- 2023-12-27
- 2023-12-27
ギリシャ発、世界の民俗音楽をつなぐアコーディオンとチェロのデュオ Tales from the Box
ギリシャのアコーディオン奏者/作曲家サノス・スタヴリディス(Thanos Stavridis)と、同じくギリシャ出身のチェロ奏者ステラ・テンプレリ(Stella Tempreli)による初のデュオ・アルバム『Ciel』には素敵な音が詰まっていた。
ギリシャのアコーディオン奏者/作曲家サノス・スタヴリディス(Thanos Stavridis)と、同じくギリシャ出身のチェロ奏者ステラ・テンプレリ(Stella Tempreli)による初のデュオ・アルバム『Ciel』には素敵な音が詰まっていた。
ニューヨーク・ブルックリンを拠点とする新進気鋭のギタリスト、マックス・ライト(Max Light)の新作EP『Bramble』。ピアノにエヴァン・メイン(Evan Main)、ベースにデンマーク出身のマティアス・ホイゴール・ジェンセン(Mathias Højgaard Jensen)、そしてドラムスにスティーヴン・クラマー(Steven Crammer)という若く柔軟な感性を持ったメンバーを迎えたカルテットで、伝統と革新が両立する優れたジャズを展開している。
ブラジル・ポルトアレグレ出身、現在はニューヨークのブルックリンを拠点に活動するジャズ・ギタリスト、マルシオ・フィロメナ(Marcio Philomena)の初のフルレンス・アルバム『Trails』。コンテンポラリー・ジャズ、ブラジル音楽、ロックなどの軽やかなブレンドである今作で、彼はリラックスと緊張が絶妙に共存する絶品のインストゥルメンタル音楽を提供している。
ロシアのサックス奏者/作編曲家アンドレイ・クラシルニコフ(Andrew Krasilnikov)が、2008年のデビュー作『Serpentine』以来15年ぶりとなる2ndアルバム『Bloody Belly Comb Jelly』をリリースした。サックス、ピアノ、ベース、ドラムスのカルテットを核とし、ラージ・アンサンブルの表現を効果的に取り入れた優れた作品だ。
エジプトにルーツを持つギリシャ生まれのハープ奏者、マリア=クリスティーナ・ハーパー(Maria-Christina Harper)が、イギリスのサックス奏者ジョセフィン・デイヴィス(Josephine Davies)と、ニュージーランド生まれでロンドンで活躍するドラマー、エヴァン・ジェンキンス(Evan Jenkins)とのトリオ「ハーパー・トリオ(Harper Trio)」で野心的なデビュー作『Passing By』をリリース。
南アフリカのギタリスト、ンコシ・ゾンド(Nkosi Zondo)のソロデビュー作『Bophelo Batho Pele』は、どこまでも素直で寛大で、愛の塊のような音楽だ。1986年に南アフリカ最大のタウンシップであるヨハネスブルグ市ソウェトの貧しい家庭に生まれた彼は2006年にファンダ・コミュニティ・カレッジ(Funda Community College)を卒業後、長い間、セッション・ミュージシャンとしてそれほど目立たずに活動してきた。
米国を代表するトランペッター、アンブローズ・アキンムシーレ(Ambrose Akinmusire)は新作『Owl Song』で彼が敬愛する二人のミュージシャンを招いた。ギタリストのビル・フリゼール(Bill Frisell)とドラマーのハーレン・ライリー(Herlin Riley)だ。アンブローズとは20も30も歳の離れたベテランとのセッションは、マイルス・デイヴィスと同じように“少ないほど良い(less is more)”という信念をもつ彼の音楽観を体現している。
オーストラリア・メルボルンの女性二人組ユニット、スペシャル・フィーリングス(Special Feelings)のデビュー・アルバム『Special Feelings』が最高だ。クラブ・ジャズに通ずるしなやかな即興的グルーヴが心地よく、ノイエ・グラフィック(Neue Grafik)からユセフ・デイズ(Yussef Dayes)、マッドリブ(Madlib)までという彼女らの影響源を凝縮したようなサウンドが展開される。
フランスのサックス/フルート奏者ソフィー・アルール(Sophie Alour)の9枚目のスタジオ・アルバム『Le temps virtuose』に派手さや分かりやすさはない。サックス、ギター、チェロ、ドラムスという編成も珍しいし、ジャズらしいスウィングもない。リズムはあるが、それを強力に推進するグルーヴも希薄。それでも不思議とどこか惹かれるものがあり、ふとしたときに自然と再生してしまうような類のアルバムだ。
音楽への情熱や、その才能は親から子へと代々受け継がれていくものらしい。YouTubeの投稿から一躍人気歌手となったフランスのカミーユ・ベルトー(Camille Bertault)の音楽への情熱は、音響技師であり、クラシックを学びジャズを愛好したアマチュアのピアニストである父ポール・ベルトー(Paul Bertault)による幼少期からの指導によって育まれていった。
ウクライナの歌手ローラ・マルティ(Laura Marti)と、ピアニストのナターリヤ・レベジェヴァ(Nataliya Lebedeva)のピアノトリオによるオリジナル曲集『Waves』がリリースされた。ラーシュ・ダニエルソンの楽曲を取り上げた前作『Africa』と同じメンバーによる演奏で、ブラジルのDDG4にも通ずる軽やかなグルーヴが最高に心地よい現代的なジャズ作品となっている。
ドイツ・ベルリンを拠点に、その圧倒的なライヴ・パフォーマンスなどで急速に熱狂的ファンを拡大するモーゼス・ユーフィー・トリオ(Moses Yoofee Trio)が初のミニアルバム『OCEAN』をリリースした。かなりセンセーショナルな出来栄えで、必聴の作品と言って過言ではないだろう。
2023年も残りわずか。まさかこのタイミングでこのような朗報が訪れるとは思わなかった。2019年の『Tomorrow's New Dream』より4年ぶり、通算19作目のアルバムとなるインコグニート(Incognito)の新作『Into You』が発表されたのは10月末の事だ。
独特の視点・さまざまなアプローチ方法でピアノという楽器の可能性の探求を続けてきたフランスの先駆的ピアニスト/作曲家エドゥアール・フェルレ(Edouard Ferlet)が『PIANOïD²』をリリース。ヤマハの「ディスクラヴィア」によってコントロールされた自動演奏ピアノと、自身が即興も交え演奏するサイレントピアノという2台のピアノによる未踏の音楽が繰り広げられる。