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ギター

  • 2021-03-03
  • 2021-03-02

クラシックを超えた類稀な創造性、ポーランドのピアノとギターデュオ

ポーランドのピアニスト、アレクサンドル・デンビチ(Aleksander Debicz)と同じくポーランドのギタリスト、ウーカシュ・クロパチェフスキ(Łukasz Kuropaczewski)のデュオアルバム『Adela』はクラシックにカテゴライズされてはいるが、明らかにその範疇を超えているオリジナリティに溢れた作品だ。

  • 2021-02-13
  • 2021-02-13

7弦ギターとパーカッション+α が織りなすブラジリアン・ジャズ快作

ブラジルの7弦ギター奏者、フェリクス・ジュニオールとパーカッション奏者サンドロ・アルヴェスのデュオ、Elo Brasil Duo による2020年作『Senzala』。ギターとパーカッションはブラジル音楽の真髄とも言える黄金の組み合わせのひとつだが、本作も実力者同士のクリエイティビティが遺憾なく発揮されたオーセンティックなブラジリアン・ジャズ作品。

  • 2021-02-09
  • 2021-02-07

トルコの古参ギタリスト、サープ・マデン新譜

トルコのジャズ・ギタリスト/作曲家のサープ・マデン(Sarp Maden)の2021年新譜『Aperlai』は、フォービートジャズ、フュージョン、そして現代ジャズといった時代の移ろいにあわせ変化してきたジャズの、それぞれの時代感覚を器用にブレンドしたようなサウンドが印象的な作品だ。

  • 2021-02-07
  • 2022-01-26

イスラエル出身気鋭ギタリスト、Yoav Eshed 豊かなインタープレイで魅せる新譜

イスラエル出身、米国ニューヨークを拠点に活動するギタリスト/作曲家ヨアヴ・エシェド(Yoav Eshed)による、2018年作『By Duo』に続く3枚目のアルバム『August』。アルバムには彼のカルテットに加え、ゲストで人気テナーサックス奏者のデイナ・ステフェンズ(Dayna Stephens)も参加している。

  • 2021-02-02
  • 2021-02-02

ブラジル7弦ギターの求道者エンリッキ・ネト、デビュー作『Caminhos Abertos』

エンリッキ・ネト(Henrique Neto)の2011年のデビュー作『Caminhos Abertos』。収録曲はバーデン・パウエルの(1)「Aviso aos Navegantes」、ドミンギーニョスの(10)「Fuga Pro Nordeste」を除き、他はすべてエンリッキ・ネトのオリジナルで、曲調はクラシカルなものからジャズ、ショーロ、タンゴ、フラメンコなど幅広い。

  • 2021-01-31
  • 2021-01-31

新鋭ギタリスト Daniel Weiss、イスラエル・ジャズロック最強メンバー集う初ソロ作

イスラエルの新鋭ギタリスト、ダニエル・ウェイス(Daniel Weiss)の初リーダー作『Dive』がリリースされた。ジャケットには潜水するダニエルと、黄色い潜水艦が描かれている。この潜水艦はもちろんビートルズのアレが元ネタだが、エルサレムにある有名なライブハウス「Yellow Submarine」へのオマージュなのだろう。

  • 2021-01-17
  • 2022-06-17

ブラジルの超絶7弦ギター奏者フェリクス・ジュニオールと、日本の7弦ガットギター事情

日本ではマイナーな7弦のクラシックギター(ガットギター)は、ブラジル音楽ではごく当たり前に使われている楽器だ。通常の6弦ギターの低域を拡張した7弦ギターの豊かな表現力の魅力と、超絶技巧の7弦ギタリスト、フェリクス・ジュニオール(Félix Junior)の新譜の紹介。

  • 2021-01-17
  • 2021-01-17

ジャズ、クラシック、ブラジル音楽を横断するギターの天才ディエゴ・フィゲイレド

ジャズとクラシック、ブラジル音楽を折衷したスタイルが魅力のブラジルの卓越したギタリスト、ディアゴ・フィゲイレド(Diego Figueiredo)新譜『Antarctica』は、確かな基礎と様々なスタイルから吸収された表現力豊かな即興演奏を堪能できる、優れたギター音楽の作品だ。

  • 2021-01-11
  • 2025-06-28

【楽器別】最新イスラエル・ジャズ アーティスト大名鑑

今やジャズのもっとも熱いシーンとなっている「イスラエル・ジャズ」は、独特の文化を持つイスラエルの民と、進化を続けるジャズが融合したあまりに豊かな最先端音楽。個性的で魅力たっぷりの現行イスラエルジャズの音楽家たちを紹介する名鑑。独自に選曲した“イスラエル・ジャズ・ベスト”のプレイリストつきです。

  • 2021-01-06
  • 2021-01-05

儚げなフォークサウンドが魅力、イスラエル女性SSWカマ・ヴァルディ

イスラエル産の王道フォークを行くシンガーソングライター/ギタリストのカマ・ヴァルディ(Kama Vardi)の2020年新譜『Moonticket』が素晴らしい。シンプルながらどこか影を帯びた歌とギターで、触れただけで壊れてしまいそうな繊細なストーリーを歌う、儚げで美しい作品だ。

  • 2020-12-29
  • 2022-08-06

メタル×フルートの意外性で攻める10代バンド、Storchi が凄い

イスラエルのメタルバンド、ストーチ(Storchi)という4ピースバンドにはヴォーカルはいない。代わりに主旋律を奏でるのが、女性フルート奏者のダニエレ・サッシ(Danielle Sassi)である。彼女は2001年生まれのまだティーンエイジャー。クラシックとジャズで培われた卓越したフルートの演奏技術は、デスメタルの“デス声”ヴォーカルとは正反対の美しい音色だが、これが不思議とヘヴィメタルのバンドサウンドに馴染んでいる。