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Music

  • 2020-05-13
  • 2020-05-13

クソジャケ・オブ・ジ・イヤー確定!? それでもウォルター・スミス3世新譜は素晴らしい

ウォルター・スミス3世(Walter Smith III)の新譜『In Common 2』は、2018年の前作『In Common』の続編。新たにミカ・トーマス(Micah Thomas, p)、リンダ・オー(Linda Oh, b)、ネイト・スミス(Nate Smith, ds)が加わっている。クソジャケだが、中身は最高に現代的なジャズである。

  • 2020-05-12
  • 2020-05-12

フランスの気鋭ピアニスト、ポール・レイが欧州ジャズ100年の歴史をテーマに描いた傑作『Deep Rivers』

フランスのピアニスト、ポール・レイ(Paul Lay)がヴォーカリスト、イザベル・セルリング(Isabel Sörling)とベーシスト、サイモン・タイユ(Simon Tailleu)とのトリオで作った最新作『Deep Rivers』のテーマは、アメリカとヨーロッパを繋いだジャズの歴史そのもの。

  • 2020-05-10
  • 2020-05-11

中世教会音楽の美しい響き…ECMからグレゴリアン・チャント新譜リリース

まるで天国から漏れて聴こえてくるかのような神秘的で美しい響き。中世にタイムスリップしたかのような感覚に陥る…。これまでも何枚かの作品をジャズの名門ECMレコードからECM New Siriesとして発売しているグレゴリオ聖歌のグループ、ヴォックス・クラマンティス(Vox Clamantis)の新譜はエストニアの作曲家、キリルス・クレークの作品集だった。

  • 2020-05-09
  • 2022-10-01

ヤバみしかない…。衝撃のフィリピン伝統音楽×EDM!カナダの女性5人組“Pantayo”の音楽

カナダ在住のフィリピン系女性5人組、Pantayoのサウンドを特徴付ける楽器クリンタン(kulintang)はフィリピン南部のイスラム教徒たちの民族楽器で、インドネシアのガムランのような西洋音楽にはない調律が施された旋律打楽器である。その演奏をEDMやヒップホップ、R&B、ポップと結びつけ、これまでに聴いたこともないような音楽を創り出してしまった。

  • 2020-05-09
  • 2020-05-09

注目を浴びるグナワの革新。ラビイ・ハルヌーン& V.B.クール『Gnawa Electric Laune』

モロッコのゲンブリ奏者/シンガーのラビイ・ハルヌーン(Rabii Harnoune)と、フランクフルトを拠点に活動するプロデューサーV.B.クール(V.B.Kühl)によるデュオアルバム『Gnawa Electric Laune』は、近年急速に注目を浴びるモロッコの伝統音楽グナワとエレクトロニック・ミュージックを融合した興味深い作品だ。

  • 2020-05-09
  • 2020-05-09

ジャズの歴史と未来をつなぐ“今”の音。アーロン・パークスが“Little Big”での新譜をリリース

現代NYジャズの最重要ピアニスト/作曲家のアーロン・パークス(Aaron Parks)新譜『Little Big II: Dreams of a Mechanical Man』はその名の通り前作『Little Big』(2018年)の続編となるアルバム。バンドメンバーも前作からベーシストがデイヴィッド・ジンヤード (David Ginyard, b)に交代しているだけで、引き続きグレッグ・トゥーヒー(Greg Tuohey, g)、トミー・クレイン(Tommy Crane, ds)が起用されている。

  • 2020-05-08
  • 2023-09-27

超絶技巧とブラジル伝統音楽に根ざした高い音楽性を両立する若き天才6弦ベーシスト

ブラジルの若き技巧派エレクトリック・ベーシスト/作曲家、フェリピ・モレーノ(Filipe Moreno)の『Memórias』は、ショーロやフォホー、サンバといったブラジル伝統音楽をベースにした驚異の作品だ。収録曲はすべてフェリピ・モレーノのオリジナル曲で、縦横無尽に演奏される6弦ベースの超絶テクニックだけでなく幅広いジャンルから吸収した作曲センスも天才的。

  • 2020-05-06
  • 2020-05-07

タナ・アレクサ、女性としての生き様を歌う圧巻の新譜『Ona』

新世代のヴォーカリスト/作曲家、タナ・アレクサ(Thana Alexa)の2020年新譜『Ona』はセルビアの伝統的な歌をうたうコーラスグループ、Rosa Vocal Group をフィーチュアした東欧的な異色の11/16拍子の楽曲(1)「Ona」がいきなり衝撃的で、すぐに名盤と確信した。

  • 2020-05-06
  • 2020-05-06

現代のジプシースウィングの王道を行く!女性voも魅力的な Hot Club du Nax

オーストリア・チロル州都インスブルックを拠点に活動するジプシージャズバンド、ホットクラブ・ドゥ・ナックス(Hot Club du Nax)のデビューアルバムがリリースされた。この5人組はロンドン出身のシンガーとプラハ出身のヴァイオリニストを中心に、王道的なジプシースウィングを奏でる。英語やスキャットで歌うヴォーカルの声もとても魅力的だ。

  • 2020-05-05
  • 2024-07-21

ブラジル最高峰の歌手と、ピアノ&ギターの兄弟デュオが奏でる“街角クラブ”楽曲集

深みのある女性歌手と、兄弟が奏でるピアノとギターの対話。ブラジル・ミナス出身の実力派歌手パウラ・サントーロ(Paula Santoro)と、同じくブラジルのピアノとギターの兄弟デュオ、デュオ・タウフィッキ(Duo Taufic)による2018年作『Tudo Será Como Antes』は、この上なく美しく豊かなアルバムだ。