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チェロ

  • 2022-10-28
  • 2022-11-03

ジャズ・ハーモニカ新世代の旗手アリエル・バルト、トランペットを加えたセクステット新作

イスラエルの新星ジャズ・ハーモニカ奏者、アリエル・バルト(Ariel Bart)が2021年のデビュー作『In Between』に続き、早くも第2作目となる『Documentaries』をリリースした。アリエル・バルトの繊細な表現力は前作にも増して磨かれ、中東の叙情詩を感じさせる彼女の魅力的なオリジナル曲が次々と展開される。

  • 2022-09-08
  • 2023-09-14

3台のチェロとギターと声が奏でるアルゼンチンの極上チェンバー・フォルクローレ

アルゼンチン・コルドバを拠点に活動するチェリスト3人組のフロール・スール・チェロ・トリオ(Flor Sur Cello Trío)と、同じくアルゼンチンの男女デュオ、アイレナ・オルトゥーベ&フリアン・ボウリュー(Airena Ortube & Julian Beaulieu)による極上のコラボレーション『Un Solo Jazmín』。

  • 2022-06-12
  • 2022-06-12

故郷ハバナへ想いを馳せるアナ・カルラ・マサ、圧倒的技巧で描き出すチェロ弾き語り新譜

キューバ出身のチェリスト/SSW、アナ・カルラ・マサ(Ana Carla Maza)の『Bahia』は、生まれ故郷であるハバナやチェロを学んだフランスなどへの想いを、自身のチェロと声のみで演じられる豊かな音楽作品だ。キューバのソンなどのラテン音楽、南米音楽、ヨーロッパの大衆音楽、クラシック、ジャズなどを幅広く吸収した感性による弾き語りはシンプルだがエレガントで躍動感に満ち、芯の強さを感じさせる。

  • 2022-05-08
  • 2022-05-08

カリブ×アメリカーナの才女レイラ・マッカラ、チェロもヴォーカルも深く美しい新譜

ハイチにルーツを持つ米国のSSW/マルチ弦楽器奏者のレイラ・マッカラ(Leyla McCalla)の新譜『Breaking the Thermometer』がリリースされた。ハイチ・クレオール語、フランス語、英語で歌われ、ハイチの伝統音楽やアメリカのジャズやフォークの影響がうかがえる、優雅さと素朴さを併せ持った独特の魅力を醸す。

  • 2022-01-26
  • 2022-01-27

フランスの俊英チェロ奏者クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ、地球の環境をテーマにした2枚組傑作

フランスのチェリスト、クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ(Christian-Pierre La Marca)が“地球を救う”ことをテーマにクラシック、ジャズ、ワールドミュージックなど幅広く名曲をセレクトし多数の名奏者を迎えて制作した2枚組アルバム『Wonderful World』。

  • 2021-11-16
  • 2021-11-16

チェロで繋ぐ世界の音楽。ヨーヨー・マ、各国から多彩なゲストを迎えた新譜

もう半世紀近く名実ともに世界最高のチェリストと称えられながら、今でもジャンルを超えた野心的なプロジェクトで新しい音楽を聴かせてくれるのがヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma)という音楽家だ。2021年9月にリリースされた新譜『Notes for the Future』では世界中から多様なゲストを迎え、あらゆる言語の歌で平和を願い、世界を繋ぐ。

  • 2021-05-29
  • 2021-10-01

いま最も美しい欧州ジャズ。ラーシュ・ダニエルソン“Liberetto”待望の新作『Cloudland』

スウェーデンを代表するコントラバス/チェロ奏者/作曲家ラーシュ・ダニエルソン(Lars Danielsson)の“Liberetto”グループでの第4作目となる新譜『Cloudland』がリリースされた。これまでの作品でもヨーロッパ周辺諸国の音楽文化を取り込み、独自の“北欧ジャズ”を築き上げてきたラーシュ・ダニエルソンだが、今作もスケールの大きな傑作に仕上がっている。

  • 2021-02-28
  • 2021-02-27

チェロに魅入られた少女ドム・ラ・ネナ。不思議な魅力を放つ新譜『Tempo』

ブラジルの港町に生まれ、フランスの文化を吸収し、アルゼンチンで音楽を研鑽し個性を確立してきた人気シンガーソングライター/チェリストのドム・ラ・ネナ(Dom La Nena)。新譜『Tempo』では自身のチェロの多重録音をサウンドの軸とし、これまでの作品と変わらない少し陰を帯びた魅力的な囁き声で語りかけるような歌を聴かせる。

  • 2021-02-11
  • 2021-05-20

UKジャズシーン発の新たな才能、ダニー・キーンのデビュー作

イギリス・ロンドンで活躍する鍵盤/チェロ奏者/作曲家のダニー・キーン(Danny Keane)のデビュー作『Roamin'』は相当に中毒性のある傑作だ。様々なジャンルの要素を取り入れたバラエティ豊かな音楽性、時代の最先端を行く洗練されたサウンドのセンス、それでいて一枚のアルバムとしてのまとまりの良さや完成度、どれをとっても素晴らしい。

  • 2021-02-08
  • 2021-02-08

アンドレ・メマーリ新譜はクラシック〜ショーロ〜ジャズを繋ぐチェロ奏者とのデュオ作品

近年はクラシック音楽家との共演・共作にも力を注ぐブラジルのピアニスト/作曲家アンドレ・メマーリ(André Mehmari)が、新譜『Um Outro Adeus』で共演した相手はチェリストのハファエル・セザリオ(Rafael Cesario)。ハファエル・セザリオはサンパウロ在住のクラシック音楽家であり、チェロの教師だ。

  • 2020-10-20
  • 2020-10-20

ギター×チェロ×アフリカ音楽。異文化を繋ぐ旅人デレク・グリッパー、魂の新譜

南アフリカの卓越したギタリスト、デレク・グリッパー(Derek Gripper)の新譜『Saturday Morning in Boston』(2020年10月)は、同年2月リリースの全曲ソロギターの前作『A Year of Swimming』の収録曲を、アメリカ合衆国のチェリスト、マイク・ブロック(Mike Block)を迎えたデュオで再録音した作品となっている。