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ジャズ

  • 2021-10-01
  • 2021-09-30

イスラエルジャズ要注目作!最狂カルテット率いるSax奏者シャハル・アムドール

イスラエル出身の若手サックス奏者シャハル・アムドール(Shahar Amdor)のデビュー作『Cassiopeia』は、ギターに若手No.1のニツァン・バール(Nitzan Bar)、シャハル同様にバークリーで学んだベーシストのナダフ・ラヴィ(Nadav Lavie)、ここ数年で頭角を表してきたドラマー、ニツァン・バーンバウム(Nitzan Birnbaum)という布陣で録音されたイスラエル・ジャズシーンの要注目作だ。

  • 2021-09-30
  • 2021-11-01

イスラエルジャズ最右翼、Nigun Quartet が奏でる純度100%ジューイッシュ・ジャズ

限りなく“イスラエル的”なカルテットが登場した。ニグン・カルテット(Nigun Quartet)のニグン(Nigun, Niggun, Niggen)とはユダヤ教超正統派(ハシディズム)に伝わる旋律のこと。Nigun Quartetはハシディズムのメロディーを現代的なアレンジやジャズの即興演奏で時代に適応させる。メンバーは24歳のピアニスト、34歳のサックス奏者、49歳のベーシスト、そして53歳のドラマー。宗教的・民族的な立場からのジャズへのアプローチ。

  • 2021-09-28
  • 2021-09-26

1999年生まれの新星ピアニストEden Giat、モーセ『出エジプト記』に感化された圧巻デビュー作

1999年生まれのイスラエルの新鋭ピアニスト、エデン・ギアット(Eden Giat)がデビュー作となる『Crossing the Red Sea』をリリースした。アルバムタイトル“紅海を渡る”は、救済者モーセがイスラエルの民を率いて紅海を渡ったという『出エジプト記』に因む。

  • 2021-09-27
  • 2021-09-26

ロシアの気鋭女性芸術家クセニア・フェードロワ、創造性溢れるソロ新譜

ロシアのピアニスト/ヴォーカリスト/作曲家クセニア・フェードロワ(Ksenia Fedorova)のソロ新譜『Birds Songs』は、去っていった恋人の元を鳥になって訪れる少女の寓話を描いた前衛室内楽だ。バロック音楽からジャズ、エレクトロニカなどが渾然一体となりアートの渦に飲み込む様は見事としか言いようがない。

  • 2021-09-25
  • 2023-03-26

ロシア発、伝承歌をジャズプログレに大胆アレンジする凄腕バンド Settlers

ロシアの7人組バンド、Settlers。彼らはロシアの伝承歌をインスピレーションの源とし、コンテンポラリー・ジャズで表現する優れたバンドだ。2019年秋に学生グループによって競われるJazz Across Bordersで優勝し、以降各地で演奏しながらアルバムの制作に取り組んできた。デビュー作『У заветного столба』が密かに評判を呼んでいる。

  • 2021-09-25
  • 2024-09-23

豪華なゲストを迎えたスペイン文化のルーツを辿る旅路。ダニエル・ガルシア傑作新譜

これはびっくりするくらい良い作品が届いた。スペインのピアニスト/作曲家ダニエル・ガルシア(Daniel García)のトリオ新譜『Via de la Plata』。アルバムタイトル“銀の道”はスペイン南西部の都市セビリアからひたすら北上しアストルガまで約705km続くローマ時代の交易路・巡礼路のこと。

  • 2021-09-22
  • 2021-09-20

トルコの天才ピアニスト率いる国際派カルテット、Ayna Veer

チック・コリアに“世界一のピアニスト”と称えられたトルコ出身のアイデン・エセン(Aydin Esen)が、国境を越えた3人の若手奏者を率いてスタートさせた新しいプロジェクト「Ayna Veer」。ここにはジャズの即興演奏の醍醐味が詰まっている。

  • 2021-09-14
  • 2021-11-08

デンマーク発・北欧アンビエント・フォークジャズ、Hvalfugl

デンマークのピアノ、ギター、ベースのトリオHvalfuglの2020年作『Øjeblikke Vi Husker』は、北欧ジャズの真髄が味わえる優れた作品だ。テクニックの誇示よりもアンサンブルでの空気感や世界観を重視したトリオで、北欧の伝統音楽に根ざしたシンプルで美しいメロディーを豊かに響きあうサウンドで届けてくれる。

  • 2021-09-12
  • 2023-03-24

激情のフラメンコ・ピアノトリオ作『Al Toque』

スペインのベーシスト/作曲家、パブロ・マルティン・カミネロ(Pablo Martín Caminero)がリーダーを務める『Al Toque』は、フラメンコに欠かせないギターを排し、ピアノ、コントラバス、パーカッションのピアノトリオで演奏された興味深いフラメンコ作品だ。

  • 2021-09-06
  • 2023-07-11

バトゥライ・ヤルキン。超絶技巧ジャズと伝統音楽MIXで魅せるトルコ注目株ピアニスト

トルコのピアニスト/作曲家、バトゥライ・ヤルキン(Baturay Yarkın)の2018年作『Su』は、東欧〜中東的抒情あり、超絶技巧あり、スウィングありの良盤だ。独自のジャズ文化を築き、活況を極めるトルコのジャズシーンの中でも注目すべき存在なのではないだろうか。