CATEGORY

Jazz

  • 2020-10-20
  • 2020-10-20

ギター×チェロ×アフリカ音楽。異文化を繋ぐ旅人デレク・グリッパー、魂の新譜

南アフリカの卓越したギタリスト、デレク・グリッパー(Derek Gripper)の新譜『Saturday Morning in Boston』(2020年10月)は、同年2月リリースの全曲ソロギターの前作『A Year of Swimming』の収録曲を、アメリカ合衆国のチェリスト、マイク・ブロック(Mike Block)を迎えたデュオで再録音した作品となっている。

  • 2020-10-16
  • 2022-10-16

「音楽家は静寂のスタイリスト」ミナスの新星SSWマルコス・ルファート インタビュー

ブラジル・ミナスから現れた超大型新人、マルコス・ルファート(Marcos Ruffato)。自然への愛、音楽家としての使命、そして同郷の豊かな音楽コミュニティのこと、愛用する楽器のこと… 現代のブラジル音楽を代表する傑作『Vata』を発表した稀有なシンガーソングライターへのインタビュー。

  • 2020-10-15
  • 2021-09-07

現代最高の女性ジャズアーティスト、アミナ・フィガロヴァ、時代へのオープンマインドを示した新譜

アゼルバイジャン出身で、マリア・シュナイダーと並ぶ最も影響力の強い女性ジャズ・アーティストと評される作曲家/ピアニストのアミナ・フィガロヴァ(Amina Figarova)。2020年の最新作『Persistence』では、音楽シーンの流行の変化にも敏感な彼女のセンスが炸裂。今に生きる音を堪能できる快作となっている。

  • 2020-10-14
  • 2024-05-15

超絶技巧の若き天才ギタリスト、タル・アルディティ 待望の2ndアルバム

1998年イスラエル生まれ。今年はブラジルを代表する歌手/クリエイターのダニ・グルジェル(Dani Gurgel)率いる多国籍バンド、サンパウロ・パニックにも参加した最も注目される新世代のギタリスト、タル・アルディティ(Tal Arditi)が自身のギタートリオで2ndアルバムをリリースした。

  • 2020-10-12
  • 2020-10-11

クラシックとジャズを繋ぐピアノの詩人アーロン・ディール

米国オハイオ州コロンバス出身の作曲家/ピアニスト、アーロン・ディール(Aaron Diehl)の2020年新譜『The Vagabond』は、限りなく叙情的、詩的な美しさを湛えた逸品だ。クラシック音楽からの影響が彼の作曲や演奏スタイルに大きく寄与しており、ヨーロッパのジャズかと思わせるほど。

  • 2020-10-11
  • 2020-10-11

LAの人気マルチ奏者ジョシュ・ジョンソン、現代的でクールなデビュー盤

米国シカゴ出身、現在はロサンゼルスを拠点に活動するアルトサックス/キーボード奏者ジョシュ・ジョンソン(Josh Johnson)のアルバム『Freedom Exercise』は、彼が過去10年間でジェフ・パーカー(Jeff Parker)やマカヤ・マクレイヴン(Makaya McCraven)、キーファー(Kiefer)、リオン・ブリッジズ(Leon Bridges)といった面々とギグを重ねてきたレコーディングに引っ張りだこのマルチ奏者の初めてのリーダー作だ。

  • 2020-10-10
  • 2023-12-30

巨匠も惚れ込むジャズ・ヴィブラフォンの新星、シモン・ムリエ待望のデビュー作

ハービー・ハンコック曰く、「彼の音楽は新鮮で、すべての人に語りかける。彼のようなヴィブラフォンの演奏はこれまでに聴いたことがない」。クインシー・ジョーンズ曰く、「これまで聴いた中で最高のヴァイブ・プレイヤーだ」。──巨匠たちからも絶賛されるフランスの若きヴィブラフォン奏者、シモン・ムリエ(Simon Moullier)のデビュー作『Spirit Song』がリリースされた。

  • 2020-10-09
  • 2021-06-01

ブラジルのベテラン鍵盤奏者ヒカルド・バセラール、ブラジル〜ジャズを繋ぐライヴ盤

ブラジルの作編曲家/鍵盤奏者のヒカルド・バセラール(Ricardo Bacelar)のライヴ・アルバム『Ao Vivo no Rio』(2020年)は、ブルースやジャズ、そしてブラジルのポピュラー音楽であるMPBなどがふんだんに盛り込まれた彼の地でしか為し得ないと思える作品で、ブラジリアン・ジャズの魅力を知るには良い一枚だ。

  • 2020-10-04
  • 2020-10-04

繊細で美しい音に浸る。ヴァイオリン/チェロ/ピアノの珠玉のヨーロッパ・ジャズ

ポーランドを代表するジャズ・ヴァイオリン奏者、アダム・バウディヒ、フランスのチェロ奏者ヴァンサン・クルトワ、そしてオランダのピアニスト、ロヒール・テルダーマンのトリオによる『Clouds』。室内楽的なアンサンブルで、それぞれの楽器の演奏・音色がどこまでも繊細で素晴らしく、楽器の匂いまで伝わってくるような臨場感がある。