- 2020-07-31
- 2020-07-31
仏女流サックス奏者とエジプト天才ウード奏者、本気の混交『Joy』
フランスのサックス/フルート奏者ソフィー・アルール(Sophie Alour)の2020年新譜『Joy』は、エジプトのウード奏者モハメド・アボゼクリ(Mohamed Abozekry)を迎えて創作した良質エキゾ・ジャズ。
フランスのサックス/フルート奏者ソフィー・アルール(Sophie Alour)の2020年新譜『Joy』は、エジプトのウード奏者モハメド・アボゼクリ(Mohamed Abozekry)を迎えて創作した良質エキゾ・ジャズ。
フランス出身のピアノやフルートの演奏家、作曲家、プロデューサーであるダヴィド・オーバイル(David Aubaile)が、カナダ生まれで欧州を拠点に活躍するベーシスト、クリス・ジェニングス(Chris Jennings)とアルジェリア出身のドラム奏者カリム・ジアド(Karim Ziad)とのトリオで作り上げた『Thinko』は欧州ジャズの知られざる傑作のひとつだ。
ブラジルの新進気鋭の女性フルート奏者/作曲家マイアラ・モラエス(Maiara Moraes)の2nd『Cabeça De Vento』は、クラシックやジャズ、現地の伝統音楽が壁なく交叉する南米の充実した現行音楽シーンを象徴するような刺激的な一枚だ。
ヒップホップ、エレクトロニカからジャズまで、ジャンルに囚われない音楽性で一躍スターダムにのし上がったカナダの4人組グループ、バッドバッドノットグッド(BADBADNOTGOOD)のマシュー・タヴァレスとリーランド・ウィッティの双頭名義での初リリース『Visions』。サウンドはよりジャズ寄りになり、二人の天才的なマルチ奏者による有機的な即興セッションが軸になっている作品だ。
ブラジル・ミナスジェライス州出身のピアニスト/作曲家ルイーザ・ミトリ(Luísa Mitre)の2018年のデビューアルバム『Oferenda』は、日本でも特に人気の高いブラジル・ミナスの近年の音楽の若くも洗練されたシーンを象徴し得る、素晴らしい作品だ。
ショーロ(Choro)とは、19世紀半ばにリオデジャネイロで成立したブラジルの音楽ジャンル。即興演奏を重視した音楽としてはジャズよりも歴史が古く、また世界最古のポピュラーミュージックのひとつとも言われている。本記事では、ショーロの成立や発展に大きく貢献した作曲家たちを代表曲と共に紹介。
ミナス新世代を代表するアーティスト3人が2018年末のクリスマスの日、予告なくデジタル配信リリースしファンを歓喜させた作品『Rã』