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ジプシージャズ

  • 2026-07-24
  • 2026-07-23

欧州屈指のクレズマーバンド、AKB新譜『Diaspora』──熱狂的グルーヴに潜む多文化混淆の歴史

30年におよぶバンドの歴史の中で、クレズマーを揺るがない根幹に据えつつジャズ、スカ、マヌーシュスウィング、果てはヒップホップやエレクトロニカなどを融合しながら様々な表現を試みてきたアムステルダム・クレズマー・バンド(Amsterdam Klezmer Band, 通称:AKB)は、2026年の新譜『Diaspora』で、彼らの“根”である完全アコースティックなクレズマーに立ち戻ってきた。

  • 2026-06-26
  • 2026-06-19

超絶技巧の若手マヌーシュ・スウィングの旗手、グウェン・カユ 多様な音楽性に根差した新譜『Mosaïque』

フランスのギタリスト、グウェン・カユ(Gwen Cahue)の第5作目となるアルバム『Mosaïque』がリリースされた。全編マカフェリ・ギターを弾き、曲によって2種類のトリオを起用した作品で、とかくスピードとテクニックに偏重しがちなジャズ・マヌーシュに高度な叙情性と音楽性を持ち込んだ優れた作品だ。

  • 2025-12-12
  • 2025-12-12

クリスチャン・エスクーデの”最後のピアニスト”アントワン・エルヴィエによる至高のトリビュート

フランスのジャズピアニスト、アントワン・エルヴィエ(Antoine Hervier)の2025年新作『Navigue loin - Looking at Christian Escoudé』は、彼がそのバンドの最後のピアニストとして在籍していた、2024年に他界したフランスを代表するジプシージャズ・ギタリストであるクリスチャン・エスクーデ(Christian Escoudé, 1947 - 2024)のトリビュート・アルバムだ。アルバムにはエスクーデが遺した10曲(11トラック)が選ばれており、ピアノトリオを中心に、数曲でゲストを加えて魅惑のジプシー・ジャズの世界へと誘う好盤となっている。

  • 2025-05-09
  • 2025-05-09

今再び、悪魔の降臨。ファンファーレ・チョカルリア&エイドリアン・ラソ 10年ぶり最強タッグ復活!

2014年作『Devil's Tale』での世界的な成功をを経て、ルーマニアのブラスバンド、ファンファーレ・チョカルリア(Fanfare Ciocărlia)と、カナダのギター/バンジョー奏者エイドリアン・ラソ(Adrian Raso)が再びタッグを組んだ。彼らの新作『The Devil Rides Again』にはオリジナル8曲とカヴァー3曲を収録。爆発的なバルカンブラスと、ロカビリーやマヌーシュ・ジャズを融合したまさに“悪魔的な”サウンドで、世界を再び酔狂させる。

  • 2025-03-15
  • 2025-03-15

パリのメトロから世界へ。誇り高き南仏の社会派ミクスチャーバンド、Zoufris Maracas 達観の新譜

フランスの社会派ミクスチャーバンド、ズーフリ・マラカス(Zoufris Maracas)の4枚目のスタジオ・アルバム『La course folle』。アルバムはコロンビアとフランスで録音され、アフロキューバン、カーボベルデ、マヌーシュジャズなど多様な音楽的要素を取り込み、日常の葛藤や自由への渇望をユーモラスかつ鋭い表現で歌っている。

  • 2024-05-12
  • 2024-05-12

生命力に満ちた現代最高のジプシーバンド、Barcelona Gipsy balKan Orchestra 7枚目新譜

雑多で祝祭的なバルカン音楽を体現するスペイン拠点のバンド、バルセロナ・ジプシー・バルカン・オーケストラ(Barcelona Gipsy balKan Orchestra)の音楽は、いつだって楽しい。能天気なようでいてどこか哀愁を感じさせる音楽。生活感と生命力に溢れ、体の奥底から湧き上がってくるような音楽。2000年代初頭に日本のワールド・ミュージックファンを席巻した派手で哀愁に満ちた“ジプシーブラス”は最近はあまり巷で聞かれなくなってしまったように感じるが、彼ら、通称"BGKO"はブラスこそ居ないものの、そんなジプシージャズ楽団の現代最高の楽団だ。

  • 2024-01-01
  • 2024-01-01

キャラバン・パス20周年!灼熱のエネルギー渦巻くジプシー音楽最高峰バンドの集大成アルバム

ジプシー音楽(ロマ音楽)を揺るぎない軸とし、ヒップホップやレゲエ、フラメンコ、ジャズなどを独自の感性でミックスしカルトな人気を得てきたフランスのバンド、ラ・キャラバン・パス(La Caravane Passe)が結成20周年という節目の2023年にリリースした新譜『Hôtel Karavan』は、彼らの集大成ともいうべき必携の作品だ。

  • 2023-01-12
  • 2023-01-07

エリア・バスティーダ、巨匠ステファン・グラッペリに捧げるマヌーシュ・スウィング

スペインのヴァイオリン奏者、エリア・バスティーダ(Èlia Bastida)によるステファン・グラッペリ・トリビュート『Tribute to Stéphane Grappelli』。ともにサン・アンドレウ・ジャズバンドの指導者であるベース奏者ジョアン・チャモロ(Joan Chamorro)とギター奏者ジョゼップ・トレイバー(Josep Traver)とのトリオを軸に優美なジプシー・スウィングを堪能できる作品だ。

  • 2022-08-20
  • 2022-08-20

日本が誇る次世代アコーディオン奏者・中山うりのタイムレスな名盤・デビュー作2007年『DoReMiFa』

音楽はカルチャーであり、エンターテインメントである。そうである以上、流行や時代性が反映されるのは必然であるともいえる。一方、音楽は芸術でもある。ベートーベンやバッハ、シューベルトといったクラシック音楽はそれこそ何百年という単位で人々に愛され続けており、素晴らしい芸術はタイムレスに生き続ける。今なお数多くの作品を残し続ける中山うりの作品の中でもデビュー作を今回取り上げた理由。それこそまさに時代に流されず、色褪せることのない普遍的な「音」が記録された盤。それが今回紹介する中山うりのデビュー作『DoReMiFa』なのである。

  • 2022-06-19
  • 2025-04-16

境界なき多ジャンルの混淆。驚異のマルチ奏者ストラショ・テメルコフスキー

マケドニアにルーツを持ち、独学でベースやヴィオラ、マンドリン、パーカッション、ヒューマンビートボックスなどをマスターしたフランスの音楽家ストラショ・テメルコフスキー(Stracho Temelkovski)のデビュー作『The Sound Braka』。40歳を越えてのデビューアルバムは、今まで広く明らかにされていなかったその卓越した才能を世界に知らしめる驚異的なアルバムだ。