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ブラジル

  • 2023-01-09
  • 2023-01-09

絢爛なオーケストラが躍動する。ブラジル気鋭ピアニスト/作曲家エドゥ・サンジラルヂのデビュー作

ブラジル・サンパウロのピアニスト/作曲家エドゥ・サンジラルヂ(Edu Sangirardi)による初リーダー作『Um』。フィ・マロスティカ、クレベール・アルメイダとのトリオを軸に、フリューゲルホルンのヂエゴ・ガルビン、木管奏者テコ・カルドーゾ、アコーディオン奏者トニーニョ・フェハグッチ、ローズピアノのチアゴ・コスタといったメンバーを擁するラージアンサンブルや弦楽オーケストラも参加し、参加ミュージシャンは合計30名以上という豪華さだ。

  • 2023-01-03

圧倒的なアンサンブルの凄み。サンパウロを代表するドラマー、エドゥ・ヒベイロ新作『News』

トリオ・コヘンチ(Trio Corrente)のドラマーとして知られるエドゥ・ヒベイロ(Edu Ribeiro)が、ベーシストのブルーノ・ミゴット(Bruno Migotto)とギタリストのヴィニシウス・ゴメス(Vinícius Gomes)と組んだトリオで録音した『News』(2022年)は、終始ブラジルのリズムとジャズの技法による超絶的なアンサンブルに圧倒される最高にエキサイティングな作品だ。

  • 2022-12-30
  • 2022-12-30

新進気鋭の作曲家ガイア・ヴィルメル、ブラジリアン・セクステットで奏でる知的なジャズ

ブラジルとアメリカで活動する作曲家/指揮者/木管奏者ガイア・ヴィルメル(Gaia Wilmer)の2作目となる新作『Nosso Carnaval』は、自身もアルトサックスで参加するセクステット編成に、数曲でブラジル屈指の歌手タチアナ・パーハ(Tatiana Parra)を迎えたオリジナル曲中心の作品だ。

  • 2022-12-28
  • 2024-09-28

Música Terra が選ぶ 2022年ベストアルバムTOP10【lessthanpanda編】

Música Terra(ムジカテーハ)を主宰するlessthanpandaが選ぶ2022年のベストアルバム。今年もほぼ毎日、新しく聴いて何かしら感じるもののあった音楽作品を当サイトにて紹介してきましたが、その中でも特に感銘を受けた作品群です。判断基準は自分の耳のみ!

  • 2022-12-26
  • 2022-12-25

キューバ、ブラジル、NYジャズシーンの饗宴。ダフニス・プリエトの曲者揃いのカルテット作

キューバのドラマー、ダフニス・プリエト(Dafnis Prieto)がブラジル出身の歌手ルシアーナ・ソウザ(Luciana Souza)を全面的に迎えて制作した新作『Cantar』は、所謂“ラテン音楽”として認知されるキューバの音楽と、ルシアーナがもたらすブラジル音楽のエッセンスを絶妙にブレンドした新しい視点の作品だ。

  • 2022-12-23
  • 2023-08-21

ブラジリアンSSWの芸術の真髄を見る。鬼才ダニ・ブラッキ、底知れぬ才能を感じさせる新作

ブラジルの現行MPB(Música Popular Brasileira, ブラジルのポピュラー音楽)シーンを代表するシンガーソングライター、ダニ・ブラッキ(Dani Black)がまた素晴らしい作品を届けてくれた。新作『Frequência Rara』はナイロン弦ギターによる弾き語りを核にして構成されており、抑制的だが非常に効果的なほかのインストゥルメンタルのアレンジも素晴らしいセンスで、現代最高の吟遊詩人の風格が漂う。

  • 2022-12-04
  • 2022-12-04

アンドレ・メマーリが贈る、現代ブラジル最高の“声とギター”デュオ。ルシアーナ&エディのデビュー作

6年間にわたり声とギターのデュオとして活動してきたルシアーナ・ヴィアーナ(Luciana Viana)とエディ・アンドラージ(Eddy Andrade)のデュオが、ブラジル随一の音楽家であるアンドレ・メマーリ(André Mehmari)の総指揮のもと、テコ・カルドーゾ(Teco Cardoso)やカロル・パネッシ(Carol Panesi)といった演者の協力も得て最高のデビューを飾った。

  • 2022-11-20
  • 2022-11-20

現代ジャズギター最高峰、ヨタム・シルバースタイン新譜は南米音楽への深い情熱が生んだ傑作

イスラエル出身のギタリスト/作曲家ヨタム・シルバースタイン(Yotam Silberstein)の新作『Universos』は、近年の彼の作品の傾向に漏れず南米音楽への愛が詰め込まれた楽しい作品だ。現代NYのシーンで最も注目されるジャズ・ギタリストとしての技巧はもちろん、伝統音楽への深い理解の表れた音楽性豊かな作曲家としての才能を存分に発揮している。

  • 2022-11-20
  • 2022-11-19

韓国出身の超絶スキャット・シンガーとブラジル出身の技巧派ギタリストによる至高の“声とギター”

NYで活躍する韓国出身シンガーソングライター、ソン・イ・ジョン(Song Yi Jeon)と、ブラジル・サンパウロ出身のギタリスト/作曲家ヴィニシウス・ゴメス(Vinícius Gomes)の双頭名義の新作『Home』。ギター1本と声という最低限の編成ながら、二人の圧倒的な技巧と表現力で聴かせる素敵な作品だ。

  • 2022-11-13
  • 2022-11-13

群を抜く表現力に魅了される、ブラジルの“声とピアノ”。MPB名曲が新たな輝きを放つ名盤

ブラジル出身のピアニスト、エンヒキ・アイゼンマン(Henrique Eisenmann)と、ブラジル系米国人の歌手リヴィア・ネストロフスキ(Lívia Nestrovski)のデュオによる2022年新作『Nação』は、ブラジル音楽をこよなく愛する二人が祖国を代表する音楽家たちの名曲を中心に表現力豊かに演奏した名作だ。

  • 2022-11-11
  • 2022-11-11

ブラジルとイタリアを繋ぐ音楽の架け橋。夢見心地のピアノ&ハーモニカ、そしてチェロの祝宴

イタリアのピアニスト、ステファニア・タリーニ(Stefania Tallini)と、ブラジルのハーモニカ奏者ガブリエル・グロッシ(Gabriel Grossi)のデュオ・アルバム『Brasita』。数曲で巨匠チェリスト、ジャキス・モレレンバウム(Jaques Morelenbaum)をゲストに迎え、クラシカル&ジャジーな極上の音を聴かせてくれる。

  • 2022-11-05
  • 2022-11-03

70年代ブラジル音楽を愛するベラルーシのバンド、SOYUZ。レトロで新鮮な3rd『Force of the Wind』

ベラルーシの首都ミンスクを拠点に活動するユニット、ソユーズ(SOYUZ, ベラルーシ語:СОЮЗ)が3rdアルバム『Force of the Wind』をリリースした。ソユーズは作編曲家/シンガーのアレックス・チュマク(Alex Chumak)が率いており、サウンドの影響源は1970年代頃のブラジル音楽であることを明言している。