アルゼンチン・ロサリオのジャズファンク「Latelonius」
アルゼンチン第3の都市、ロサリオを拠点とするインストゥルメンタル・ジャズファンクバンド、ラテロニアス(Latelonius)の2026年新譜『Lonius』が最高だ。パーカッション奏者2人を含むソリッドなリズム隊と強力な管楽器セクション、変幻自在のギターにキーボード、さらにはターンテーブル奏者も備えた12人の大編成(バンドメンバーは8人だが、準メンバー的に4人が加えられている)で繰り出される完膚なきグルーヴが脳天を貫き、神経を電流で刺激する。
アルバムには11曲を収録。作曲クレジットはすべてバンド名「Latelonius」となっている。
細やかな捻りの効いた作曲・アレンジのセンスも抜群で、それを演奏するバンドの一体感も素晴らしい。
野暮な説明はいらない。とにかくこの音楽を聴け。そして踊れ。
…というか、説明できるほどバンドやアルバムについての情報がない、というのが正確なところだ。
アルバム中盤の(4)「Electro Ámbar」や(6)「Mesopotamia」などで垣間見えるコズミックな志向も刺さる。
(8)「Factor」は2023年にシングルとしてMV含め公開されていた曲。どことなく、洗練されすぎていないローカルな雰囲気を感じさせてくれる点も楽しい。
バンドは地元ロサリオでの公演のほか、ブエノスアイレスやコルドバでの公演も行うなど、アルゼンチンで人気上昇中。
世界へ羽ばたくのは、これからだ。
Latelonius :
Manuel Fuertes – trumpet
Ivan Rosianski – alto saxophone
Gwido Cirione – tenor saxophone
Mauro Giolitti – keyboards
Santiago Corvalán – guitar
Juan Pablo Mariño – bass
Nicolás Mazzurco – drums
Facundo Salvarezza – turntable
Milton Mendez – trombone
Matias Moro – baritone saxophone
Santiago Arroyo – percussions
Maxy Sayes – percussions