、その娘でトロンボーン奏者/シンガーのリタ・パイエス(Rita Payes)の母娘による美しいデュオアルバム。カタルーニャ語の伝統曲からボサノヴァ、ラテン音楽といった彼女たちが日常の中で親しみ歌ってきた曲を、親子ならではの愛情に満ちた親密な演奏で届けてくれた。

  • 2020-01-19
  • 2021-02-11

ワールドミュージック最高峰!フラメンコ×インド音楽×Jazz『Indialucia』世界を驚愕させた前代未聞のサウンド

インドの古典音楽とスペインのフラメンコを見事に融合したデビューアルバム『Indialucia』(2005年)が一部で話題となった多国籍音楽集団、インディアルシア(Indialucia)が、2014年に満を持して発表した2作目『Acatao』は、前作でのフラメンコ×インド音楽をより洗練させた非常に完成度の高い作品だ。

  • 2019-08-17
  • 2019-08-18

チック・コリア、78歳の新譜は“スパニッシュハート”への回帰!

グラミー賞を22回受賞。半世紀にわたってシーンの最前線で活躍を続けるピアニスト/作曲家のチック・コリアが御年78で新しく立ち上げたバンド「The Spanish Heart Band」でリリースした2019年新譜『Antidote』は、往年のチック・コリアのシンボルとも言えるスパニッシュジャズへの回帰を示した会心の作だ。

  • 2019-08-17
  • 2023-02-08

エレクトロ×フラメンコ×バイアォンの壮絶なカオスを体感せよ!

オホス・デ・ブルッホで新たなワールドミュージックの形を提示してみせたDJ Pankoが次に考えたのは、ブラジルの多彩なリズムと、ジプシーたちの魔法のようなバルカン音楽と、スペインが誇るフラメンコ音楽をエレクトロニカやVJと融合させることだった。