- 2020-11-23
- 2020-12-13
スタンダードやクラシックの独自解釈も凄い!イスラエル産超絶プログレ・ジャズ、Heathens
イスラエルのプログレ/ジャズロック・バンド、ヒーサンズ(Heathens)の2018年作『The Best Of』。Project RnL、Pinhas & Sons といったイスラエルを代表するプログレバンドのメンバーが揃ったスーパーユニットの作品。
イスラエルのプログレ/ジャズロック・バンド、ヒーサンズ(Heathens)の2018年作『The Best Of』。Project RnL、Pinhas & Sons といったイスラエルを代表するプログレバンドのメンバーが揃ったスーパーユニットの作品。
エレズ・アヴィラム(Erez Aviram)はイスラエルのピアニスト/作曲家。最初にクラシックピアノを習い始め、のちにビル・エヴァンス、セロニアス・モンク、マッコイ・タイナーなどのレコードを通じてジャズを習得。そしてすぐにティグラン・ハマシアンやシャイ・マエストロ、スナーキー・パピーといった、より現代的なサウンドの影響を受けるようになっていった。
サイケな轟音ギターとヘヴィーなドラム、プリミティヴなリズムを刻むパーカッションにスピリチュアルなジャズ・トランペット。ジャズメタルの感情的な熱さと、北欧らしい乾いた冷たさが同居する不思議な体験。ヘドヴィグ・モレスタッド(Hedvig Mollestad)の2020年新譜『Ekhidna』は、彼女の新境地。
ベルギー出身、NYを拠点に活躍するピアニスト/作曲家、カシミール・リベルスキ(Casimir Liberski)がトリオで録音した2019年作『Cosmic Liberty』。アニマルズ・アズ・リーダーズ(Animals As Leaders)のドラム奏者マット・ガーストカ(Matt Garstka)が参加しており、各曲のクオリティの高さとも相まって一部界隈で話題になった作品だ。
アルメニアから現れ、インターネットにのって世界中の音楽家に強い影響を与えたピアニスト/作曲家、ティグラン・ハマシアン(Tigran Hamasyan)の2020年の新譜『The Call Within』は、2015年の名盤『Mookroot』以来のジャズ・プログレが強調された一枚で、これこそが多くのリスナーが求める鬼才ティグランの姿だろう。
トルコのギタリスト/作曲家、トルガ・シャンル(Tolga Şanlı)の新譜『Vouves』は中東的エッセンスも多めのジャズロック/プログレ系のおすすめ作品だ。
独特の世界観でコアなファンを持つイスラエルのプログレバンドTATRANの鬼才ドラマー、ダン・マヨ(Dan Mayo)のソロ新作EP『Not a Talker』がリリースされた。前作『Big Brown Eyes』も狂気を感じさせるドラミングが炸裂するエレクトロジャズだったが、今回もその辺の凡庸な音楽にはない殺気のようなものを感じさせる、えげつない音楽が押し寄せてくる。
ロン・ミニス(Ron Minis)はイスラエル・テルアビブを拠点に活動するピアニスト/作曲家。ピアノの他にギターやベース、ドラムスも演奏するマルチ器楽奏者だ。両親はロシア出身で、青く染めた髭が特徴的なアーティストである。
ハニャ・ラニ(Hania Rani)の新譜『Home』にもメンバーが参加し、近年ますます存在感を増すポーランドのピアノトリオ、イモータル・オニオン(Immortal Onion)。“不滅の玉ねぎ”というコミカルなバンド名とは裏腹に、その演奏は限りなく高度でパズルを解くような面白さがある。
Animal As Leaders のドラマー、マット・ガーストカが参加した2015年作『Stars, Plants and Bugs』が話題となったフランスのベーシスト/作曲家、ルイ・ド・ミューユル(Louis De Mieulle)の新譜『Sid€show 2』。“双頭の子ども”、“小象”、“巨蠅”をテーマに据えた奇妙な楽曲群が収録されている。
鍵盤奏者/作曲家のエイタン・ケネル(Eitan Kenner)率いるバンド、Kenner のデビュー作『8Ball City』は目が回りそうになるほど楽しい作品だ。ジャンルに囚われない音楽を信条としており、このデビュー盤でもフュージョン/プログレを基調としながら電子音も大胆に混ぜ込むなど、音楽の坩堝のようなサウンドに心が踊る。
ポーランドのプログレ・ジャズバンド、オーガニック・ノイゼズ(Organic Noises)のファーストアルバムがこの『Organic Noises』。ポーランドのバンドながら、アルメニアの伝統音楽に強く影響されたスタイルが特長的かつ斬新な、非常に興味を惹かれるバンドだ。
斬新で洗練された音楽性、圧倒的なテクニックで話題のイスラエルのバンド、Pinhas & Sons。バンドを率いるリーダー、オフェル・ピンハスに経歴やバンドの成り立ち、そして今後の活動について聞いてみた。
イスラエルのキーボード奏者、オフェル・ピンハス(Ofer Pinhas)率いるピンハス&サンズ(Pinhas & Sons, ヘブライ語:פנחס ובניו)が凄い。男女ツインヴォーカルが特徴的で、ジャズやプログレ、クラシック、クレズマー、バルカン、ラテン、ブラジルなど幅広いジャンルに影響を受けた独創的かつテクニカルな音楽を展開する驚愕のミクスチャーバンドだ。