ギター弾き語りの新たな才能ラウ・ノア、待望のソロデビュー作

Lau Noah - 3

ギター弾き語りの新たな才能、個性派女性SSWラウ・ノア

タイニー・デスク・コンサートへの出演やジェイコブ・コリアーとのブルーノートNYでのデュオ演奏などで近年急速に注目を浴びるスペイン出身のギタリスト/シンガーソングライターのラウ・ノア(Lau Noah)が待望のソロデビューアルバム『3』をリリースした。
格調高いクラシックギターの奏法で弾き語る彼女の音楽は技術的に唯一無二なだけでなく、芸術的であたたかな優しさが宿る。“声とギター”の新たなヒロイン、新たな名作の誕生だ。

収録された全7曲はすべてラウ・ノアのオリジナル。彼女の曲はほとんどが2分前後と短く、既存のポピュラー音楽のセオリーには従っていない。爪弾かれるガットギターの弦の音と、そのギターと一体化したヴォーカルは美しい詩の朗読を聴いているかのような錯覚にも陥る。体の奥から次から次へと音楽が溢れてくる才能とは、彼女のような人のことを言うのだろう。

楽曲にはカタルーニャ音楽の香りが漂う。いつまでも静かに耳を傾けて浸っていたい、そんな素敵な音だ。

(2)「La La Realidad」

ラウ・ノア(本名:Laura Caila Puig)はスペインのカタルーニャ州の都市レウスで生まれ、十代の後半にアメリカ合衆国ニューヨークに移り住んだ。
幼少時はピアノを弾いていた彼女がギターを始めたのは偶然がきっかけだったという。
2016年に友人たちとパトリック・ワトソンのコンサートに行くためにカナダのモントリオールを訪れたが、彼女の分のチケットが確保できなかったためにひとりアパートに残されてしまった。その部屋には2本のギターがあるのみで、他には何もなかった。彼女は仕方なくギターを手に取り、「Pequitas(そばかす)」というタイトルの最初の曲を作ったのだという。これがアーティスト、ラウ・ノアの始まりの物語だ。

彼女はカタロニア語、スペイン語、英語、そして時にはヘブライ語で歌う。また、音楽だけでなく絵画や写真の趣味にも没頭する。

タイニー・デスク・コンサートで演奏するラウ・ノア

Lau Noah – guitar, vocal

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