- 2022-02-15
- 2022-02-13
北欧ジャズの美の極致。Trio X of Sweden、スウェーデンの伝統曲集
スウェーデンのピアノトリオ、Trio X of Swedenの 『Trad. Arr』はそのタイトル通り、伝統曲をジャズのピアノトリオで再構築した作品だ。全編北欧らしい美旋律のオンパレードで、腰を据えてじっくり聴くもよし、リラックスした時間のBGMにふんわりと流すもよしの万人におすすめしたいアルバム。
スウェーデンのピアノトリオ、Trio X of Swedenの 『Trad. Arr』はそのタイトル通り、伝統曲をジャズのピアノトリオで再構築した作品だ。全編北欧らしい美旋律のオンパレードで、腰を据えてじっくり聴くもよし、リラックスした時間のBGMにふんわりと流すもよしの万人におすすめしたいアルバム。
ジョヴァンニ・ミラバッシ(Giovanni Mirabassi)があの伝説的なソロピアノ名盤『Avanti!』から20年を経て録音したソロ作『Pensieri isolati』。やはり、極めて才能のある音楽家にはソロというフォーマットが最適なのかもしれない。
古今東西の名曲を美しいヨーロピアン・ジャズで演ずるイタリアのピアニスト、エンゾ・オレフィス(Enzo Orefice)の『Talking About Jazz』シリーズは、2021年からデジタル配信が開始され、すでに5枚のシリーズEPがリリースされている。
一度聴いたら忘れられない、圧倒的な表現力を誇るブラジルの歌手/ピアニストのシダ・モレイラ(Cida Moreira)。1951年生まれで、1977年からミュージカルや演劇で女優としてのキャリアを開始し、80年代からはMPBのカヴァーを中心に音楽活動も行なってきた実力派だ。
ー、パブロ・プリード(Pablo Pulido)と、ポルトガルのピアニスト、ルイ・リゼンデ(Rui Resende)の偶然の出会いによって生まれたデュオ、Migrationの2021年のアルバム『Owl & Lark』。選曲も秀逸なエキサイティングなジャズ。
南アフリカ・ダーバンを拠点とする気鋭のピアニスト、スィブスィソ・マシロアネ(Sibusiso "Mash" Mashiloane)の新譜『Music from My People』は、ソロピアノで録音された前作『Ihubo Labomdabu』から打って変わり、ヴォーカリストを含む総勢17名のミュージシャンを迎えて制作された豪華な作品となった。
スウェーデンのピアニスト、ヨエル・リュサリデス(Joel Lyssarides)のピアノトリオ作品 『Stay Now』。名門ACTからリリースされた彼自身3枚目のアルバムとなる今作は、北欧ジャズの新星を強く印象づける詩的で美しい内容で、彼のキャリアにとっても大きな飛躍の一枚となるだろう。
米国の若手実力派ピアニスト、ヴィクター・グールド(Victor Gould)の3枚目の作品『In Our Time』(2021年)。全体的に複雑なハーモニーを多用したハードバップに強く影響された作品で、スリリングな即興が楽しめる優れたジャズアルバムとなっている。
前作『Finding Seagulls』(2020年)が絶賛されたデンマークのピアノトリオ、Little Northの新譜 『Familiar Places』がリリースされた。優れた詩情を醸す北欧ジャズのテイストはそのままに、今作では初めてエネルギッシュなギターと温かみのあるトランペットというゲストも得てトリオの新たな地平を開拓した意欲作となっている。
若くして、その才を世界に見せつけた天才。それが「神童」の定義だとするのならば、ここにもう一人の「神童」をご紹介したい。英国出身のマルチアーティスト、ジェイコブ・コリアー(Jacob Collier)。奇しくも大谷・羽生と同じ27才もまた、世界に大きく羽ばたこうとしている。ここではコリアーの作品の中でも最もワールドミュージックの色濃い2019年作『Djesse Vol.2』(ジェシーVol.2)をご紹介したい。
ロシア連邦チュヴァシ共和国に根付く伝統音楽を軸に活動するバンド、DIVA Ethno Future Sound のデビュー作『Chuvash Stanzas & Songs』が素晴らしい。バンドはヴォーカル、ピアノ、ハープ、木管の4人編成で、シンプルな楽曲構成にゆったりとオーガニックなサウンドに心が安らぐ。
変拍子や中東音楽の旋律などイスラエルジャズにインスパイアされた日本の独創的なピアノトリオ、niskhaf(ニスカフ)が待望のデビューアルバム『thirst』をリリースした。今回は作品をより深く楽しむために、niskhafの3人に直接話を伺ってみた。
アンドレ・マルケス(André Marques)は、今ブラジルでもっとも勢いのあるピアニストだろう。2021年5月にフォホーをテーマにしたソロ作品『Forró de Piano』をリリースしたばかりだが、今度はショーロにフォーカスしたピアノトリオのアルバム『Choro Universal』(2017年)がサブスク解禁され、2021年12月にリリースされた。
ギタリストのエロン・テルグマン(Elon Turgeman)と、ピアニストのアヴィ・アドリアン(Avi Adrian)。まだ“イスラエルジャズ”が国際的に広く注目を浴びる前からイスラエル国内で長く活躍するジャズの第一人者である二人が、ヨライ・オーロン(b)とオフリ・ネヘミヤ(ds)を迎えたカルテット好盤『Twins』。