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ジャズ

  • 2022-10-26
  • 2022-10-25

チェコで活躍する新鋭SSW、アリソン・ウィーラー、ストーリー・テラーの魅力に満ちたデビュー作

米国カリフォルニア州出身で、現在はチェコ共和国で活動するSSW、アリソン・ウィーラー(Allison Wheeler)がデビュー作 『Winterspring』をリリースした。プラハの一流ミュージシャンを迎えた抒情的なジャズ・サウンドと、ポップスにも通じる素直で透明感のあるヴォーカルが魅力的な一枚だ。

  • 2022-10-24
  • 2022-10-24

高次元から意識へと働きかけ拡張させる、UKジャズ最前線 The Comet Is Coming 待望の新作

現行UKジャズシーンを代表するサックス奏者シャバカ・ハッチングス(Shabaka Hutchings)率いるトリオ、コメット・イズ・カミング(The Comet Is Coming) の新作『Hyper-Dimensional Expansion Beam』がリリースされた。本作は英国のハイブリッドなジャズシーンを象徴するような作品であることは間違いなさそうだ。

  • 2022-10-23
  • 2022-10-22

気鋭ジャズピアノ奏者ヤニフ・タウベンハウス、リリシズムに溢れる初のソロピアノ作『Hope』

ニューヨークで活躍するイスラエル出身のピアニスト/作曲家ヤニフ・タウベンハウス(Yaniv Taubenhouse)の最新作『Hope』は、彼の卓越したリリシズムを堪能できる美しいソロピアノ作品だ。約65分間の今作は、ヤニフ・タウベンハウスが思慮深くピアノと向き合い、まるで古い友と語らいあっているかのような愛情深さが非常に印象的。

  • 2022-10-21
  • 2022-11-05

桃源郷のサウンド。イスラエルの新世代ギタリスト、ガイ・ゴッテスフェルドのデビュー作

イスラエルのギタリスト/作曲家、ガイ・ゴッテスフェルド(Guy Gottesfeld)をリーダーとするジャズ・カルテットのデビュー作『Shalva』(2022年)。圧倒的なテクニックと独特のフレージング、スライドバーを用いたボトルネック奏法の多用、ジャズやブルース、ロックだけでなくアフリカや南米、ハワイの音楽からの影響など興味をそそられる作品だ。

  • 2022-10-20
  • 2022-10-16

サックス奏者ウィル・ヴィンソン、コード楽器を伴わない意欲的なトリオ/カルテット新譜

イギリス出身のサックス奏者/作曲家ウィル・ヴィンソン(Will Vinson)が、絶賛された前作『Trio Grande』に続く新作『Tripwire』をリリースした。今作はマット・ペンマン(Matt Penman, b)、エリック・ハーランド(Eric Harland, ds)、そして2曲でメリッサ・アルダナ(Melissa Aldana, sax)がゲスト参加するというそれだけで注目に値する作品となっている。

  • 2022-10-19
  • 2022-10-16

メルボルン発、クラブジャズ/ブラジリアン・グルーヴ注目のドン・グローリー新作『Welcome』

オーストラリア・メルボルンのマルチ奏者/作曲家ゴードン・リー(Gordon Li)の別名プロジェクト、ドン・グローリー(Don Glori)の新作 『Welcome』は、ジャズ/ブラジル音楽/クラブジャズ/ソウル/ファンク好きにおすすめのグルーヴィーで爽快な作品だ。

  • 2022-10-18
  • 2022-10-10

イスラエル出身ベーシスト、ソ連の労働収容所を生き延びた祖父に触発された新譜『Felix』

イスラエル出身で現在イギリス・ロンドンを拠点に活躍するベーシスト/作曲家ニム・サドット(Nim Sadot)が、第二次世界大戦中にソ連の労働収容所を生き延び、収容所の将校たちの肖像画を描いた亡き祖父にインスパイアされた新作『Felix』をリリースした。アルバム・ジャケットにはその祖父が描いた絵が採用されている。

  • 2022-10-17
  • 2022-10-16

ショパンの叙情性とラテンの情熱を併せ持つ女流ピアニスト、マリアリー・パチェーコ新作

2012年のモントルー・ジャズ・フェスティバル「ピアノ・ソロ・コンペティション」で女性として初めて優勝したことで知られるキューバ出身のピアニスト/作曲家、マリアリー・パチェーコ(Marialy Pacheco)の通算12枚目となる2022年新譜 『Reload』は、ピアノトリオを軸に多様なゲストを迎え入れた華やかなラテン・ジャズ作品だ。

  • 2022-10-15
  • 2022-10-15

フランスのジャズ・ピアノ奏者ポール・レイ、ベートーヴェンの人生に想いを寄せるソロピアノ集

2010年代以降のフランスのジャズ・シーンを代表するピアニスト、ポール・レイ(Paul Lay)による、彼自身初の全編ソロピアノのアルバム 『Full Solo』。今作はベートーヴェンへのリスペクトをテーマにした珍しいジャズ作品となっており、ベートーヴェンに縁の深いウィーンで書かれたというポール・レイのオリジナル数曲と、(3)「交響曲第9番」、(5)「月光ソナタ」、(7)「エリーゼのために」といったベートーヴェンの名曲のジャズ・アップで構成されている。

  • 2022-10-14
  • 2024-09-27

極上の室内楽ブラジリアン。ジャズ・クラリネット名手アナット・コーエンの新作『Quartetinho』

イスラエル出身のジャズ・クラリネット奏者アナット・コーエン(Anat Cohen)が新作『Quartetinho』をリリースした。アルバムタイトルは4人組を意味するカルテット(Quartet)に、ブラジル・ポルトガル語で“可愛いもの”“小さいもの”といったニュアンスをもつ“-inho”をくっつけた、ブラジル音楽に傾倒するアナット・コーエンらしい言葉選びも秀逸な作品だ。

  • 2022-10-13
  • 2022-10-09

現行UKジャズシーンを代表するサックス奏者カミラ・ジョージ、ルーツを意識した3rd『Ibio-Ibio』

ロンドンのサックス奏者/作曲家のカミラ・ジョージ(Camilla George)が、自身のルーツであるナイジェリア南東部に住むイビビオ族へと捧げた新作『Ibio-Ibio』をリリースした。現在のUKジャズシーンの精鋭たちで固められたバンドで、ジャズ、ヒップホップ、アフロビートがシームレスに融合するサウンドを展開する。