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ギター

  • 2020-05-01
  • 2020-05-01

アルゼンチンの人気SSWロリ・モリーナ、彼女の歌とギターにフォーカスした最新作

アルゼンチンの女性SSW、ロリ・モリーナ(Loli Molina)の2019年作『Lo Azul Sobre Mi』は彼女のギターと歌を全面的にフィーチュアした、これまでの作品と比べても随分と落ち着いた印象を受ける傑作だ。ジャズやロック、ポップスなど幅広く取り入れてきたこれまでの作品にはあまり見られなかった、声とギターの大人びた魅力に改めて気付かされる。

  • 2020-04-25
  • 2020-04-25

トム・ミッシュ&ユセフ・デイズ。UKジャズの若き鬼才が組んだ『What Kinda Music』

イギリス・ロンドン出身のマルチ奏者/作曲家のトム・ミッシュ(Tom Misch)と、同じくロンドンのジャズドラマー、ユセフ・デイズ(Yussef Dayes)が共同制作した2020年新譜『What Kinda Music』がリリースされた。今作は特にユセフ・デイズによる躍動する人力グルーヴが、様々な音楽を吸収したトム・ミッシュによる色彩感覚豊かな楽曲に絡んだサウンド。

  • 2020-04-24
  • 2020-04-24

アメリカで出会い、アメリカの音楽を愛し、ジャズで繋がった3人の温かな音楽

クロマチック・ハーモニカのグレグア・マレ(Gregoire Maret)、ピアノのロメイン・コリン(Romain Collin)、そしてギターのビル・フリゼール(Bill Frisell)の3人がアメリカの雄大な自然を愛情深く描く『Americana』。グレゴア・マレのハーモニカが奏でる叙情的な音は広大なアメリカの大地への望郷と憧憬の歌だ。

  • 2020-04-22
  • 2020-04-22

UKジャズシーンを担う注目の若手ギタリスト、ロブ・ラフト待望の2ndアルバム

2017年のデビュー作『Riser』でロンドンのジャズシーンで一躍人気者になったギタリスト/作曲家、ロブ・ラフト(Rob Luft)の待望の2ndアルバム『Life is the Dancer』がリリースされた。バンドメンバーは前作と同じ顔ぶれに加え、トランペットのバイロン・ウォーレンが新たに参加している。

  • 2020-04-19
  • 2020-04-19

カート・ローゼンウィンケル、古いビバップを現代的アプローチで蘇らせた新譜『Angels Around』

カート・ローゼンウィンケル・トリオの最新アルバム『Angels Around』がリリースされた。メンバーはギターのカート・ローゼンウィンケル(Kurt Rosenwinkel)の他、2016年からローゼンウィンケル・トリオに参加しているイタリア出身のベーシスト、ダリオ・デイダ(Dario Deidda)、そしてNYを拠点に活動するドラマーのグレゴリー・ハッチンソン(Gregory Hutchinson)。

  • 2020-04-18
  • 2023-08-16

日本への憧れも。スペインの女性ギタリスト、パオラ・エルモシンがSNSで急速に人気拡大中!

クラシックやフラメンコを中心としながら、エレキやウクレレも弾くマルチギタリストとして知られ、YouTubeやInstagramでの露出も多く多数のフォロワーを抱えるスペインの若き女性ギタリスト、パオラ・エルモシン(Paola Hermosín)。SNS大好きな1995年生まれのイマドキ女子かつ、フラメンコギターの学位を持ちギターの腕はもちろん、美声での弾き語りも最高という逸材だ。

  • 2020-04-12
  • 2020-04-11

静かな夜に聴きたい、南米+北欧の詩的なギタートリオ

南米アルゼンチンのギタリスト、ホセ・サルーシと同じくアルゼンチンのベーシスト、フアン・フラッキに、デンマークのドラマー、ウルリック・ビスガアルドが加わった極上のギタートリオ作品『Lugar』。このメンバーでは初めての録音とのことだが、アルゼンチンと北欧音楽に共通する叙情性がギタートリオという小編成の中で見事に結実した素晴らしい音楽だ。

  • 2020-04-07
  • 2021-02-21

至福の声とギター。青葉市子、2020年1月のライヴ音源をリリース

シンガーソングライター/ギタリストの青葉市子が、2020年1月に東京・赤坂の草月ホールで行われたデビュー10周年記念コンサートの模様をライヴ盤として発売した。『"gift" at Sogetsu Hall』と題された今作は、アカペラで披露される(1)「守り哥」で始まる、声とギターだけの17曲・79分の至福のとき。

  • 2020-04-05
  • 2023-09-19

南欧/南米の名曲が繋ぐ家族の絆。母娘デュオが奏でる素敵すぎる音楽の贈り物

『Imagina』はスペイン・カタルーニャの卓越した女性クラシックギタリスト、エリザベト・ローマ(Elisabeth Roma)と、その娘でトロンボーン奏者/シンガーのリタ・パイエス(Rita Payes)の母娘による美しいデュオアルバム。カタルーニャ語の伝統曲からボサノヴァ、ラテン音楽といった彼女たちが日常の中で親しみ歌ってきた曲を、親子ならではの愛情に満ちた親密な演奏で届けてくれた。

  • 2020-04-05
  • 2021-12-19

ベナン出身の驚異のギタリスト率いるGilfema、原点に立ち返った12年ぶり新譜

西アフリカ・ベナン出身のギタリスト、リオーネル・ルエケ(Lionel Loueke)とハンガリー出身のドラマー、フェレンク・ネメス(Ferenc Nemeth)、そしてスウェーデン生まれのイタリア人ベーシストのマッシモ・ビオルカティ(Massimo Biolcati)のトリオ、ジルフェマ(Gilfema)。アフリカ音楽のエッセンスが色濃く反映された個性的なジャズがとても面白い。

  • 2020-04-01
  • 2021-01-29

先駆的ポストロック・ジャズバンド、BADBADNOTGOODのDNAが流れる双頭アルバム

ヒップホップ、エレクトロニカからジャズまで、ジャンルに囚われない音楽性で一躍スターダムにのし上がったカナダの4人組グループ、バッドバッドノットグッド(BADBADNOTGOOD)のマシュー・タヴァレスとリーランド・ウィッティの双頭名義での初リリース『Visions』。サウンドはよりジャズ寄りになり、二人の天才的なマルチ奏者による有機的な即興セッションが軸になっている作品だ。