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ブラジル

  • 2023-07-01
  • 2023-09-27

クラプトン、ローゼンウィンケル、サンダーキャットなど参加!天才ペドロ・マルチンス新譜が圧巻

ブラジル出身、現在は米国ロサンゼルス在住のギタリスト/マルチ奏者/作曲家ペドロ・マルチンス(Pedro Martins)がまたもや、その驚くべき才能を見せつけた!ソロ名義としては『Vox』(2019年)以来の新作となる『RáDIO MISTéRIO』は、ほとんどの曲でペドロ自身がギターのみならずキーボード、ベース、ドラムス、パーカッションなど全てのパートを担当。その上で数曲で驚くべきゲストを迎え、傑作と称えられた前作を凌ぐモンスター・アルバムを生み出した。

  • 2023-06-30
  • 2023-07-01

多様な音楽的ルーツから独自の音楽を表現。サンパウロの大所帯バンド、Trupe Chá de Boldo 新譜

2006年にサンパウロで結成された大所帯バンド、トゥルピ・シャ・ヂ・ボルド(Trupe Chá de Boldo)による6枚目のアルバム『Rua Rio』。同バンドの特長である雑多なジャンルが混ざり合ったブラジリアン・ロックはエネルギーに溢れており、表情豊かで何よりも愉しく、同時に控えめな複雑さも含んでおり良い意味でカオティックだ。

  • 2023-06-27
  • 2025-03-05

必聴!洗練された粗野、70’s ブラジリアン・レアグルーヴの超名盤Guilherme Coutinho 奇跡の復刻

ブラジル・パラー州都ベレン出身のシンガーソングライター、ギリェルミ・コウチーニョ(Guilherme Coutinho, 1942 - 1983)が1978年に残していた幻の作品『Guilherme Coutinho e O Grupo Stalo』が2023年になって復刻、初CD化された。ディスクユニオンのWebページでも絶賛されているが、これが聴いてみてびっくり、驚くほど最高にかっこいいブラジリアン・サイケファンク超名盤だった。

  • 2023-06-18
  • 2023-06-17

ギターとトロンボーンと歌。絶世の美しさの夫婦デュオ新作『Auburn Whisper』

カリフォルニア州出身のトロンボーン奏者/歌手のナタリー・クレスマン(Natalie Cressman)と、ブラジル生まれのギタリスト/歌手イアン・ファキーニ(Ian Faquini)のデュオによる第二弾アルバム『Auburn Whisper』。絶賛された前作『Setting Rays of Summer』から3年。深い音楽的パートナーシップを経て夫婦となった二人による今作は、より温かみを増した極上の音に満ちている。

  • 2023-06-16
  • 2024-07-21

圧倒的な完成度!ブラジル出身・スペイン在住SSWペドロ・ホーザ、詩的な世界観のデビュー作

ブラジル・サンパウロに生まれ、15年以上スペインに住んでいるシンガーソングライター、ペドロ・ホーザ(Pedro Rosa)がその長い音楽の道のりを披露するデビュー作『Midnight Alvorada』をリリースした。デビュー作とは思えない圧倒的な完成度で、詩的かつ文化的なブラジル音楽の素晴らしさを凝縮した作品に仕上がっている。

  • 2023-06-15
  • 2023-06-15

一躍スターになった少女アナ・ヴィレラ、苦悩を乗り越えた新譜はありのままを表現した偽りなき傑作

2017年に「Trem-Bala」が大ヒットし一躍スターとなったブラジルのSSW、アナ・ヴィレラ(Ana Vilela)が4年ぶりとなる3rdアルバム『Melhor Que Ontem』をリリースした。ブラジル中を虜にした柔らかく繊細な声はそのままに、今作はブラス隊もフィーチュアし従来よりも幾分ファンク寄りのバンドサウンドを展開。類稀なソングライティングが光る傑作に仕上がっている。

  • 2023-05-30
  • 2023-09-27

ベーシスト必聴!ミシェル・ピポキーニャ新譜はブラジル音楽やジャズの粋の結晶

世界的にも稀な超絶技巧を持ちながら、それに浴せず高度な芸術性や音楽性を兼ね備えたブラジルのベーシスト/作曲家ミシェル・ピポキーニャ(Michael Pipoquinha)の新作 『Um Novo Tom』が登場した。多彩なゲストが参加し、すべての曲がミシェルのオリジナルで演奏時間もすべて5分以上、さらに8分以上の曲も6曲あるなど量も質も充実した一枚となっている。

  • 2023-05-29
  • 2023-05-28

音楽の申し子、天才アンドレ・メマーリのピアノトリオ新譜『Choros e Pianos』

近年クラシック絡みのプロジェクトが多くなっていたブラジルを代表するピアニストのアンドレ・メマーリ(André Mehmari)が、久々にジャズアルバムをリリースした。タイトルは『Choros e Pianos』。その名の通りブラジルのショーロに影響を受けたオリジナル曲集で、基本的にピアノトリオを軸とした編成の作品となっている。

  • 2023-05-21
  • 2023-05-20

サンバやショーロの美しい結晶。クラウヂオ・ジョルジ&ギンガ、燻銀の初デュオ作

クラウヂオ・ジョルジ(Cláudio Jorge)とギンガ(Guinga)。ブラジル音楽界における二人の個性的な実力者によるデュオ・アルバム『Farinha do Mesmo Saco』が登場した。ともにリオデジャネイロ出身、年齢もほぼ同じ二人は50年ほど前、ジョアン・ノゲイラのアンサンブルで知り合ったが、その共演はごく短いもので、以来二人が切望していた再会と共演がついに叶った形の作品だ。

  • 2023-05-20
  • 2023-05-20

カエターノに魅入られたクラリネットとギターのデュオ、ブラジルをジャズで描く初のアルバム

カエターノ・ヴェローゾとのデュオ・アルバム『Caetano Veloso & Ivan Sacerdote』で一躍その名を知られることになったクラリネット奏者イヴァン・サセルドーチ(Ivan Sacerdote)が、 長年デュオを組むギタリストのフェリピ・ゲヂス(Felipe Guedes)と作ったアルバム『Festival de Jazz do Capão 2021』。

  • 2023-05-03
  • 2023-05-03

ジョアン・ジルベルト 1998年のライヴ音源が2枚組でリリース!ボサノヴァの真髄に触れる2時間

ボサノヴァの創始者であり、サンバの再発明者。ブラジルが生んだ“神様”ジョアン・ジルベルト(João Gilberto)の未発表ライヴ音源を2枚組アルバムにまとめた『Relicário: João Gilberto (Live at Sesc 1998) 』がリリースされた。延々とリピート再生し、空間が彼の歌とギターで満たされると、あらためて彼の音楽は彼以外の何者にも真似することのできない唯一無二のものなのだと強く思う。

  • 2023-04-28
  • 2024-09-23

インドとブラジル、ほか多様な音楽文化に満たされた奥深き傑作。ガナーヴィヤ&ムニール・オッスン 初のデュオ作

南インド出身の歌手/作曲家/ダブルベース奏者/学者のガナーヴィヤ(Ganavya)と、ブラジル出身のギター/ベース奏者/作曲家ムニール・オッスン(Munir Hossn)。異なる文化的背景を持ちながら、ともに国際的に注目される二人のアーティストによる初のデュオアルバム『Sister, Idea』は、余計なものを一切排除しつつもそれぞれの類稀な感性と圧倒的な技術で相当に深みのある音楽作品となっている。