- 2022-02-24
- 2022-02-24
オルタナティブR&Bに対する日本からの回答。若干19歳のアーティスト・Salaを形作る美しい破片たち。
今R&B界では「ウィークエンド以降」ともいえるオルタナティブR&Bがトレンドだ。パーソナルなリリックと内省的なサウンド。今回取り上げるSala(サラ)の1stEP『Flagments』は、その流れに対して19歳の感性で見事な回答を示してくれた。
今R&B界では「ウィークエンド以降」ともいえるオルタナティブR&Bがトレンドだ。パーソナルなリリックと内省的なサウンド。今回取り上げるSala(サラ)の1stEP『Flagments』は、その流れに対して19歳の感性で見事な回答を示してくれた。
2022年年明け早々に2年ぶり5枚目のアルバム『Dawn FM』をリリースした現代R&Bの旗手・ウィークエンド(The Weeknd)。考えてみれば、POP/R&Bの垣根を超え、ここまで市民権を得、チャートを賑わしているR&Bに触れるのはどれくらいぶりだろうか。そこに浮かび上がるのは一人のR&Bシンガー、今から約15年前『In My Own Words』で鮮烈なデビューを果たしたニーヨ(Ne-yo)の存在だ。The Weekndが「陰」だとしたら、Ne-yoは「陽」。嗜好も音楽性も違う2人のR&Bアーティストの意外な共通点から、今注目を集めるThe Weekndを考察していきたい。
今から約10年前。タイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)が、デビュー作『Goblin』で発表した楽曲「Yonkers」はあまりにも衝撃的だった。2011年のビルボードチャートと言えば、LMFAOの「Party Rock Anthem」に代表されるようにEDM真っただ中。そんな中、MVのインパクトもさることながら「Yonkers」はウータン・クランの再来かと思うくらいのミニマルでスリリングなサウンドとクオリティで、シーンに殴り込みをかけてきたのだ。
アシッド・ジャズの生みの親、ジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)主宰のBrownswood Recordingsから今年デビューした英国発マンチェスターのバンド、シークレット・ナイト・ギャング(Secret Night Gang)のデビュー作
グラミー賞を計11部門受賞している “音楽界の至宝” ブルーノ・マーズと、グラミー賞を計3部門受賞しているアンダーソン・パークが生み出したスーパープロジェクト、シルク・ソニック (Silk Sonic)。ヒットチャートでも評価される現代版Soulの大傑作。
2019年、コロナにより世界の構図が大きく変わる以前に、FKJはこの世界を既に視界にとらえていたのではないか。そう思わせるような癒しと慈愛に満ちた温かな作品が再発された。その名も「Ylang Ylang」。
イスラエル出身のギタリスト、ロテム・シヴァン(Rotem Sivan)の新作『Far From Shore』は、ゲストにアーサー・ムーン(Arthur Moon)、ブラクストン・クック(Braxton Cook)、タナ・アレクサ(Thana Alexa)、BIGYUKIなどニューヨークで活躍する若手アーティストたちを迎え、R&Bやネオソウル色を強めた作品になっている。
フランスのフルート奏者のジ・ドリュー(Ji Dru)、カメルーン出身の女優/歌手サンドラ・ンカケ(Sandra Nkaké)らがロックダウン中に呼びかけあって制作開始したプロジェクト、『Tribe from the Ashes』。過去の音楽の延長線上にありながらも、今を超えて未来を見据えたような独特の音楽だ。
プリンスのホーン隊、NPG Hornzの元メンバーで米国LAを拠点に活動するトランペット奏者/作曲家フィリップ・ラシター(Philip Lassiter)の新譜『Live in Love』はファンク、ジャズ、レゲエ、ヒップホップ、R&Bといった要素が散りばめられ、ポップに仕上げられた良作だ。
米国ノースカロライナ州の8人組ファンクポップバンド、リライアブリー・バッド(Reliably Bad)がアルバム『Space Girl』で待望のデビューを飾った。アルバムのプロデュースは鬼才ギタリストのチャーリー・ハンター(Charlie Hunter)。
ジャズピアニストであり、同時にヒップホップのMCでもあるという肩書きを持つミュージシャンを探すことは容易ではないが、ロンドンの鍵盤奏者/SSW/MC/プロデューサーのアルファ・ミスト(Alfa Mist)は、これまでに2017年のデビュー作『Antiphon』などでそれらを両立する稀有な才能を示し証明してきた数少ないアーティストのひとりだ。
アルゼンチンのSSW、ニコラス・カロウ(Nicolás Carou)が様々なゲストを迎えて制作した知られざる傑作盤『Antes, Último』(2020年)。ネオソウル、ヒップホップ、ジャズといった要素が絡み合い、全体としてオーガニックで心地よいグルーヴを形成する。
すっぽり包まれたくなるような、懐の深い歌声。バックコーラスでキャリアを築いた So が、大物ミュージシャンとの共演で磨いた音楽性に彼女独自の世界観をプラスした全作オリジナルのEP『Joy § Peines』は、何度も繰り返し聴きたくなる名盤。
ネオソウル系の新人ユニット、サンプル・カルチュア(Sample Kulture)のデビューアルバム『Upstairs Headroom』が俄かに注目を集めている。ジャジーなキーボード/ピアノに、安定感のある女性ヴォーカル、タイトだが遊びのあるドラムとベースのグルーヴ、適度なエレクトロニック、そしてオリジナル楽曲の圧倒的クオリティ。間違いなく次世代の音楽シーンを担うユニットの登場だ。