- 2019-10-26
- 2019-10-27
島田さゆり&ヒタ・マリア 注目の多国籍カルテットが奏でる至高のオーガニックJAZZ
東京出身の若手ベーシスト、島田さゆり(Sayuri Shimada)と、ポルトガル出身のジャズシンガー、ヒタ・マリア(Rita Maria)との双頭名義のアルバム『Joy』はナチュラル&オーガニックなサウンドが魅力的な素晴らしいジャズ作品だ。中南米音楽の影響も強く、ジャズファンのみならず近年のブラジル・アルゼンチン界隈の新世代ジャズが好きな方は必聴。
東京出身の若手ベーシスト、島田さゆり(Sayuri Shimada)と、ポルトガル出身のジャズシンガー、ヒタ・マリア(Rita Maria)との双頭名義のアルバム『Joy』はナチュラル&オーガニックなサウンドが魅力的な素晴らしいジャズ作品だ。中南米音楽の影響も強く、ジャズファンのみならず近年のブラジル・アルゼンチン界隈の新世代ジャズが好きな方は必聴。
イスラエル・テルアビブでモロッコ人の両親のもとに生まれ、現在はドイツ・ベルリンを拠点に活動しているSSW、「J.ラモッタ すずめ」の人気が急上昇中だ。
カーボベルデ出身の両親のもと、オランダに生まれたネルソン・フレイタス(Nelson Freitas)の新譜『Sempre Verão』がカーボベルデで大ヒット中だ。
チェロやギターに似ていながら、全く別の進化を遂げてきたヴィオラ・ダ・ガンバという古楽器をご存知の方は、おそらく数えるほどしかいないだろう。この魅力的な古楽器の演奏者が、今回の記事の主人公であるアルゼンチン出身のルシアーナ・エリゾンド(Lucíana Elizondo)だ。
アントニオ・ロウレイロ(Antonio Loureiro)の2013年リリースの2ndアルバム『Só』の紹介。予想を裏切る楽曲の展開、変拍子に難解なポリリズム、哲学的な歌詞など凡人の理解力では到底追いつけないインテリジェンスを秘めながらも、ミナスの新世代と呼ばれる音楽家たちに共通する妙に親しみ深い音楽性で全ての楽曲に魅力を感じてしまう。
島国カーボベルデのサオ・ヴィセント島の漁村に生まれ、島の数軒の酒場で歌い続けた裸足の少女セザリア・エヴォラ(Cesária Évora)は、40代にしてフランス人に“発掘”され「Sodade」が大ヒット。2003年にグラミー賞を受賞するなど、2011年に亡くなるまでにカーボベルデという国とその豊かな音楽文化を世界に広め続けた偉大な歌手だ。
アラバマ・シェイクス(Alabama Shakes)のヴォーカリスト/ギタリストのブリタニー・ハワード(Brittany Howard)がソロアルバム『Jaime』を発表した。タイトルには病気のため13歳でこの世を去った4歳年上の姉の名が冠されている。ロバート・グラスパーやネイト・スミスも参加。
芸歴66年。ブラジル音楽界の頂点に君臨し続ける歌手エルザ・ソアレス(Elza Soares)の新譜『Planeta Fome』が9月13日にリリースされた。新作をリリースする度にファンを驚かせてきた御年82歳の音楽は、今回も強すぎる刺激に満ちている。
ローファイなサウンドが魔法のようにエレクトロミュージックに馴染む「エレクトロスウィング」。そのジャンルを代表するフランスのバンド、キャラバン・パレス(Caravan Palace)が新作『Chronologic』をリリースした。
ダファー・ヨーゼフ(Dhafer Youssef)はチュニジア出身のウード奏者/シンガー/作曲家。ワールドミュージックとジャズの架け橋としてのキーマンとしても知られている。そんな彼の諸作の中で、私がもっとも衝撃を受けたアルバムが2013年作の『Birds Requiem』だ。
アルリンド・クルス(Arlindo Cruz)は、そのフンド・ヂ・キンタウの中心人物だった音楽家。彼がソロで発表した2015年作『Fundamental』は終わり行く夏に最適なサウダーヂ満載のアルバムだ。
実は私生活でも恋人同士だったというタチアナ・パーハとアンドレス・ベエウサエルト。二人の名義で2007年にリリースされた本作『Aqui』は隆盛を極める南米音楽の金字塔とも呼べる作品だと思っている。
2015年のセロニアス・モンク国際ジャズコンペティションと、2013年のサラ・ヴォーン・ジャズ・コンペティションの両方で優勝した実力派ジャズシンガー、ジャズメイア・ホーン(Jazzmeia Horn)の2ndアルバム『Love And Liberation』が話題だ。
ブラジルのベテランSSW、アドリアーナ・カルカニョットの2019年作『Margem』は「海」をテーマにした作品とのことだが…プラスチックごみの海に浮かぶ彼女の姿を写したこのジャケットのアートワークに、海に対する深い尊敬の念を隠さない彼女の悲痛な心の叫びが聞こえてくるようである。