- 2020-07-23
- 2020-09-04
JAZZレジェンド、キース・ジャレット「Country」:歌うように奏でられる稀代の名曲
これは現在に至るまで、私の音楽観の原点のようになっているアルバムのひとつ。キース・ジャレット(Keith Jarrett)が北欧のミュージシャンとのカルテットで1978年に発表した『My Song』。
これは現在に至るまで、私の音楽観の原点のようになっているアルバムのひとつ。キース・ジャレット(Keith Jarrett)が北欧のミュージシャンとのカルテットで1978年に発表した『My Song』。
米国ロードアイランド州出身の気鋭ピアニスト、ジュリアン・ショア(Julian Shore)の新譜『Where We Started』は、どこか北欧ジャズのような深く内省的な精神性を感じさせる好盤。本作は2016年作『Which Way Now?』以来4年ぶりの3rdアルバムだ。
2002年に若干12歳でデビューした天才ピアニスト、クリスチャン・サンズ。30歳になった2020年の新譜『Be Water』は中村恭士、クラレンス・ペンとのトリオを軸に、多数のゲストが参加。ブルース・リーの哲学「水になれ」からインスパイアされた傑作だ。
“ジャジーザ(Jazziza)”や“ジャズのプリンセス(Princess of Jazz)”の愛称で親しまれ、欧州で絶大な人気を誇る作曲家/ピアニスト/歌手のアジザ・ムスタファ・ザデ(Aziza Mustafa-Zadeh)が、「3世代共演」をテーマにした13年ぶりの新作をリリースした。
ポーランドのピアニスト、マルチン・ボシレフスキ(Marcin Wasilewski)の音楽に20年ぶりに再会した。これは少々個人的な音楽の記憶。
ロン・ミニス(Ron Minis)はイスラエル・テルアビブを拠点に活動するピアニスト/作曲家。ピアノの他にギターやベース、ドラムスも演奏するマルチ器楽奏者だ。両親はロシア出身で、青く染めた髭が特徴的なアーティストである。
2016年にデビューしたドイツのバンド、デア・ヴァイゼ・パンダ(Der Weise Panda)の2020年新譜はセルフタイトル。イスラエル出身のチェリストが新規加入、さらに前作からピアニストが代わりより詩的に深化したサウンドはヨーロッパ次世代ジャズの新たな道標の予感。
ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド、そしてブライアン・ブレイドという伝説級メンバーによる新録『RoundAgain』がリリースされた。四半世紀ぶりの最強カルテットに時の流れの残酷さ(頭髪的な意味で)といつまでも色褪せない音楽の喜びをみた。
米フォーブス誌の「世界を変える30歳未満の30人」にも選出されるなど人気絶頂のSSW/ピアニストのジョン・バティース(Jon Batiste)の2018年作『Hollywood Africans』は、シンプルな内容ながら彼の音楽家/エンターテイナーとしての稀有な魅力がたっぷりと詰まった作品だ。
すでにUKの現代ジャズシーンでは重要な存在であるピアニスト/作曲家のサラ・タンディ(Sarah Tandy)だが、意外なことにリーダー作としては2020年3月リリースの本作『Infection In The Sentence』がデビューアルバム。
ハニャ・ラニ(Hania Rani)の新譜『Home』にもメンバーが参加し、近年ますます存在感を増すポーランドのピアノトリオ、イモータル・オニオン(Immortal Onion)。“不滅の玉ねぎ”というコミカルなバンド名とは裏腹に、その演奏は限りなく高度でパズルを解くような面白さがある。
もう70代も半ばだというのに異常なペースで新譜を出し続けるブラジルの職人的ピアニスト、アントニオ・アドルフォ(Antonio Adolfo)。新譜はなんとミルトン・ナシメント曲集!
ポーランド出身の人気ピアニスト/作曲家ハニャ・ラニ(Hania Rani)。彼女の新譜『Home』では、これまでのポストクラシカルなピアノとアンビエントな音響効果に加え、初めて自身のヴォーカルをフィーチュアした曲が数曲収録されており新たな魅力を見せた。
ブラジルのピアニスト、アンドレ・メマーリ(André Mehmari)とバンドリン奏者ダニロ・ブリート(Danilo Brito)の共演作『Nosso Brasil』(2019年)はブラジルの古いショーロを中心に構成された作品だ。