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  • 2023-12-14
  • 2023-12-13

しなやかなグルーヴで魅了するオーストラリアの新鋭ユニット「Special Feelings」デビュー!有機的かつ近未来的サウンドが素晴らしい

オーストラリア・メルボルンの女性二人組ユニット、スペシャル・フィーリングス(Special Feelings)のデビュー・アルバム『Special Feelings』が最高だ。クラブ・ジャズに通ずるしなやかな即興的グルーヴが心地よく、ノイエ・グラフィック(Neue Grafik)からユセフ・デイズ(Yussef Dayes)、マッドリブ(Madlib)までという彼女らの影響源を凝縮したようなサウンドが展開される。

  • 2023-09-18
  • 2023-09-17

稀代のメロディメーカー、イヴァン・リンス 実に9年ぶりの新作『My Heart Speaks』

大御所イヴァン・リンスが久しぶりの新作『My Heart Speaks』をリリースした。ゲストにはこれまたコテッコテの人選でダイアン・リーヴス(Dianne Reeves)やランディ・ブレッカー(Randy Brecker)といった名前が並ぶ。天才的なコードワークやメロディは今作でも健在。彼の曲を聴けばMPBのファンなら一瞬にして撃沈、落とされてしまうだろう。

  • 2023-08-11
  • 2023-08-11

南アフリカの鍵盤奏者ボカニ・デイヤーが示す、世界の未来への力強い道標『Radio Sechaba』

現代の南アフリカのジャズシーンにおいて既に最も重要な鍵盤奏者として位置付けられているボカニ・ダイアー(Bokani Dyer)。彼の出身である南部ソト語で“社会”、“国家”を表す「Sechaba」という言葉をタイトルに冠した新作『Radio Sechaba』で、南アフリカとはなにか、という社会的なテーマに対し多様なアプローチで解釈を示してゆく。

  • 2023-08-03
  • 2023-08-03

ロンドンで活躍するテルアビブ出身鍵盤奏者ヨニ・メイラズ。悪霊祓いをテーマにしたデビュー作

イスラエル出身でロンドンを拠点に活動する鍵盤奏者ヨニ・メイラズ(Yoni Mayraz)による初のフルレンス・アルバム『Dybbuk Tse!』は、ヒップホップやネオソウル、ロックの影響も感じさせるハイブリッドな現代ジャズ作品だ。バンドメンバーには活発なイスラエルのジャズシーンの中でも特に勢いのある精鋭を揃え、先進的な演奏を聴かせてくれる。

  • 2023-07-01
  • 2023-09-27

クラプトン、ローゼンウィンケル、サンダーキャットなど参加!天才ペドロ・マルチンス新譜が圧巻

ブラジル出身、現在は米国ロサンゼルス在住のギタリスト/マルチ奏者/作曲家ペドロ・マルチンス(Pedro Martins)がまたもや、その驚くべき才能を見せつけた!ソロ名義としては『Vox』(2019年)以来の新作となる『RáDIO MISTéRIO』は、ほとんどの曲でペドロ自身がギターのみならずキーボード、ベース、ドラムス、パーカッションなど全てのパートを担当。その上で数曲で驚くべきゲストを迎え、傑作と称えられた前作を凌ぐモンスター・アルバムを生み出した。

  • 2023-04-26
  • 2023-04-26

UKジャズ孤高の音楽家アルファ・ミスト、HipHop経由のひとつの到達点を示す新譜『Variables』

UK現行ジャズを代表する作曲家/鍵盤奏者/MC/プロデューサーのアルファ・ミスト(Alfa Mist)の5枚目のアルバム『Variables』。トランペット、ローズピアノ、ギター、細かく刻むドラムスなどを軸にグルーヴを作る。その根底には地下水のようにヒップホップのビートメイキングが流れているが、無機質なループはなく、自由な即興演奏を重視しライヴバンドとしての生々しいフィーリングが終始一貫している。

  • 2022-12-18
  • 2022-12-17

アンダーソン・パークに見出されたエレクトロデュオ、DOMi & JD BECKのデビュー作『Not TiGHT』

前回のグラミー主要4部門を受賞したブルーノ・マーズ(Bruno Mars)とアンダーソン・パーク(Anderson .Paak)のスーパーデュオ、シルク・ソニック(Silk Sonic)。ちょうど昨年の今頃、本サイトでも取り上げた彼らの作品『An Evening With Silk Sonic』の楽曲「Skate」に参加した才能溢れる若者が、アンダーソン・パークが主宰するレーベル、エイプシット・インク(APESHIT Inc.)から今年デビューを果たした。キーボードのドミ (DOMi LOUNA)と、ドラムスのJD・ベック (JD BECK)による2人組ユニット、DOMi & JD BECK。そのあどけない見た目とは裏腹な大人びたサウンドと超絶テクニックでアンダーソン・パークのみならず、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)やロバート・グラスパー(Robert Glasper)からも熱い視線を浴びる22歳と19歳の若きアーティストのデビュー作『Not TiGHT』。これを聴けば錚々たるレジェンド達が何故ここまで彼らをフックアップするのかがきっとわかるはずだ。

