- 2021-04-29
- 2023-05-22
新鋭ギタリスト、ダン・ウィルソン 精鋭揃いの新譜
昨今斬新なスタイルのギタリストが続々登場する中で、久々に古いスタイルのジャズで最高の演奏を聴かせてくれるギタリストを聴いた気がする。米国のギタリスト/作曲家、ダン・ウィルソン(Dan Wilson)の新譜『Vessels of Wood and Earth』。彼の音楽はウェス・モンゴメリーやジョージ・ベンソン直系のぐいぐいと弾きまくるギターがとにかく気持ちいい。
昨今斬新なスタイルのギタリストが続々登場する中で、久々に古いスタイルのジャズで最高の演奏を聴かせてくれるギタリストを聴いた気がする。米国のギタリスト/作曲家、ダン・ウィルソン(Dan Wilson)の新譜『Vessels of Wood and Earth』。彼の音楽はウェス・モンゴメリーやジョージ・ベンソン直系のぐいぐいと弾きまくるギターがとにかく気持ちいい。
ジャズオルガンのカリスマ、ロニー・スミス(Lonnie Smith)の新譜『Breathe』がブルーノート・レコーズからリリースされた。今作ではなんとイギー・ポップ(Iggy Pop)が2曲でフィーチュアされている。
2015年以来活動休止状態となっていた人気ジャムバンド、ガレージ・ア・トロワ(Garage A Trois, 通称GAT)が帰ってきた。2021年4月リリースの新譜『Calm Down Cologne』は、ドラムスのスタントン・ムーア、サックス/キーボードのスケーリック、ギターのチャーリー・ハンターという1999年にデビューした当時の3人編成に立ち返ったガレージ・ア・トロワの恍惚の即興セッションが収録されている。
デンマークのジャズシンガー、リリー(Lilly)が、イスラエルのギター奏者ギラッド・ヘクセルマンと米国のコルネット奏者カーク・クナフキと共に録音した極上のアメリカン・ソングブック『The Song is You』をリリースした。リリーとギラッド・ヘクセルマンは2017年に『Tenderly』で共演しているので、今作はその続編という位置付けになる。
現代のジャズシーンを代表する個性派ピアニスト/作曲家ヴィジェイ・アイヤーが、ベースにリンダ・メイ・ハン・オー、ドラムスにタイショーン・ソーリーという新たなトリオで初録音した新作『Uneasy』をECMからリリースした。テーマはアルバムのタイトルにもなっている「不安」。
ボストンのバンド、クロスウォーク・アナーキー(Crosswalk Anarchy)が面白い。鍵盤奏者/作曲家のエヴァン・ワーラマー(Evan Waaramaa)を中心とする5人組で、2019年にアルバム『Composite』でデビュー。ジャズ、ロック、ヒップホップ、R&Bなどに影響されたサウンドで、アルバム収録曲のジャンルも多岐にわたる。
チャーリー・ハンター(Charlie Hunter)の『Patton in Percussion』はデルタ・ブルースの始祖チャーリー・パットンの名曲を、神業ギター&ベースと、ラテン気質なパーカッションで、ブルージーなのに陽気な響きのする独創的な世界観に見事に落とし込んでいる。
ドイツ出身のドラマー/作曲家/プロデューサー、エマニュエル・ハウプトマン(Emanuel Hauptmann)率いるジャズバンド、タブ・コレクティヴ(TAB Collective)は正統派のジャズを太い幹としつつも、ソウルやゴスペル、ポップスの要素も取り入れジャズの可能性を探ろうとする。
米国ロサンゼルスの現代ジャズシーンで活躍するピアニスト/作曲家、キャメロン・グレイヴス(Cameron Graves)の2021年新譜『Seven』は彼らしさが全開する圧倒的轟音メタルジャズ。
パット・メセニー(Pat Metheny)の新譜『Road to the Sun』は、メセニーの自作曲を5人のクラシック・ギタリストが弾くという挑戦的な作品だった。ジェイソン・ヴィオー(Jason Vieaux)、ロサンゼルス・ギター・カルテット(LAGQ)という共にグラミー賞受賞経験のある強者を迎えた衝撃のアルバムをレビュー。
2歳の頃から牧師である父親の教会でドラムを演奏してきたというジョー・ダイソン(Joe Dyson)の初リーダー作『Look Within』がリリースされた。これまでにロニー・スミスやクリスチャン・スコットらと共演するなど現代ジャズの要注目ドラマーだ。
米国のベーシスト/マルチ奏者/作曲家、エヴァン・マリエン(Evan Marien)とドラマー、ダナ・ホーキンス(Dana Hawkins)による強力ユニット、Evan Marien x Dana Hawkins による双頭名義の新譜『Parallels』がリリースされた。
米国シカゴ郊外出身のマルチプレイヤー/作曲家、ダギー・スチュ(Dougie Stu, 本名:Douglas Stuart)の2020年新譜『Familiar Future』は、浮遊感のあるクールなサウンドが特徴的な現代ジャズの作品。ローズピアノを多用したタイトル曲の(2)「Familar Future」など、彼が敬愛するシカゴ出身の巨匠ラムゼイ・ルイスへのリスペクトが感じられる。
米国の作曲家/マルチ奏者/シンガーのジョージア・アン・マルドロウ(Georgia Anne Muldrow)のプロジェクト、Jyontiによる新譜『Mama, You Can Bet!』。バンドサウンドのようだが、完全に彼女たったひとりの驚くべき“ジャズバンド”である。ジョージア・アン・マルドロウは5曲目でのサックス以外の全ての楽器、声をひとりで演奏し、特異な才能を見せつける。