  • 2022-12-02
  • 2022-11-28

アミール・ブレスラー、Nomok、ニタイ・ハーシュコヴィッツによる現代の電化ジャズ

ルーズなグルーヴとチープながら体温を感じさせる電子音が心地よい。ドラマーのアミール・ブレスラー(Amir Bresler)、鍵盤奏者のノモク(Nomok)とニタイ・ハーシュコヴィッツ(Nitai Hershkovits)という現行イスラエル・ジャズ・シーンを代表する3人によるEP『Rollin' Until Late』。

  • 2022-11-08
  • 2022-11-08

イスラエルの国民的SSWの血を継ぐ新世代ノアム・クラインシュタイン、デビュー!

イスラエルのシンガーソングライター、ノアム・クラインシュタイン(Noam Kleinstein)のデビューアルバム『Noam Kleinstein』。父親譲りの洗練されたソングライティング、母親譲りの表現力、若者らしい瑞々しく希望に満ちた感性と、それと同様に若者らしい不安な気分とアンニュイな雰囲気を兼ね備えた不思議なフィーリングで、新たな才能の登場を強く印象付ける傑作となっている。

  • 2022-06-21
  • 2023-01-24

ジャズという音楽の遊び場を最高のテクニックで体現するコロンビア出身鍵盤奏者、ヘスス・モリーナ

コロンビア出身の鍵盤奏者ヘスス・モリーナ(Jesús Molina)の2019年作『Agape』は、複雑ながら聴きやすくキャッチーなコンポジションを得意とし、ピアノからシンセまで鍵盤上を自由に舞う彼の陽気な音楽性の魅力が詰まった作品だ。サウンドはスムースジャズやラテン寄りの現代的なジャズ。

  • 2022-05-04
  • 2023-02-17

自然体でJAZZの未来へ進むHigh Pulp、高密度な新譜『Pursuit of Ends』

2017年に米国シアトルで誕生した次世代ジャズ・コレクティヴ、ハイ・パルプ(High Pulp)が放つ強力な新譜『Pursuit of Ends』。この数年でアヴァンギャルドなジャズからサイケ・ロック、プログレ、シューゲイザー、ファンク、ヒップホップ、エレクトロニカまであらゆるものを吸収しシーンの最前線に躍り出た彼らにしかできないであろう、完成度の高い作品だ。

  • 2022-04-10
  • 2022-04-09

ミナスの伏兵・鍵盤奏者クレイトン・プロスペリ、満を持してのデビューアルバム

ブラジル・ミナスジェライス州出身のピアニスト/作曲家クレイトン・プロスペリ(Clayton Prosperi)が初のソロ作『Cativo』をリリースした。本作にはトニーニョ・オルタ、マルコ・ロボ、テコ・カルドーゾ、ハファエル・マルチニなどミナスな重要な音楽家たちが多数参加。

  • 2022-04-08
  • 2022-04-08

赤裸々に愛を語る歌姫ジェンマ・ウメット、より芸術性を高めた新譜『Rere tot aquest fum』

スペイン・カタルーニャのSSWジェンマ・ウメット(Gemma Humet) の新譜『Rere tot aquest fum』がリリースされた。2020年作『Màtria』以来のソロ4枚目のアルバムとなる今作は、サウンド的にはよりエレクトロニックの比重を増しつつ、これまでと変わらない魔力を秘めた彼女の“声”を堪能できる独特の世界観を持った作品となっている。

  • 2022-03-29
  • 2022-03-29

ただの“UKジャズ良盤”ではない、Neue Grafik Ensemble 新譜に込められた切実な願い

サウスロンドンを拠点とする鍵盤奏者/プロデューサーのノイエ・グラフィック(Neue Grafik)のバンド、Neue Grafik Ensembleが新作『Foulden Road Part II』をリリースした。今作は2019年の『Foulden Road』の続編となる作品で、即興演奏やグルーヴの喜びに満ちているが、その底流には重いテーマを掲げる。